2016年3月29日

文学少女ナノカ Bookloving Nanoka

園で見たという作品を、あわてて、原作を借りてくることに。
園でビデオを見ることがあるみたいだ。
私は、そこには、こだわりがって、
「名作を、ディズニーのアニメーションで、イメージを固めたくない」
と、原作を読み聞かせすることになる。

アリスは、小学校高学年向けの読み物だが、仕方がなく、読み始めた。先に見たら困るので、魔女の宅急便も読んだ。
いつも、お話に飢えているので、長くて、文字がびっしりの読み物は大喜びである。

人口知能ができることが増えてきたけど、小説は書けないだろう、
よし、ナノカは(理系の片鱗も見えないし、、、)徹底的に文学にどっぷりだ!
と思っていたら、先日、人口知能の作品が、文学新人賞の予選を通過したという。
これから、やっぱり、文系の生きる道は、厳しいんでしょうかねえ?
この育て方は、マズイんでしょうかねえ?

2016年3月28日

花のない花見 Picnin under no flower cherry blossom

10 minutes ship to Matsushima Island.およそ、10分たらずの乗船で、松島に。
火力発電の島。一山が、だいたいフェリー一隻分の石炭。産地によって成分が違うので、ブレンドして使う。日本の技術では、M2.5につながるような煙が出ていない(今も、稼働中)Now it is island of electricity. No black smoke from chimney because of latest technology.
公園の定義は、果樹があり、ベンチがあること。日本一小さな公園。五島灘をのぞむ、夕日が素晴らしいそう。Smallest park in Japan.
今は、住人500人ほどの穏やかな島だが、炭鉱最盛期は1万3000人ほどいて、学校、病院なども完備。これは、伝染病が出た時に、衣類や布団などを焼いた焼却炉あと。海に灰がそのまま流せる構造になっていた。
質のいい石炭が出た第4炭坑あと。水害で被害者を出した。Ruin of mine.
島の道は、海につながる。Path goes to the sea.
捕鯨で長者番付にも乗った、深沢家3代目の墓。tomb of the island's richest person.
今日、出会った女の子と、意気投合。Nanka made friends with girl she met.
花は?桜は1〜2分咲き。帰りに菜の花畑があったので、ちょうじりあわせ。No cherry blossom, so we saw the rape blossom instead.
今週末がお花見最適日だろう、と計画した人も多いだろう。
わが家も、「お花見しないの?」とせっつかれ、松島の桜坂に行くことにした。

花は撃沈だったけれど、
島内一周案内バスに乗り、島の歴史や景色を学び、親は大満足。
ナノカは、船で出会った女の子姉妹と友達になり、いい思い出に。
花はなくても、春になって、出かける気持ちが大事なのかも。

今週は、水曜日から東京。
東京で、桜、見られるかな。

2016年3月26日

Working Mom and Daughter at the Cafe 娘とスタバで仕事

スタバで仕事する私と、絵を描くナノカ Working Mom and drawing daughter at the Cafe
バリエーション豊かで、いい感じの絵。Funny drawing.
締め切りが終わり、次に向け、すこしだけ、余裕のある1週間。

ピアノのレッスンにお迎えに行くと、「おやつを食べてない」とぐずったので、
レッスン後に、「お茶しながら、仕事しよう」と誘った。
ナノカは、ココアを、大切そうに飲んでいたが、
飲み終わると「公園行こう!」と言ったので、
「もう少し、仕事させて。ナノカも絵を描いて」と紙を渡した。

絵も、登場人物は、それぞれ個性があるし、
飾りや、細かいパーツ、文字をスペースに収めるところなど、
空間を上手に使っていて、ずいぶん、手先のコントロールがうまくなった。
絵は、定点観測になるので、内面、外面の成長がよくわかる。

向かい合って座って、それぞれ作業しながら、おしゃべりしてるのは、
とても、楽しかった。

2016年3月24日

Beautiful Crafts of Tohoku 東北のよいもの

先日、東日本大震災から5年を迎えた。

私にも、気軽に続けられることはないか、と思い、
毎年、自分のお小遣い(わが家は、夫婦とも、お小遣い制。少額です)で、
なにかを買って、紹介することにした。
長く続けられることを重視して、
あえて、普通のお買い物、という形にした。

今年は、南部鉄器。
ところが、世界的に人気が上がっていて、
品薄で、送られてくるのに、かなり時間がかかってしまった。

When 5 years passed after Tohoku Earthquake and Tsunami,
I wondered if I can support them some way.
Then I decided to buy something from Tohoku every year and introduced it.

