2016年2月28日

リトルアーティスト2 Book plate Sample 蔵書印づくり

次回のリトルアーティストの試作を、ナノカとすることにした。

つけペンとインクを、購入して、試した子供もいたが、
実際には、結構、クセがあるので、使いこなせないでいる。
そこで、ペンの使い方を中心にした、プロジェクトを一度やってみることにした。

Book Plateとは、昔、貴族とかが、自分の蔵書に、
紋章や、名前の入った、印刷紙を張っていたもののことを言う。
書籍に関わるものをモチーフにしたり、
自分にゆかりのあるものをデザインしたり、
あるいは、単純に、名前をひたすら装飾的にしたり、など、
いろいろなものがある。

ペン画の難しさは、すべてが、線で構成されているということ。
そして、黒一色で、すべてのトーンを描き分けなきゃいけないところにある。
ナノカのような小さな子は、つけペンを使うと、もう、インクがドバッと出て、
絵を描くどころじゃなくなるので、ボールペンを使う。
下絵をデザインしてから、ケント紙に描き写す。
わたしは、つけペンで。
鉛筆の下描きをペンでなぞっていき、乾いたら、消しゴムをかける。
ハッチンス(網目模様)でグレートーンを調節。こんな感じになる。
ナノカは、こんな感じに。下描き→なぞって→消しゴム、あたりで満足してしまい、なかなか、描き込む根気がなかったが、まあまあのスタートかな。
3月13日(日)の予定です。
詳細は、また、後日。

二人で作業 Two worked together

仕事をしていると、横で、ノートに何か描いている。よく見ると、同じもの!そして、最後は余った絵の具をもらって、背景を塗りつぶしました。
テレビで、劇中で使われる本の表紙。なのかは、ノートなのに、きれいに塗りつぶしました。
がんばったなあ。
日曜日。少し、仕事をさせてもらっていると、すかさず、ナノカがテーブルに。
そして、だまって、同じものを描いている。
仕事を続けたかったので、同じ材料を使わせておくと、
相当、苦労しながら、べた塗りを完成させた。

2016年2月27日

一週間、疲れましたが、、、Weekend after hard weekdays.

進まない作業と、雑務を山のように溜め込んで、ナノカと過ごす、週末。
相方一週間の出張は、そもそも、日曜日の駅伝に出るために計画されたもの。
もちろん、仕事がベースなのだが、今日あたりは、東京でオフタイムを
過ごしてると思うと、こっちが、末期状態なだけ、
ちょっと、許せない気分にもなる。
きっと、とっても感謝して、お土産も奮発してくると、信じよう。

今年に入って、展覧会で大きな絵を見る機会が何度かあった。
その時「大きな絵を描いてみる」と言っていたので、
パネル張りした画用紙に、絵を描かせてあげたいなと、考えていた。

大きな画用紙を買ってきて、家にある一番大きなパネルに、水張りをした。
しわしわの画用紙が、しばらく置いておくと、ピンとする。
そこに、絵を描く、気持ちよさ。
手間はかかるけれど、同じ絵を描くのが、新鮮な体験になる。
全判の画用紙。体と同じぐらいの大きさ!
全体に水を塗ります。
水貼りテープで貼る。
花を描くことに。え、花瓶、その大きさで描いたら、、、
花瓶の中に、花を描いている。なるほどね、、、
「花瓶の中は、暗くて、蓋がしてある。外の世界は、光の世界」だそうです。
いろいろ、手をかけているように見えるかもしれないが、
普通に「遊ぼう」の相手をするより、工作や絵の材料を渡して、
その間、自分のことができる方が、私にとっては、よっぽど、楽なのだ。

ごっこ遊びや、空想のお話に、ずーっと付き合えるお母さんは、本当にえらいと思う。
私なんて、その世界の仕事をしているのに、これが一番辛い。
でも、聞いていると、子供の空想力って、すごい、と感心する。
すべてのモノが、心を持って、話をして、ケンカしたり、おどったり。
だからこそ、聞いていると、たぶん、頭がパンクして、辛いのだろうけど。

