2017年10月16日

野外劇団 楽市楽座 Open air theater, Rakuichi Rakuza

落ちてるのは、投げ銭です。投げるの、楽しい!We threw the money towards stage.
歌や楽器はもちろん、コスチュームも素晴らしかった!Songs and costumes are incredible!
この雰囲気を、味あわせてあげられて、よかった!I appreciated the chance I could let her feeling at this age.
初めて、旅の家族野外劇団「楽市楽座」の公演を観に行きました。

雨の降りしきる、日曜の夜でしたが、
公演は予定通り行われて、雨の中でも、
平静に、演じる役者さんの姿に、
恐れ入るばかりでした。

本を買わせてもらったのですが、
家族三人の旅劇団を始めたのは、娘の萌さんが9歳の時!
そして、劇団の収入は、観客からの、投げ銭のみ、という生活。
驚愕でした。

最近、こどもが育ってきて、
一緒にいて、手取り足取り、サポートを欲していた時代から、
脱皮していこうとする時期が、近づいてきています。

そんな中、「やはり、親の仕事は、稼いでやることなのでは?」と
考えてしまうことも。

旅芸人をして、娘を育てる、というのは、
たいそう、目からウロコだったのでした。

演目「小さなお化けたちの森」は、
冬になり、死を間近にした虫たちを通して、
「生きる」「死ぬ」を、問いかけるものでした。

演じて、投げられたお金が、ザルに盛られ、
その重さが、明日を生きるために得た、糧。
観に来た観客が、役者の命を、握ってるとも言えます。

本当は、わたしも、表現するものとして、同じなのだと思います。

銭が投げられなければ、わたし達も、生きられない。
まあ、うちは、せっせと働きに出る夫がいるので、
見えにくくはなっていますが、でも、
「生きる」ことへの、試行錯誤は、やはり、しなくてはいけない身の上です。

生と死。
これは、本来は、すべての人のテーマなんでしょうね。
働きに出て、一定のお給料をもらい、生きていく。
心も生活も安定して、ありがたいことです。
でも、そのことによって、「生と死」が、人間から、切り離されてしまい、
実感しにくくなってるかもしれない。
本来、人は、生きるために、ジタバタ動き、そして、死んでいくのです。

このテーマ、生と死を、毎日、噛み締めながら
生きていく旅の生活から語りかけられるからこそ、
味わい深いのだと思います。

バッタやん(昔、ブイブイ言わせてた、バッタ)は、
もう何年もしていない、最後の脱皮を、試みながら、
最後の時に近づいていくわけですが、
その時、「脱皮してるかい?」と聞かれるんですが、
果たして、どうなんでしょう?
ちなみに、ナノカは、「考え中」です。

今月から、あたらしいプロジェクトに取りかかります。
脱皮、します!

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