This year, I chose Nanbu Takki Iron Pot.
Actually it got so famous in the world that harder to get now.
及源の万用鍋。アウトドアにも使え、蓋は別っこに鉄板でも使える。Oigen, Iron pot.
こちらは、遠野で買った、竹細工。
Also I bought rare bamboo basket when I traveled there last time. It is originally made for seeds keeping, so they put wood skin between bamboo bones.
種を入れるものだそうで、木の皮が貼ってあるため、細かいものも入れられる。Bamboo basket from Tohno, famous Japanese fable village.
 東北の人は、手先が器用で、実直で、腕のいい職人さんが多く、美しい工芸品が多い。
大切に、使わせてもらいます。
People in Tohoku are said hardworking, skillful, so there are so many beautiful crafts and products. I wish that they recovered circumstances and last the tradition.

Princess Sesame will start in April! えいごであそぼ「プリンセスセサミ」始まります!

Somewhere in the world, there is the Kingdom named Pistachio.世界のどこかにあるピスタチオ王国。
In the castle, King Pea, Queen Nuts, Princess Sesame lived together.お城に住んでるのは、王様、お妃、そして、セサミ姫。
Mommy is hippie artist traveling all over the world.お母さんは、世界を旅して回るヒッピーアーティスト(普段は、城にいません)
Daddy is sweet home daddy. Saseme is cheerful girl. She also lived with animals.お父さんは、やさしくて、家庭的。お転婆なセサミは、動物たちと一緒に楽しい日々を過ごしてます。
What is going to happen? It is coming this spring, April 4th! どんなことが、起こるでしょうか?4月4日スタート!
去年後半から、携わってきたプロジェクトが、とうとう、始まります!
えいごであそぼ 月〜金(絵本コーナーは、月〜木)8:40ー8:50
                    再放送 4:05ー4:15

お話は、世界のどこかにある、ロイヤルファミリーのおはなし。
元気な女の子、セサミ姫が、ちょっと風変わりな形態の家族と巻き起こす
ちょっと変わった日々のお話です。
英語ではありますが、とーっても、シンプルで、わかりやすいと思うので、
ぜひ、小さなお子さんから、英語はちょっと苦手、という大人まで、
見てください!

Fron April 4th, the new program, Princess Sesame, will start.
NHK Educationl channel  Mon-Thu 8:30-8:40
                                      re-air  4:05-4:15
It will be 1 minutes story telling during the program.
The story is : About a royal family somewhere in the world.
Daddy is King Pea, very kind, good chef and good housefather.
Mommy is Queen Nuts, Hippie artist who travel all over the world to send people love and art.
Princess Sesame is very charming 4 years old girl.

It is very short and simple stories, so it is easy to understand even for those who was not goodl at English.

2016年3月23日

一時休戦  rest till next meeting

連休明け、なんとか、今抱えている分の原画を提出しました〜

全10週分のうち、4週を終えたところ。
4月2日は、それ以降の打ち合わせがあり、
(3月30日〜4月3日、東京の予定です)
それまで、次の、お話作りがありますが、
この作業は、カフェでお茶しながらもできるので、
家で、ひたすら、原画を仕上げる作業は、一時休戦です。
ああ、開放感!

まあ、作業しながらも、
ちょくちょく、出かけていましたが。
連休2日目、有田で、着物を着せてもらい、髪もセットしてもらい、
ぞろぞろ、有田の街を観光。一人だけ、みそっカスなのに、必死でお姉ちゃんたちの輪に入っていこうとしています。
好きなお姉ちゃんがメガネをかけてたからなのか、この日は、メガネをかけ続け、どの写真も、大女将のよう。
最後に、パパに「眼鏡拭いてあげる」と預けさせ、撮れた、たった一枚のまともな笑顔。柿右衛門さんのお庭にて。お姉ちゃん達は、着物カレンダーか、お見合い写真のようなポーズで、いっぱい、撮ってましたよ。

連休、最終日。平戸の温泉に行く途中で、棚田に菜の花が咲いているのを見つけた。これは、撮らねばね。
菜の花って、あまーい香りが、すごい。
こうして見てみると、まあまあ、息抜きをしているのですが、
気の弱い私は、締め切りそのものに、追い込まれて、
オバケが襲ってくる夢を見たり、殺し屋から逃げ回る夢を見たり、
毎日のように、うなされて、「うるさかった」と、家族の評判も悪かったです。
しばらく、静かに眠れるでしょうか。

昨日は、提出した開放感と、疲れがどっと出て、
ナノカのおしゃべりも、頭に入ってこないで、撃沈でした。
落語家もびっくりなぐらい、しゃべり続けるので、
聞いてるだけでも、まあまあな苦行なのです。

