2018年5月31日

KAEの英語観察日誌 Illustration Essay

When I was in Dublin, Irland, studying at the National College of Art and Crafts, it was the time when Ireland had just became a member of EU and it was still very traditional. One holiday, one of my classmate invited me to her house at Donegall. She lived with her big family-two brothers and 3 sisters and her mom. I sleeped in her sister's bed-actually two story beds in one room and one was free because her sister stayed over at her fiance's house. We walked just around her house for two hours at least a day.
I always remember that time when I heard the word, "hospitality"-to give their ordinary family day to me.

2018年5月30日

クーヨン6月号編集長コラム Article of Kooyon

クーヨン6月号に、編集長が、かんころ餅と上五島のことを、書いてくれました。

小さな記事ですが、先日、お会いした時に話したことを、
誠実に、書いていただき、とても、うれしく思いました。

あちこちで、「かんころ餅や五島のことを、書きたい」と私が訴える時、
「なぜ?」と、問われます。

私は、外から来た人間。
そして、それは、ひとつの食べ物でしょう?
なぜ、そんなに、熱心なのですか? と。
(熱心過ぎて、なにかを売りつけられないかと、
身構える人もいる気がします、、、)

それで、一生懸命、説明するのですが、
(必死になり過ぎて、でしょうか、、、)
だんだん、話がずれてしまうことも、しばしば。

かんころ餅は、特異な食べ物で、残したいとは思いますが、
これが、なくなったところで、日本の大勢に影響はないと思います。
その時、ほとんどの人が、その食べ物があったことも、
なくなったことも、知らないで終わるかもしれません。

問題は、そこではなく、 そうして失っていくものが象徴しているのが、
何であるか、ということだと思うのです。

そのことを、ダラダラと話し続ける私の真意を、
しっかりと汲み取って、このような文章にしてくれました。

子どもという観点から見ると、
島から遠く離れた人の心にも、身近に感じてもらえるでしょうか。

2018年5月29日

絵本作家が行くかんころの島紀行8 Article Goto island 8

Mainichi Times May 28th issue.

Arifuku Cathedral and Satsuki's farm and huge onions
世界遺産登録勧告が出た後、「おめでとう!」と様々な人に言われました。
県外から見ると、長崎県全体が、待ち望んでたように見えるのでしょうか。

この記事を書くのには、いつも以上に、苦労しました。
いろいろな人の顔や、気持ちが浮かびました。
上五島の文化を守りたい気持ちは、みな、一緒。
だからこそ、複雑でもある。

教会は、信徒さんの持ち物です。
彼らの先祖が、年収の何倍ものお金を寄付して、資金にし、
石を運んだり、貝を焼いて漆喰を作ったり、労働し、建てたもの。
今も、毎日、信徒さんが順番に、掃除をして、花を飾り、
電気代や燃料費を支払って、維持をしている。
彼らの祈りのための場所です。

だから、それを、県が、人を呼び込むための材料にしてないか、
旅行会社が、無責任なツアーを組みはしないか、
不安な気持ちになります。

一方、人の流れが、島の運命を左右し、
それが、教会や、島の人の暮らしを
守ることにもなるという面も、あります。

敬意を持って、旅をしてもらえるよう、
歴史を知ってもらい、文化を知ってもらい、島の現状を知ってもらい、
ここにしかないものを味わってもらいたい。

そういう思いで、記事を書きました。

思慮深い旅人、というのは、教えてもらった言葉ですが、
いい言葉だな、と思います。
そして、自分も、そう、ありたいな、と思います。

ここで起きていることは、
多かれ少なかれ、日本の地方で起きていること。

人口減が止められない地方では、産業を起こそうとしても、
簡単なことではなく、
それが、借り物だったり、頭でっかちだと、
定着しない上に、もともとあった、
残っている文化を損なうことすらあります。

