2015年6月12日

なつやすみリトルアーティスト企画 Summer Art Project

はじめての水彩から
自分の道具をもらって、張り切る。
写生。
絵の道具じゃないもので、描く。
手作りの道具。
混色。
 鏡を見て、自画像。
みんなで、大きなキャンバスに抽象画
収納用ポートフォリオを作りました。
4月に仕事が終わってから、しばらく、ぼーっと過ごし、その後、家を片づけたりしてるうちに、月日が経ってしまった。
もうすぐ、今年も半分だ。
来週、ナノカが4歳になる。
ナノカの今までの作品も、大きいものもあるので、まとめられるように、ポートフォリオを作って収納した。
こうして、振り返ってみると、いろいろ、やったなあと思う。
リトルアーティストのおかげで、ナノカ一人が相手だったら、難しいかな、と思ってチャレンジさせなかったようなことも、自然と取り組めた。

私は、もともと、美術史を専攻していて、卒業後に、絵の世界に飛び込んだ。
それまでも、美術館でワークショップのお手伝いバイトをしたり、子供用施設でアートプログラムのお手伝いをしたりと、造形教育には、縁も深かった。

ナノカに対してもそうだが、「絵を、うまくしよう」とは、思っていない。
ましてや、アーティストに育て上げよう、とも思ってない。
こればっかりは、センスだし、感性だし、手先の器用さであり、時代との相性でもある。

子供の造形で、大切なのは、「いろいろな視点を、経験すること」だと思う。
アートは、言葉や理屈では、説明が難しい、抽象的な課題を、いっぱい、経験させてくれる。
ときに、哲学的な考察を、ある時は、数学的な概念を、自然の摂理、光と影、点と線と面、頭で図を描く訓練、思ったことを形にする訓練、計画的にものを試行錯誤できる能力、仕上げる根気、人の作品を鑑賞する力。

こどもたちの作品を見ていると、そういう無限大の吸収力を感じる。
アーティストになるかどうかは、ともかく、右も左も、前も後ろも、普段の生活やお勉強では使わない脳を、ピカピカっと光らせて欲しい。
そういうことを、考えて、プログラムを考えている。

ぼーっとしていて、計画が遅れてしまったが、夏休みにアート教室をやろうと思う。
9月に、島瀬美術センターで「絵本展」をやるので、それと合わせて、準備を始めなければ、である。

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