2016年2月25日

はじめての作文

きのうの絵をパワーアップ。
以前の絵にも、加筆。
すると、自分で裏に、お話を作文。
昔、女の子がいました。女の子は、うさぎちゃんに、お花束をあげました。うさぎちゃんは、よろこみ(喜び)ました。めでたし、めでたし。
パネルに水張りした紙のよさは、何度でも、そして、いろんな画材を上に重ねていけること。
ナノカにも、夜に、「もう少し、色を足しても、いいんじゃない?」と色鉛筆と鉛筆で促したところ、さらに、素敵になった。
絵を描いている時など、ナノカは、お話を作っている。たまには、書き留めてみようかと思って、ナノカの話したことを書き込むと、2枚目、他の絵に加筆した後、自分で、文章を書き始めた。お手紙は書いたことがあったが、おそらく、作文は初めてだと思う。
ひらがなで、「むかし、おんな、、、」と書き始めた時、伊勢物語みたいだなあ、と思って、笑うと、不審そうな顔をしていたが、文章自体は、思ったより、整理されていて、きちんと助詞も、句点も使われていて、ちょっと、びっくりした。
絵本、いっぱい、読んでるからかなあ。

2016年2月24日

水曜、中休み Wednesday Off

今週は、相方が出張ウィーク。
送迎2往復と、その合間の作業に、2日目にして疲労がピークに。休ませて、「いてもできる作業」を した方が効率がいいかも。
ということで、水曜日は、家で一緒に作業することにした。

午前中は、一人で遊ぶ、という約束を守ろうと、絵本を見ているナノカ。一人で着替え、髪をとかして結び、ピアノの練習をしていた。Reading
飽きてきたようなので、水張りしてあるパネルを一個、あげた。I gave her a panel.
まずは、絵の具。お内裏様とお雛様を描いている。Painted Hina princess and Dairi prince.
クレヨンで仕上げ。finish with pastels.
 普段、わたしは、自由の利く、自由なスケジュールで仕事をしているけれど、
こうして、作業量が増えると、しみじみ、フルタイムのお母さんたちは
これが1年中なんだなあ、大変だなあ、と思う。

忙しい時期に、イベントが続くと、気を配ってやれず、

お雛様も、先週末にようやく、相方が出してくれた。
バレンタインは、参加できなかったナノカが、悲しそうに帰ってきて、
気の毒になった。
すべては、後手後手に回って、なんか、申し訳ない。

でも、バレンタインって、親が、用意して、配らせなきゃいけないってこと?
その前の週が、全く余裕がなかったので、正直、めんどうな気持ちになった。
キャラ弁がはやると、好きなおかずを入れるだけでは、十分じゃなくなり、
めんどうだなあ、と思う。 先週は、とうとう、そっけないお弁当を持たせた。
世界中のお母さんたちが、時間と手間の配分で悩んでいるのだろうけど、
なにもかもを満たすことはできないし、
なにを優先するかの「選択」は、人それぞれ。
そうは、思っても、子供は、人と比べてくることもある。

友人が「茶色のお弁当」の思い出を、なつかしそうに、語る。
料理の上手なお母さんが、しっかり調理した、おいしいお弁当。
でも、子供の頃は、カラフルなかわいいお弁当がうらやましかった。
今思えば、おいしかったのにね〜、と。

ナノカは、最近、「大きくなっても、働かないで、お母さんになりたい」
と専業主婦宣言をしていた。私が忙しいのが不満なのだろう。
働く姿を見せてる身としては、ちょっと、残念。
でも、先日、仕上がってきたサンプル動画を見せると、
「ナノカ、ママと同じ仕事、したい!」と言った。

紆余曲折しながら、それでも、
ちゃんと愛情が届く瞬間が、あるのかな、と思う。
どれかが間違ってるわけでも、足りないわけでもないのだろう。

2016年2月17日

バレンタインカード2 Valentine's card 2

乗り気じゃないナノカの前で、シンプルなハートカードを作ると、案の定「私も!」と。I showed simpler card.
途中までは、「荒っぽいなあ〜」という感じだったのに、ハート型のカバンにするというアイデアもよく、いい感じにできた。Nanoka made it heart shape bag, That's lovely idea.
さらに、量産するために、もっとシンプルなハートカードを考案。Another heart card.
量産。切り取るところも、ナノカがやった。Made lots of them.
前日作ったカードは、頑張り過ぎてしまったためか、人にあげることに同意できないナノカ、、、
ということで、あげられるカードを、作り直すことに。
最初は、「今日は、疲れてるから、イヤだ」と、言っていたが、
私が、制作してる様子を見て、「わたしも〜」と乗ってきた。

簡単な切り込み一つで、平面→立体になる、というのは、
大人なら、一目瞭然なことなのだけど、
こどもは、手と目を使って、経験してみないと、わからない。
折り紙もそうなんだけど、
くりかえし、くりかえし、手を使ってるうちに、
平面が、頭の中で、展開するように、なっていく。