まず、自分が生まれる前に、空にいた時の話をしてくれました。
この話は、よく、してくれるのだけど、
だんだん、尾びれ背びれがくっついて、
完全に、ナノカの創作活動になってます。
飛行機雲に向かって、
「みんながいるよ。おーい」と、手も振ってました。
飛行機雲の上に、生まれる前の子供たちがまっすぐ並んでいて、
順番が来ると、小さな雲に乗り換えて、それぞれ行き先の家族を探して、
移動するシステムらしいです。
アリちゃんと、スーラちゃんと、マミリーちゃんというおともだちが、
雲の上には、いたんだそうです。

そのあと、「ウサギとカメと、どんぐりと、電車」という話を作ったと言ってました。
どういう組み合わせなんだか、、、 (ちょっと、興味があります)
そして、保育園で思ったこと、バスに貼ってあるポスターの話、などなど延々と
続きます。家に着く頃には、私は、もう、お腹いっぱい。
でも、さらに続くんですよねえ、、、
そして、昨日は、とうとう「うるさい」と言ってしまいました。
ただ、しゃべってるだけなんですけど。

こんなにしゃべるのが得意で(素晴らしい文章力です)
楽しそうなんだから、のばしてやるべきなんでしょうが。
どっかに修行に出したいぐらいです。私の手には負えません、、、
字を覚えさせて、ノートにしたためさせたら、少しは、
静かになるでしょうか?

2016年3月20日

渋い色のスカート Skirt for paper doll

ナノカの保育園の修了式でした。
ナノカは、まだ2年ありますが、お手伝いで、式に参加。
当事者でないのに、泣いてしまいました。
赤ちゃんから一緒だった子供たちが、こんなに大きくなり、旅立っていく!

さて、式が終わり、家に帰ったナノカが、作った一品。
白いブラウスに、スカート。
どうやら、自家製のファッションチャートらしい。
色の組み合わせが渋い!
南蛮人?襟もついてるし、刺繍もシンプル。
こっちは、王子様?白一色だけど、ちゃんと、ズボンや冠は、別に作ってある。
「うーん」というものも、いっぱい作ってるけど、
手持ちの物品で、いろいろ、作るっていう遊びが、定着してきて、
なんだか、たのもしい。

2016年3月16日

butterfly pin ちょうちょうの髪留め

保育園の女子の中で、
「切り紙を、髪飾りにする」というのが、流行っている。
ピンクの紙を、ハートなどに切り抜き、髪の毛に、セロテープで留めるのだ。
もともとは、モンテッソーリのおしごとの一つで、
「半分に折って、絵を書き写して、切って、形を作る」
という作業で、できあがったものだが、
一人の女の子がやり始めて、広がっていったものなのだろう。

ある日、迎えに行くと、ナノカの頭に、大きな蝶々が留めてあった
これが、そのブツです。
 この時は、ご丁寧に、耳に、小さなハートのイヤリングまで、貼っつけてあった。
当然のこと、風に吹かれて、すぐ飛んで行ってしまうし、やぶれそう。
でも、おもしろいなあ、と思ったので、
いつか、丈夫なものに、リメイクしてあげようと思っていた。
昨日の夜、すこし、時間があったので、やってみることにした。

まず、紙の蝶々をフェルトの上に乗せて、チャコで線を引き、切り取る。
ハサミ、右手、練習中。
 そして、ふちどりを、刺繍糸でステッチ。
細かく、ていねいに、できるようになった。
 私も一個作ったので、2つできあがった。
上:ナノカ 下:わたし
さっそく、つけて、登園です。
昨年末、着る服で、朝トラブルになることが増えて、
服を、全部、自分で選ばせることにした。
スカートは2枚履いていくし、薄着だし、同じ服のローテーションだし、と
少々、目をつぶらないといけない部分は、あるものの、
なんとか、一人で全部、管理している。

ピラピラとピンク!の超女子女子な趣味で、全身揃えるのかと思いきや、
案外、地味な色を入れて、抑えてくる。
子供なりに、バランスを感じるものなんだな、と思う。

すべて、ナノカの好きにさせる、というのは、
ワガママやこだわりが、増長して、えらいことになるかも、とも思ったが、
この1つで、とても、自分が尊重されたと感じたようで、
びっくりするぐらい、安定した。

先日、私がカーキのスプリングコートを着たら、
「ママ、それ、すごい、かわいいね」と言ってきた。
10年以上着ている、地味だけど、型も色も気に入っているものだったので、
「この、良さがわかるの。さすが〜」と言ったら、
まあね、という顔をしていた。

先日は、二人でAdvanced styleという、アメリカのドキュメンタリー映画を見た。
60以上のオシャレなニューヨーカーのおばあさま方を取材した映画だ。
最初、一緒に「ステキ〜」と見ていたが、
「ちょっと派手すぎて、嫌い」と言うナノカ。
「年取ったら、これぐらいした方が、明るくて、いいのよ」と言ったら、
「ふーん」と納得していた。