いい結果が出るように、祈りたいです。

運動会って、たのしかったんだ Nanoka's schoool sport day

前日に、仕事で疲れた目を酷使して、ゼッケンをつけましたが、ちゃんと、米軍のおうちの子も、「1−1デービス(仮名)」などのゼッケンつけてました。All must got their name plate sewed on shirts.
1−6年生まで合同で応援合戦。1年生は意味もわからず、言われるがままにやってるのが、見え見え。一生懸命、手を叩いたり、こぶしをあげたりしてるのが、かわいかった。1-6 grades got together to made cheers. First grade kids had not known but just did as 6 grades said.
 ちなみに、応援合戦の指導は、応援団長の6年生がしたんだけど、先生に「(6年生の)言うことを聞きなさい」と叱られたと言ってた。あやふやな説明と、全く理解してない1年生との混乱ぶりを想像すると、笑ってしまう。Nanoka told me that teacher ordered 1st grade kids to listen to what 6 grade said. I just imagined the chaos of their practice time and just smiled.
運動会っていう、日本的なこのイベントを、米軍の人はどう思うんだろう、と思ったけど、ビデオ回して、大声で応援して、PTA競技に出て、めっちゃ、楽しそうでした。もしかして、このために、わざわざ現地校に入れてるんじゃないか、と思うぐらい。 Sports day was such a Japanese unique event of the year and I was afraid how international students parent feel about it, but actually they seemed to be fully enjoying! Was it the reason why they put kids into Japanese school?
かけっこの代わりに、ラッキーカラーという競技に参加。途中で、4色の旗から一本選び、それがお兄さんと一緒だとそのまま走り、違ったら、戻って、旗を持ち直してゴールに走るという競技。おもしろかった。Nanoka did "Lucky Color" kids ran to frags and chose one from 4 colors. If it was same as leader's choice, they ran straight to the goal. Others have to go back to change the frag. Fun to watch!
保育園の運動会が、とにかく、ほのぼの、ワイワイ、という感じだったので、
何日も練習をしなきゃいけない、小中学校の運動会を、正直、どうよ、と思ってたけど、
実際に見ると、「世の中に、まだ、こんな、おもしろいものが、あったのか」と
感動しました。

悲喜こもごも、眼の前で繰り広げられる、リアルなドラマと、
それにまつわる、国際色も混じった、家族。
そして、これだけの年齢差(6歳から、15歳)が一緒にスポーツしてるのが、
(それも、フレーフレー赤組、だし)、かわい過ぎました。
To be honest, I had not been positive about this event since kids need so much practice before the day, but actually it was fun to watch !

2018年5月28日

快晴 運動会 Sunny Sports Day

 修羅場を越えました。

先週、展示が終わってから、合計11枚の絵を描くプロジェクトがあり、
締め切りが、月曜日。
ずーっと缶詰になってましたが、
土曜日の時点でも、終わっていませんでした。

日曜日は、ナノカの運動会。
直接、原画を引き取りに来て、船で運ぶことにまで、話が切迫。
「月曜日の朝で、大丈夫ですか?」と言われ、
「いや、運動会が雨で、順延なら、日曜日に作業ができて、
朝イチで提出できるかもだけど、、、」
と言ったら、
「日曜日、晴れですよ」
と、冷静に言われてしまいました。

言われた通り、日曜日は、快晴。
結局、提出を、月曜日の昼にしてもらい、
運動会後、ヘロヘロの中、作業をして、さて、あとは、
明日の午前中に最後の仕上げをすれば、大丈夫!

と思っていたら、
ナノカの熱が38度4分まで上がり、夜じゅう、メソメソと泣かれました。
眠れませんでした、、、

でも、なんとか、提出しました。
予定では、学童に突っ込んで、猛スピードで仕上げて、船着き場に
持って行く予定でしたが、熱のナノカがいたので、
マンションまで、取りに来てもらいました。

修羅場の中で、子供の行事がやってきて、
もはや、これまでか、
とうとう、子供の運動会も欠席する日が来たか、、、と
思いましたが、なんとか、どっちも乗り切れました。

本当に、よかった。

運動会では、「がんばったのに、白組に負けた。
白組の子とは、もう、口をききたくない」
という、スポーツマンシップのかけらもない、勝ち負けにこだわり過ぎた
意見を言ってて、おもしろかったです。

ナノカの学校は、小中一貫校で、中学生とまじって、競技があって、
応援合戦とか、突然、やらされて、混乱した小学1年生と、
おっさんみたいな、応援団とが、一緒に見れました。

さらに、米軍の子が多い学校なので、
100メートル走が終わった退場門に、
全身タトゥーだらけのお父さんが、うれしそうに待ってて、
恥ずかしそうに男の子が、ハイタッチしてたのも、ならでは、だなあと
なんだか、微笑ましく思いました。

全部、おわって、晴れ晴れした気持ちです。
ハイホー!

