2014年7月17日

Hario wireless wave tower 針生無線塔

西海橋に向かう途中に、3本立っている巨大な塔。日曜日、買い物に出た際、突然、相方が方向転換して、見学することになった。
佐世保は、戦前は海軍の、現在は米軍と海上自衛隊の駐留地区で、国防の町である。街の至る所に、防空壕や見張り台、倉庫に、工場跡、と戦争遺物が残っている。2年ここに暮らしているが、周りの大自然の素晴らしさと同時に、そうした特殊なお土地柄を感じることも、多くある。
この巨大な3本の塔は、当時の技術を結集して、1本50億をかけて建てられた。「すばらしい技術者が設計した」とガイドさんが言ってたが、確かに、コンクリートで、この高さを出すためには、ち密な計算が必要だ。内部は、その計算しつくされた正確さのためだろうか、意外な美しさもあった。
日本のこうした戦争遺物は、「こんな技術で、、、」「こんな事のために、、、」「これの犠牲になった人が、どういう思いをしたのだろう」と考えさせる場所が多い。同じく、国防の町であった舞鶴で、空爆にあった祖母は、幼い父を抱いて、「ノブ、一緒に死のう」と言い、「いやだなあ」と思ったと、父が笑い話ですることがある。しかし、それは、戦争が過去になり、平和な世の中から眺めるからだ。わが子を抱えて、「一緒に死のう」と言わなければいけない母親がいる光景が、どれほど、悲劇であったか、自分に置き換えると、青ざめてしまう。
私は、都市部近郊の新興住宅地に育ち、普通の「リベラル」な家庭に育ったと思う。選挙権は、自分の自由な思想で投票する権利だと信じてきたし、発言の自由は基本的人権で守られて、それが、人間が人間らしく生きていく社会を支えるための、基盤であると信じてきた。人それぞれ、いろいろな考え方や意見があるにしろ、とにかく、ジャーナリストは正確な情報を市民に伝える役割があり、メディアはそれを伝える場を提供する。それを受け取った、一人一人の人間が社会を作る。わたし一人は小さな存在だけど、きちんと考えて、発言し、行動して、生きていくことで、平和は守られるんだと、信じてきた。
しかし、ここ数年、選挙は、本当に、自由な発想でなされているのだろうか?と考えさせらる場面を何度か、目撃した。自分や家族の生活基盤を守るために、不自由な投票を余儀なくさせられることがある。勤務先で投票を義務付けられることもあるし、地方によっては、票は金銭で取引されることもある。口約束で、実際は自由に投票、と行きたいところだが、狭い地区では、約束通りに投票したかどうか、人数でわかってしまうこともある。
発言しにくく感じることもある。さまざまな人の生活基盤や事情をおもんばかると、何も言えなくなる。ぶつかる心配もある。しかし、そもそも、戦争は、「家族を守る」「今の生活を守る」といった発想から、小さな疑問を黙殺して、間違った方向へ向かうことが多い。子供たちには、自由な発想で、おかしいと疑問に感じたことは、きちんと発言できる、世の中を残したい。そのためには、やはり、親世代が、しっかりしないといけないのだと思う。Last Sunday we visited Hario wireless wave tower. It was the remain of the WW2. Actually there are many of remain of the war here in Sasebo since it was the town of the navy.
It was the latest technology at that time. To watch this kind of the remain is to remind how silly the war is. So much money, so much energy and so much tragedy.
My dad was raised at Maizuru, another navy town, and he sometimes talks about the memory of that time laughing, "Mom said that we would die together in the fall of the bombs and I thought I did not want,,," He can laughed at this since it was past and we got the peace after that, but I can not imagine how tragedy to say "Shall we die together?" to own kids.
I was raised at the liberal family. I believed that voting is the basic rights of the people and it should be always based on free will. But recently I found it not. Some company forced worked to vote specific candidate. Sometimes vote are sold by money. In rural area, it is easy to find who vote whom since the number is limited. It was not real freedom.
Also I felt that it is getting harder to speech. Each people has each foundation. Their family is engaged to the army or some related companies. But the war is alway starting from "protecting family, own rights" then changed to "our rights"to "nation's right". We need to speech out small "questions"each time,not to igonore and let it go. I want to leave "the society where people can speech anything in a free mind" to my kids generation. For that, we are the first to keep speeching out.

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中世の、堅固な見張り塔を思わせるような、塔


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窓もほとんどなく、異様な建造物


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中も見学できる。


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