娘と、ファッションの話をする。
母親の醍醐味かも。

2016年3月13日

第2回リトルアーティスト「ペン画でブックプレート」Bookplate by pen drawing

まずは、インクとペンの使う練習から、始めます。黒の線だけで、白→黒 の間のトーンを作っていきます。
まずは、四角。その次に、丸を、埋めていきます。
トーンを使い分けて、家と、
抽象的な柄の、色ぬりをします。わりと、むずかしい!
次に、自分のマークを作ります。デザインを考えて、鉛筆でケント紙に写して、
消しゴムをかけたら、線画のところに、トーンを入れていきます。
黒一色で、こんなに、はなやかな世界を表現!お菓子の城のお姫様みたいね。来月から、小学校の女の子の作品。
こちらは、来月から、中学のお姉さん。自分の名前で、デザインをしっかり、考えていきます。
そして、つけペンで、仕上げ。「いろは」の「は」を葉っぱにして、シンプルに、仕上げました。ナチュラル系のお店のタグにしても、よさそうな、上品な作品。こういうのは、個性が出ますね。
なのかは、セサミ(私の次作の主人公)を描いてくれました。
 今回は、「ペンの使い方をみんなで練習する」という目的で、用意していった、ワークシートから始めて、最後には、自分のデザインを実際に、ペンで描きました。
やってみて、「これは、かなり、役に立つなあ」と、実感しました。

リトルアーティストは、参加者が少なく、
「私がやってる内容も、すこし、難しいのかな。もう、辞めようかなあ」と、
何度か考えるのですが、参加してくれる子は、とても、楽しみにしてくれていて、
また、とても、いい作品を見せてくれるので、その度に、
やっぱり、もう少し、続けよう、とも励まされます。

なのかも含め、異年齢の、感性の違う、アートの好きな子供同士、
一緒に造形体験をすることは、かけがえのない経験になるし、
できれば、続けていけたらな、と思います。
年長児の女の子が、描いてきてくれた、セサミ。ブログを見て、描いてくれたのだそう。細かいところまで、正確に写してあります。すごい!
彼女は、1月のフィギュアドローイングのレッスンの後、家でも、
お父さんやお母さんの姿を、スケッチしていたそうです。
いろいろなポーズを描くようになったとも、お母さんが教えてくれました。
1回の体験で、ここまで、大きく視点を変えて、世界を拡げていける、というのは、
こどもって、可能性の塊だなあ、と思います。

明日から、私はまた、作業漬けの日々ですが、
一陣の風を感じる、1日でした。

2016年3月11日

5 years 5年目

あの日から、5年が経ちました。

今年のお正月は、1年半ぶりに、仙台に行ってきました。
前回とは違い、街から、明るさを感じました。
もちろん、大切な人を失い、生活の基盤が崩れてしまった人たちには、
今も、重く、辛い日が続いているのでしょうが、
街が、明るさを取り戻していることには、うれしく感じました。

相方の実家は、多くの犠牲者が出た、若林区の川向かいにあり、
閖上は、彼の少年時代の遊び場でした。
生まれて半年のナノカを連れて、震災後、初めて、帰省した時は、
漁船が道路に乗り上げたままになっていて、
沿岸部は、殺漠とした空き地が、延々と、続いていました。

前回、1年半前に訪れた後、3歳のナノカが
様子がおかしくなり、1週間後に泣きながら、
「みんな、びしょ濡れだった」と言い出しました。
私は、そういう現象に、半信半疑な人間ですが、
まだ、小さな子供だし、いろいろ、見えたのかもしれないなとも思います。

あの日の後、原発事故があり、日本中が、ただ、まっすぐ
復興に向かって、突き進む、ということで、まとまれなくなりました。
それ以外にも、異常気象、紛争、テロなど、世界中に不安要素が山積。
10年後は、20年後は、同じように、過ごせているのだろうか?
こどもたちは、おだやかな春を迎えているのだろうか?

私は、「花は咲く」の歌が、好きです。
昔から、平和を考える時、必ず、象徴的に「花」を思ってきました。
昔、ニューヨークの友達と平和のポスターを描いた時も、
私は、「花」をテーマにしました。
食べられるわけでもない、でも、人には必要なもの。
戦争中には、育てているだけで、非難されたこともあったと柳宗民が言ってました。
でも、兵隊さんが見つけて、「花だ!」と笑顔になったそうです。

100年後の春も、おだやかに、家族の姿があると信じたい。
これからも、花を平和な時間と絡めて、作品を作っていけたら、と
思います。