2018年5月25日

自由という名のノート Notebook of freedom

カーニバルで踊ったり、桜の花びらの下で幸せそうにしている、パパとママ(カーニバルって、どこで、覚えたんだ?)
虹の下にいたり、木登りしたりするママ(ママも自由人らしい)
オリジナル迷路(お化けがかわいい)
ママ達のお金ランド(欲望の店?五万円札が欲しい)
虹色のリモコン(何に使うか、ドキドキ)
ことばあそび(反対言葉とうれしくなる言葉)見習いたい。

小学一年生。
学校生活も、はや1ヶ月が過ぎた。
ナノカが、「じゆうちょうが終わった」と言う。
もう?

ということで、見せてもらったら、
それはそれは、おもしろいものが、いっぱい、書いてあった。

オリジナルゲームとか、
自己紹介とか、
保育園のお友達への手紙とか、
目白押しだ。

どうやら、休み時間、絵を描き続けていたらしい。

いまどき、自由帳なんて必要なの?
ずいぶん、古いカルチャーがそのまま生き残ってる、と思ってたけど、
知っている顔もいない集団に入り、突然、自由を奪われた
(カリキュラム通りに、椅子に座ってること自体、はじめて)
ナノカにとって、休み時間、ここに自由を見出してたんだな、
と思った。
まさに、じゆうちょう、なのだ。

という訳で、すぐに、2冊目のじゆうちょうを買ってきて、渡した。

2018年5月24日

缶詰工場 just before the due

展示が終わり、一息、、、とはいかず、
月曜日までに11枚の絵を描かねばならず、
さらに、記事の締め切りもあった。そっちのイラストもある、、、

というわけで、吐きそうになりながら、缶詰。
でも、24時間を、仕事のために使えるわけではない。

どんどんと食事の質が、著しく落ちていくし、
家族には、申し訳ないと思うが、
核家族で、山のてっぺんに住んでいて、
フリーランスで仕事をしている以上、
締め切り前は、どうしようもないのである。

でも、「ママが、最近、褒めてくれない。
怒ってばっかり」と言われてしまう。
「早くしなさい」「片付けて」「汚さないで」
は、ピリピリしてる時、3大ワード。

今日は、自分でお風呂に入り、クリームを塗り、
頭を乾かし、歯を磨き、ピアノの練習をしてた。
当たり前になって、できないことへの小言の方ばっかり、増えちゃってる。


寝る前に、罪滅ぼしに、絵本を一冊読みました。
いろんな事が、チャラになる、ありがたい時間。

最後は、徹夜に近いところまで行くかもしれないけど、
がんばりどころ。なんとか、やりきろう。
そして、終わったら、さすがに、家族サービスしたい。

2018年5月22日

かんころ文化を味わう催し Tasting the culture of Kankoro


本日、無事、「知られざるかんころ餅の世界」展が、閉幕しました。

土日は、高橋さんの講座と、実演と試食のイベントをやりました。
ナノカも、朗読のお手伝いをしっかりとこなし、
これも、無事、終了。

 展示の雛形を作ることができたので、
これから、巡回することもできるようになりました。

展示が成功しても、すぐには、かんころの衰退を、どう、食い止めていけるのか、
答えは、見通せません。
ただ、会場に、思いもよらないお客様が来て、
「なつかしい」「おいしかもんね」と
思い出話を語られる姿は、
「やってよかったな」と、それだけで、思えました。