ナノカが、いつのまにか、「おりがみの本」を見て、
作れるようになっていた。
マニュアルを読み込む力も、手元と、本を照らし合わす力が、
身についたんだなあ、と感慨深い。

ちなみに、私は、立体を、頭の中で展開図にしたり、
ぐるぐる動かしたりが、かろうじて、できる。
これは、できる人と、できない人がいるらしい。
一つの能力にすぎないけれど、できた方が圧倒的に有利な分野もあるので、
(建築、工業デザイン、彫刻、ファッション、舞台装置など)
できれば、身につけてほしいなあ、と思う。
(英語より、役に立つかも?)
 
ナノカは、今、どれぐらい、ものが立体に見えてるんだろうなあ。

2016年2月15日

1日遅れのバレンタインデーカード One day late Valentine card


基本中の基本のとびだすカードのベースと、制作例を見せる。I showed her the base and the sample of the card.
折り紙を貼り付けたベースに、厚紙に絵を描き、切り抜いていく。Paste color papers on the base, and cut out the drawing on the thick paper.
ステキに出来上がりました!Well Done!
私の作品。
ナノカの作品。
I was too busy about working for animation for TV program.
I feel very sorry for Nanoka that we did not have enough time to work on the events which we did every year-roll sushi making for New Spring Day, Valentine sweets making, and Valentine card making,,,
This afternoon, I finished handing in the second week illustrations and felt released even I still have 8 weeks to go.

So we did card making one day late.
I usually set up the "making program" for Nanoka around 30 minutes.
After one day, it is good length less than hour during the weekday.

Every year, she made different cards and it is always precious.
I am glad that we did this year.

毎年、やっていることを、してあげられないのは、親の方が、悲しかったりする。
手作りお菓子も、手作り恵方巻きも、手作りカードも、全部スキップだった。
午前中、仕事を提出することができ、ホッとしたので、
遅ればせながら、ナノカとバレンタインカードを作ろうかな、と思った。
 たいした準備も、時間もかけられないけれど、カードは、毎年作ってるし、
定点観測するためにも、「今年は、こんなの作れた!」て、思いたい。

私が、ナノカと何かを作るとき、だいたい、家に帰ってきてから、30分程度で
作れるものにしている。
お互い、保育園と、自宅の仕事で、1日別々に生活した後だし、
負担にならないこと、集中力が持つ時間を考えると、
それぐらいの制作時間が妥当なのだ。
少し、時間や手間がかかるものは、数日かけて、作ればいい。

今回は、「とびだすカード」を紹介することにした。
ベースの飛び出す部分の作り方は、見せるだけ見せて、
そこに、飾りをつけることにした。
こんなシンプルな作りだが、「わー、立ってる!」と驚いていた。

最初は、何をやっているのか、あまり、わからなかったようだが、
一緒に作ってるうちに、理解したよう。
そして、結局、できあがると、子供の作ったものの方が、かっこいい。
これが、見たくて、この時間を捻出してるのかもなあ。

ごめいわく、おかけしています、、、

先週日曜日、マンション恒例、餅つき大会。炊き出しの練習にもなるので、いい行事だなあ、と思う。
去年までは、恥ずかしがって、パパとでさえ餅つきしなかったナノカが、なんと一人で杵を持つ!
祝日も、作業せざるを得ないけれど、さすがに気分転換が必要と、ドライブして、防波堤で釣り人を眺めながら、オヤツ。
「お外で食べるオヤツは、さらに、おいしいねえ〜」とナノカ。この日は、釣れないけど、みんな、楽しそうにヒモをたらしてました。日向ぼっこみたいなものかな。
バレンタインデー。子ども劇場の県フェスティバルに参加。「おおきなカブ」をやる幼児。
ナノカは、忍者二人に付き添われて、お姫様役で。衣装を作る暇がなかったので、ハロウィーンの衣装と誕生日のティアラの流用です。
2月は、とにかく、大量の絵を、順番に、地道に、せっせと仕上げていくのみ。
土曜日もナノカに登園してもらい、さらに、お迎えの時間も、遅れ気味な日々。
「ナノカのお雛様、まだ、出てない」とクレームが出る。
バレンタインも、毎年、手作りを一緒にしていたが、その余力は残っておらず、、、
日々のご飯を食べさせるだけで、精一杯だ。

