2008年6月15日

「男のロマン」について

Big News!

My swallow had babies!
I found two chicks tweeting in the nest.
I am not sure if they can survive since they got attacked
every year, but I am soooooooo happy.
ビッグニュースです!
なんと、我が家のツバメちゃんの巣に、心細いながらも
ひならしき鳴き声が。どうやら2匹、生まれたようです。
このまま無事に巣立てば(毎年、この後、襲われちゃうんです)
日本の出生率より、いいじゃないですか。うーん、がんばれー。

さて、先日、友達に落語に連れて行ってもらいました。
それはそれは、粋な世界で、「話芸」なるものに酔わせてもらい、
随分と、興奮&感動させていただいたのですが、同時に、落語は、
「男の娯楽だった」のだろうなあ、と、しみじみ感じました。

とくに、それを感じたのは、辻占の独楽(悋気の独楽)という演目でした。
若いお妾さんの所へいそいそ出かける旦那の様子を不審に思った
嫉妬深い女将さんが、小僧に旦那の後をつけさせ、お妾さんに口止めされたのに小僧は
女将さんにまるめこまれて、口を割ったあげくに お妾さんの持ってた辻占の独楽も見つかってしまう、という話。
やりとりと 人間の特徴を演じわける姿に笑わせるのだけど、「女」としては、笑いながらも、
ちょっぴり心に痛みを感じずにはいられませんでした。

実際に浮気するかどうかは別として、(それなりに、面倒で、しんどいはず)
これを、おもしろい、と感じて、お話に仕立てあげちゃってるあたり、
うるさい女房の目を盗んで、女ぽい愛人に会いに行くのって、男の「ロマン」なのかな、と感じました。
そして、このロマンのポイントは、色っぽい彼女がいる事じゃなくて、
女房に嫉妬されてる所なのではないでしょうか。
これが、できた女房がいる旦那とか、
色っぽい若い恋人がいる男やもめじゃ、ダメなんじゃないかな。
最後に、本来お妾さんがしている辻占の独楽を、奥さんが回してるところなんて、
会場大笑いだったけど、(私も大笑いだった)涙でそうでした。 痛かった。

「恐妻家」てのが、男のロマンだと感じることがあります。
「これが、これで、こうなんで、ごめんなさい」
(妻が、妊娠中で、怒りっぽいんで、今日は失礼して帰ります)
なんてのは、やってる本人、すごく楽しそう。
「いやあ、小遣い、少ないんすよー」とか。
「尻に敷かれっぷり」を自慢してるんじゃないかて思うこともしばしば。

女の人の口うるさいのや、ワガママに、
男の人が「仕方ないな、女は」と案外、寛容なのに、びっくりすることもあります。
「ワガママな彼女に振り回されてる」も、度を越さなければ、男のロマンなんでしょう。
ワガママがプラス評価になっちゃうってなんて、お得そうな話!
でも、女性がしたいワガママが、男性にとって振り回されてもいいな、と思う
種類のワガママとなかなか重ならないものです。
世の中には「イヤにならない程度に、男のロマン」を感じさせちゃうワガママを生まれつき持ち合わせた、ラッキーな 女性もいるんでしょうね。

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