解決策は、まずは、多くの人が、自分の原点やルーツを振り返ったり、
大切な時間を思ったり、 立ち止まって考えることから、
始まるのでは、とも思うのです。

ただ、走り続けてきた、現代ニッポン。
迷走を始めて、なんとなく、それぞれが感じる不安や危機感。
でも、それを認めるのは、ひとりでは、難しい。

一番、おもしろかったのは、主義や、思想や、信条が違っていても、
かんころ餅では、人が繋がれたことでした。
長崎県人にとっての、かんころ餅の深さに、ただ、ビックリするばかりです。

これから、1週間、たまった仕事をするために、
缶詰沈黙状態になるかと思いますが、その後、また、
ゆっくり、今回の振り返り、そして、次の展望を考えたいと思います。

ご協力いただいた、みなさん、
来ていただいた方、応援メッセージを送ってくれた人、
すべての人に、感謝いたします。

それでは、みなさん、おやすみなさい。

2018年5月17日

報道、そして、人に届ける Broadcast would bring the info to people

昨日、NIBの放送があり、本日、録画を見せてもらいました。
今日は、KTNの取材があり、また、高木さんは、前日にパタゴニアの番組で
FM長崎の収録をしてきました。

広報活動が続き、めまぐるしい日々ですが、
会場には、「新聞を見て」「テレビを見て」という人が少なからずいて、
「かんころ餅のことが、知りたくて」「懐かしくて」と耳にすると
報道の力は大きいなあ、と実感します。

私は、書いて、描いて、が仕事なので、
人前に立つのも、話すのも、苦手で、
きまりが悪い気分になるのですが、
せっかく、ここまで、コツコツと取材を続け、
行政に訴えてまで、リーフレットを作り、
多くの人の協力のもとで、ようやくたどり着いたもの。
これを、より多くの人に届けることで、次のムーブメントになることを思えば、
人前に立つことも、時に、必要なのだな、と思いました。

作ったものが、一人歩きし始めるまで、今少し。
表にも立ち、人とも話し、訴えていく。

がんばりましょう。

2018年5月16日

テレビ佐世保 Cable TV Sasebo

5月15日版で放送
テレビ佐世保で、「知られざるかんころ餅の世界」展を紹介してもらう。

多くの市民の方が見てる番組で、
がっつり、紹介してもらった。
それだけ、長崎県人に、かんころ餅が、身近なものなのだな、と実感。

意外に、「大好き〜。え?なくなっちゃうなんて、イヤだ〜!」
という、シンプルな気持ちは、ものごとを動かすのかもしれない。
そんな手応えも感じたり、、、

それを引き出すために、
地味でコツコツとした取り組みが、ひとつひとつ、あったわけで、
「よくやったなあ」と、われながら、ちょっと、誇らしくも。

 今日は、できあがったティーシャツを着て、展示を開けます。

2018年5月15日

Tシャツができました T-shirts

できあがりました
Tシャツができあがったので、友人にボディを借りて、
人の店の前で、写真を撮ってきました。

サイズは 100 110 120 130 140 150
S M L XL

いずれも、2800円。
かんころ文化研究会会員になると、2300円になります。

16日から、展示会場で販売いたします。

2018年5月14日

「知られざるかんころ餅の世界」展はじまる The Exhibition starts!

写真中心の場所とThe Kankoro exhibition was devided two, one is photos
原画と記事が中心の場所があり and other half is article and drawings
道具の展示もあります。Also there are several tools
コラボメニュー「かんころサンド」が、館内カフェで食べられます!you can eat original sweets of Kankoro at museum cafe.
始まりました!
テレビ局の取材が重なり、賑やかなスタート。
カメラの前で喋るって、難しい、、、
でも、なんとか、終わりました。

展示を観た館長にも、「参考にして欲しい展示」と言ってもらえた
写真、原画、道具、と
バランスの取れた、展覧会になったと思います。

そして、本日、かんころ文化研究会に入会申し込みがありました。
その中に、学生さんが混じっていて、
向こうから声をかけてくれた、その心意気と、
若い力に、期待が膨らみました。

なんだか、世界は、まだまだ、希望に満ちていて、
変わっていけるんだと、感じました。

2018年5月11日

ライフ佐世保 Article on Life

ライフも、記事を書いてくれました。

かんころ文化研究会マーク Kankoro

かんころ文化研究会の認証マークも作ってみました。
I designed the mark of Kankoro study group.

