2016年12月1日

はぐれ峠のわらい鬼 Kids Theater Club

私がチケットを作りました。開くと、顔が変わる。I made ticket. Face change when open.
2種目。うちは、このタイプじゃなかったので、原稿です。Another one. before the play
一応、パタパタアニメになってます。After the play.
「ないた赤鬼」の続編だそうです。たのしみ!We will see on Dec 13.
ナノカと私は、「佐世保こども劇場」に入っている。
全国にあるであろう「親子劇場」「こども劇場」と呼ばれるものの一つだ。
引っ越してきて、すぐに入った。
私自身が、「こども劇場」出身者だったからだ。

私の実家は、山を切り開いて、何千の家を建てた「新興住宅地」で、
自然の多く残った、のどかな場所ではあったが、
町育ちの母曰く「文化果てしところ」。

劇場はないし、図書館はないし、映画館はないし、コンサートホールもなかった。
それらは、全部、必死こいて、名古屋まで行かないといけなかったし、
その道のりは、子連れには、かなり厳しいものだった。

ということで、母は仲間と、図書館の代わりに、「なかよし文庫」を作り、
劇場やコンサートホール、映画館の代わりに、「親子劇場」に入った。
私は、2歳代から、これらの、親たちが運営する、文化の中で、育った。

時に、戦争をテーマにした映画だったり、
宮沢賢治の朗読劇(アングラ芝居系)だったり、
もちろん、ただ楽しい劇もいっぱいあったけれど、
子供が自分から、「観たい」とは言わないものも、含まれていた。
そうした環境の中で、幅広い、音や表現に触れて、
地方の、小さなコミュニティの中にいながら、
想像力を膨らませていったのだと思う。

今、自分が、親として、劇場に関わっていると、
劇団の人と話をすることもあるし、
子供達に楽しんでもらうために、工夫したり、と
ちょっとした舞台裏をのぞき込み、
さまざまな人生観に、触れることができる。

こうした小さな劇団の役者さんというのは、
演出も音響も人形作りも、すべて、自分たちでこなすことが多く、
全国の、小さな小さな町を、渡り歩きながら、
トラックで移動していたりする。
人の「エンターテイメントの原点」という感じがして、より感動する。

お金を払い、都市部まで出れば、
好きなエンターテイメントを見られるかもしれない。
でも、もともと、文化って、ただ消費するものではなく、
自分たちで作るものだったんじゃないか、と思えば、
自分たちで運営して、自分たちで選び、文化を支え、
文化の恩恵を受ける、という形も、失ってはいけないと思う。

ということで、絶賛、お仲間募集中です。
こんな、小難しいことを言ってる人は、いなくって、
なかよく、劇見たり、キャンプ行ったり、しています。
子供が、異年齢のグループの中で、楽しそうにしてるのが、
とても、ほほえましいです。

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