しかし、こんな生活が続けば、ナノカの不満はふくらむし、
私の心も、少しずつ、蝕んでいく。
ということで、休日、100パーセントお休み、というわけにはいかないけれど、
地域のイベントに出たり、ガス抜きしながら、がんばっています。

しみじみ、思うのは、子供達に社会をあたえてくれる、地域のありがたさ。

こうして、地域のイベントに出させてもらうと、子供が育った先にある「青年」
に出会うが、地域の中で愛されて育ったこどもは、
次の世代を見守れる、健全な大人になっていき、健全な社会を構成するんだなあ、と
ホッとする。

いろんな人間がいて、いろんな人生があって、
その中で、今の時代にあっていて、優秀とされる人もいれば、
(見ようによっては)凡庸な人生を歩む人もいるかもしれない。
負け組勝ち組、のような言い方もあったけれど、時代に合っていて、
成功する人生もあれば、パッとしないことも、実際にはある。
(私の人生は、そういう判断でいくと、グレーゾーンなのだが)

子供が育ってくると、よかれと思って、いろんな期待や、願いをこめてしまうし、
自分の持っている価値観で、測ってしまいがち。
でも、所詮、親の持つ価値観なんて、一人二人の狭いものだし、
息苦しいこと、この上ないはずだ。

願いを同じくする(いい芸術を見て、健全に育ってほしいなあ)
(感性豊かに育ってほしいなあ)と思う人たちの作る社会の中で、
自由に、仲間を見つけて、活動をして、育っていく。
本当に、ありがたいことだと思う。

2016年2月3日

節分 Traditional Spring Event

節分。
毎年、なんだかんだ言って、なんとか、恵方巻きらしきものを手作りして
食べていたが、今年は断念。
お迎え時に、どっかで購入してこようかと思っている。

一方、年間行事に、だんだん、こだわりの出てくるお年頃のナノカ。
帰宅後、「オニの、お面が作りたい」と言う。
今年になって、「クリエイティブ箱」という箱を用意して、
そこから、なんでも、自由に出してきて、作っていいことにしている。
放置しておいたら、、、、
こんなものを、作りました。
オニ?
 「一緒に作ろうよ」と、あまりに、誘ってくるので、
私も、あまり紙を使って、作ったのですが、
ベースが黒い紙しかなかったため、かなり、こわい感じになってしまい、、、
覆面レスラーっぽさを、かきけそうと、一生懸命、色を足してみたのですが、、、
1日の作業後、お迎え、 通常の家事、ナノカの世話、をまわすだけで、めいいっぱい。
自力で、遊んでくれるようになって、大助かりです。
でも、やっぱり、「見てみて!」「一緒に、あそぼ」と、やってくる。
要所だけでも、関わってあげられるよう、気をつけたいです。

2016年2月1日

即興演奏 即興スケッチ ad libitum

即興ピアノ演奏家の重松壮一郎さんが、島瀬で演奏していた。
ナノカが、ピアノの音に惹きつけられて、入っていった。
おとなしく見てもらおうと、スケッチブックを渡すと、ものすごい勢いで
ピアノを描いて、そして、そのスケッチの上で、真似っこして、演奏していた。
真面目な顔で、演奏中。
楽譜と植木鉢だけ、足した。カエルの卵っぽいのは、電気だそうです。文字は、歌詞。「トトトト、ほら、できた」「だいくさんが、くぎをうってる」かと思われる。
私がちょっとスケッチしたら、奪われて、ナノカが仕上げ。
午前中、フィギュアドローイングをした後だったので、
スケッチブックを渡されても、自然と、目の前のものを、描いたのかもしれない。
そもそもは、紙を渡されると、だいたい
「ラプンツェル」か「リボンのついた女の子」を描く。 

私が、線を引くと、うれしそうに、描き足していて、
「一緒に、こんなことが、楽しめるようになったんだなあ」と、感動。
絵と、音楽の間を、空想で、行ったり来たりしている様子は、
羨ましくなるほど、自由で、楽しそうだ。
また、どこかで、何かを聴いたり、見たりした時、さっと、スケッチブックを
出してやりたいと思った。

今年の初めに、「今年やること」を、10個ぐらい書き出したのだが、
その一つに、「春夏秋冬、ワンシーズンに1回ずつ、写生する」がある。

根を詰めた日には、口数も減ってしまい、
ちょいちょい、寂しい思いをさせているかと思う。
いけないと思いつつも、私の疲れた時の態度を改めるのが、難しいので、
穴埋めをする工夫を、ちょこちょこ、している。