新聞掲載後、県庁に問い合わせも、来ているそうです。
反響、うれしく思います。

展示期間中、お手伝いで受付に入っていただける人も、何人か決まりました。
間の時間は、わたしが受付に座るので、
そこで、仕事をすることにしました。
実演パフォーマンスも兼ねて。

あとは、19日、20日のトークショー、実演時間、
会場に私たちもいますが、バタバタしてしまうので、
受付、手伝いますよ!という方がいらっしゃったら、助かります。

たくさんの人のご協力をいただき、本当に、感謝感激です。
ぜひ、よい展示にしたいと思っています。

かんころ文化研究会Tシャツ販売 T−shirts for Kankoro

I designed T-shirts for our study group.
It will be available after May 16th.
One for 2.800 yen.
If you become member of study group, you can buy for 2.300 yen.

かんころ文化研究会Tシャツが、5月16日より、販売になります。
サイズは、XL L M S そして 150 140 130 120 110 100 になります。
1枚2800円。
ただし、かんころ文化研究会会員になった方は、会員価格2300円で購入できます。

2018年5月10日

長崎新聞記事 Article of Nagasaki Times

長崎新聞に、大きく、扱ってもらえた。
半ページ以上を使って、3人、それぞれを扱った記事だ。

長崎新聞は、県内で大きなシェアを持つ新聞。
ここに載ることで、多くの人に知ってもらえることになっただろう。

知ってもらい、共感してもらい、
「そうですよね〜」
「わたしも、手伝いますよ」
「こんなアイデアはどうだろう?」
という声が上がってくることを、期待しての活動であったから、
記事が特定の人にしか読まれず、
反応がないまま、走ってきた道のりは、それなりに険しかった。

なので、シンプルに、「よかったなあ」と思う。

一過性の世界遺産騒ぎだけではないサポートを、
長崎県民同士なら、きっと、できるはず。

風が来た。さあ、船を動かそう。

そんな気分です。

2018年5月9日

問題提議とソフトクリーム Icecream and problem presentation

去年の2月に初めて、訪れた江袋教会 I visited Ebukuro Church February 2017 for the first time.
その後の私の生活を変えました。It changed my year after that.
今日は、展覧会のポスターを貼ってもらおうと、街をウロウロしました。

この1年のことを、思い返してました。

去年の2月、上五島を訪れた後、
「今、この状況を、なんとかしなければ、文化が消えてしまう」
と思い、ここを舞台にお話を書いて、記録したいと思いました。
そのために、取材に通いたい。

通うには、資金が必要。
まずは、どこかに記事を載せてもらおうと、
5月に東京の雑誌社などを回りました。

反応は、私が期待してたものではなく、すぐに
取り合ってくれるところは、どこもありませんでした。
「今は、こういう記事、載せる余裕ないよ」というのが主な反応でした。

私の想いは、どこにも行けないまま、撃沈。
気を落とした状態で、夏を過ごしました。

風向きが変わったのは、秋に図書カードの取材に来た、新聞社。
ふと、雑誌はダメでも、新聞はどうだろう、と思い、
寄稿したい記事がある旨を、訴えてみると、
「いいですね。やりましょう」と、トントン拍子で寄稿が決まりました。

新聞への寄稿は、取材費と原稿料がほぼ同額の、
通えば通うほど、赤字になる生活。
仕事としては、多忙なのに、家計が真っ赤っかで、
時に、家族に迷惑をかけながら、通っては、記事を書き続けました。
 「ここには、大切な何かがあるから」と。
家族が、「まちがってない。ちゃんと、進んでいる」と
応援してくれたからこそ、 やれたことです。

記事が数回分たまると、だんだんと、周辺の人の協力が得やすくなり、
また、反応も変わってきました。
そして、とうとう、県でリーフレットを作るところにまで、こぎつけたわけです。
このリーフレットのおかげで、私は、久々に手元に残る収入を得ました。
それを資金に、また、東京へ行ったり、島へ通ったり。
結局、半分以上、活動資金で使っちゃったんですけど。

かんころ餅の危機を訴えて、 私に利があるかといえば、ないです。
この活動で、すぐに、救われる人が出てくるわけでもないのです。
だから、一生懸命語っていて、相手の反応が悪いと、ひるんでしまうことも。
「こうするといいんです」という答えがない。

でも、そういうものは、そんな理由で、放置され続けてしまう。
その間、問題は、だんだん、深刻度を増して、
手がつけられないぐらい、山盛りになっていく。
そういうことは、日本じゅうに溢れている。

あちこちで、言われました。
「かえさんの、行動力、びっくり」と。
みんな、同じように、何か、日常生活で、問題提議を見つけることは、
あるんでしょう。
でも、行動に起こして、力技で、実現していくことは、なかなかない。
だから、「お、実現してるよ、あの人。びっくり!」
と思う人もいたのかな、と思いました。

すべての人に、「いいね」と思ってもらうのは、難しいことです。
もしかしたら、70センチの長いソフトクリームと一緒に写真を写したら、
かなり多くの人が、「いいね」と思うかもしれません。

でも、こうした問題提議を、
すこし重ための記事も読んで、悲しい現実も受け止めて、
「一緒に考えないとね」と感じて、「いいね」と言ってもらおうとしたら、
相手の人にも、それなりの余裕がいります。
だから、たくさんの「いいね」は、難しい。

問題提議を、すこしでも、ソフトクリームに近づけるために、
私は、お話を書こうと思っているのだと思います。

なにはともあれ、人生を真剣に生きてきたおじさま達を
仲間として、一緒に戦えたことは、私の誇りです。

さあ、もうすぐ、幕が開きます。
The show is about to start.

2018年5月7日

世界遺産への道行 Goto will be World Heritage

今回は、家族で、教会のミサに参列しました。My family and me went to join the mass in Goto.
上五島の南の方まで、足を伸ばしました。月1のミサへと、信徒さんが減っています。Small church in Kamigoto was about to expand the culture since the believer's number decreasing radically.
朝、フェリーに向かうラジオで知った、世界遺産登録に向けた勧告。
これから、さまざまなことが変化していくであろう上五島に、
その日に、向かうことに、不思議な気持ちになりました。
I heard the news on car radio going to the port
that churches and hidden Christian culture in Nagasaki and islands
would be the World Heritage by UNESCO.

私が会うどの人も、いつもと何一つ変わりない笑顔で
それを見て、ホッとしました。

世界遺産登録自体が、いいことなのか、悪いことなのか、今はわかりません。

目立った産業がなく、人口が激減している上五島に、
人を呼び寄せ、経済を活性化する意味では、観光業は起爆剤にはなるでしょう。
でも、同時に、慎ましやかな、静かな暮らしと、
素朴な信仰が、おびやかされる不安を、ちらほら、耳にしました。
I was not sure if it was good or bad for the people living there.
The populations is getthing low, and no strong production there
to keep young generations to the island, so sightseeing will be
the big wave to the island economy.
But at the same time, people there are scared of being disturbed
to live quietly to keep their simple faith.

「観光」とは、なんなのだろう?
わーっと、めずらしいものの場所に行き、写真を撮り、
美味しいものを食べ、お土産品を買って、帰る。
それだけだと、外の資本が流入して、
思うように、島の活性化にはつながらず、
むしろ、島の文化を損なってしまうことも。
(中央の資本の会社が、大型店舗を作ったら、
島の小さな産業は潰れてしまうでしょう)
What is Sightseeing?
Going somewhere to see something rare
and eat good thing, buy the souvenir.
But it does not help the region
since many big companies came over to make
"Sightseeing business" then made production outside
then actually they even took over small business in the area.

でも、ていねいに、文化を知る、旅人が増えれば、
島の産業を応援する商品を購入してくれ、
理解ある人が、全国に増え、
また、島に定住する人も増えていくかもしれない。
But if tourists are wiser and tried to know better about the region,
then buy to support the culture of the region,
then people who know better spread the world,
it will be big help-one of them might move to there.

少しでも、住人にとって、よいものになるよう、
島の人の生活を守り、文化を守り、幸せを守ることに、
貢献できるよう、みんなで、知恵を絞っていけたら、と願うのでした。
I just wish this movement would be good to people there.
To support their life, culture and happiness.
We should get together to bring each ideas to be good.

2018年5月6日

ゴールデンウィーク島日記 Golden Week Island diary


来ました、上五島!海に入りたい! Beautiful ocean. She wanted to play in the beach
と張り切ってたけど、砂嵐に会い、戦意喪失。but strong wind blew her passion away.
さつきさんの畑で玉ねぎの収穫 she worked at the farm
古田さんの魚網ハンモック She played at the hammock made of fishnet.
えんでは、ずーっと動物と遊んでました。Played with animals
濡れたモモちゃんに、自分のタオルを提供。She gave her precious towel to old wet cat.
「えんにち」にて、自家製にがりで豆腐作りワークショップ Tofu making-at sea salt making farm
行ってきました、上五島。
ナノカは、土を触って、
動物に触れ合って、がとにかく、楽しかったよう。

子は年々、変化する。
「自然にそれほど興味がない女子」タイプと思ってたのは
どうやら、修正しなきゃいけないようです。
島の自然や人が、「たのしいよ」と
教えてくれたんでしょうね。

ただ、ずっと、石を拾ったり、
ただ、ずっと、草をちぎったり、
無になって、遊ぶ。時間を忘れる。
外にいる限り、「たいくつ」という言葉を、まったく、発しませんでした。

何もない、てことは、何かあるなあ、と思いました。
何なんでしょうね。
She enjoyed to touch soil, played with animals at Kamigoto  island.
She used to be less interests in nature, but she had changed.
The nature of island told her it was fun.

Looking for stones,
picking glasses,
she played with no intention. She thought nothing.
Forgetting the time passed.

There is nothing. It means something.
What is that?

2018年5月4日

リトルアーティスト「ヒカリある絵」 Little Artist "light and picture"

今日は、世界のステンドグラスと、カンディンスキーのガラス絵を見ました。
透明の板に絵を描き、色を貼ったり塗ったりしていきます。
額の色と、中のガラス部分のバランスが、かわいらしいです。
光を通すと、こんな風に!
こちらは、ランダムに貼ったセロハンと、線画なのですが、
光を通すと、こんなに、ステキに!
たくさんの要素を、色とりどりにキッチュに描きました。
光を通すと、全部が浮き上がってきました!
あえて、ガラスと外の額を同じ色で塗り、ポイントの色を抑えた、かわいらしい作品が
光を通すと、教会のステンドグラスのよう!

東欧の壁飾りみたいな色合いの、かわいい作品。
光の中でも、やさしい雰囲気が出てますね!
シンプルだけど、黒の切り抜きを使い、すべてをセロハンで着色する細かい作業
とても、美しく、浮かび上がりました。
苦労しながら、虹も、すべて自分で貼り付けた2年生。
光に透かしたら、びっくりするぐらい、雰囲気が出ました。
こちらは、とても、大きなクローバーが特徴の作品
赤が、緑の大きな葉っぱを際立たせています。
こちらは、線画のピアノを、自由なカラーリングで仕上げました。モダンですね。
ステンドグラス風の絵を描く、というプロジェクトでしたが、
アクリル絵の具という、普段使わない、画材に苦労したり、
透き通る板、という素材に、頭がこんがらがったり、
ちょっと、いつもと、勝手が違ったかもしれないけれど、
最後、光を通した時、
それまで、半信半疑で作っていた顔が、
ぱあ〜っと輝きました。

「絵」といえば、紙に絵の具、というのが、
当たり前のようになってますが、
古今東西、意外に、いろんな場所に、いろんな素材で、絵は描かれていて、
そのいくつかは、室内装飾になっています。

「透き通る絵」というのも、たまには、おもしろいですよね。