2017年10月27日

ちょこっと嫌われる Torelance

 先日、バス停で、突然、年配の女性に、謝られた。On the other day, an old lady apologized me at the bus stop.
数年前に、私たち親子に、何度か、キツく注意したことを、気になさってた。She said she had complained us about my daughter's conversation.
4歳ぐらいの事だった。ナノカは、声を押し殺して、泣いていた. Nanoka was 4 years old at that time. She cried quietly. I said "you do not have to worry. You did nothing bad. It was just her opinion."
わが家は、市営バスで通学してるので、園からの帰り道、30分程度、
公共バスに乗る。
1歳半から、今まで、この生活をしている。

周知の通り、わが家の娘は、非常におしゃべりである。
30分間、ずーっと、しゃべってることも、まま、ある。
親ですら、うんざりすること、しばしば。
でも、耐えうる限り、付き合ってきた。

この事件が起きた時、「ああ、そりゃ、子供の
ひっきりなしの、おしゃべりが、カンに触る人はいるだろうな」
と思った。
苦手な方に、ご迷惑をかけてるよなあ、とも思った。

でも、4歳の娘を、止めることはなかった。
なぜなら、娘は、悪いことをしてなかったからだ。
60歳のおばちゃんだって、同じぐらいのおしゃべり量はある。

声が、必要以上に大きくなったら、注意していた。
泣き叫ぶことは、なかった。
ただ、ひたすらに、会話の総量が多くて、
また、子供の声が通る、というだけだった。

娘には、「おしゃべりが苦手な人もいる。
ママは、 ナノカが、悪いとは、思わないよ。
でも、これからは、あの人からは、離れて座ってあげようね」
と話した。

世の中的には、わたしに賛成の声と、反対の声があると思う。
でも、わたしは、娘のおしゃべりの本質を大切にしたかった。
1日、離れて過ごしたママに、山のように、話したいことがある。
なので、少しぐらい、世間に嫌われても、
この程度の迷惑は、許してもらおうと、心に決めた。
頭を下げる時は、下げて、でも、この方針は守ろうと決めた。

娘は、また、山のように、おしゃべりをしながら、5歳、6歳と成長し、
一方的に、質問し過ぎることは減って、思慮深い、会話をするようになり、
そして、声の質も、少しずつ、変わっていった。

くだんのおば様は、わたしに、
「先日、バスの中でお見かけしたら、お嬢さんも、ずいぶん、
おとなしくなられていた」と言った。
今でも、おしゃべりなんだけど、、、
会話が上手になると、うるさい印象は、なくなるんだろう。

いろんな人がいる。子育ての方法で
ぶつかってしまうことがある。そもそも、子供という存在が
迷惑をかけてしまう面もあるし。

必要以上に、反応しなくて、よかったなあ、と思った。
おば様は、私たちの顔を覚えていたけど、私の方は忘れていた。
キツイ言葉をかけたものの、気にしてたんだろう。
後からでも、声をかけてもらって、
とても、おだやかな気持ちになれた。

あの時、私が「いえ、うちは、悪くありません!」とケンカすれば、
彼女も意固地になってただろうし、
かといって、気にしすぎて、ナノカがしゃべるたびに、ピリピリ注意してたら
将来の「黒柳徹子」を、潰してたかもしれない。

親がスマホをこどもに握らせることに、批判が集まっているが、
でも、同様に、こどもが公共の場で、おとなしくすることも、期待している。
親御さんは、板挟みの中で、選択せざるを得ないところもあるのではないだろうか。

わたしは、スマホを持っていない。
なので、こどもに、「これで、おとなしくしていなさい」というのを
一度もやったことがない。
だから、ただ、ひたすら、二人で、しゃべったり、ゲームしたり、
スキンシップしたりして、電車やバスを乗り継いできた。
たぶん、ちょこっと、嫌われたこともあると思う。
でも、多くの人は、にこやかに、見守ってくれた。

100%、だれにも非難されない子育てなんて、ムリである。
そして、もっとも、大切なのは、こどもの心だ。

公の場で、一歩ずつ、子供は成長していく。
4歳には、4歳のできること、
5歳には、5歳のできること、
6歳には、6歳のできることをしながら。

昨日、就学時健診に行った。
もうすぐ、バスでの通園も終わる。
長かった。

会話上手の娘を、一緒に育ててくれた、バスの乗客のみなさん、
ありがとうございました。
My daughter kept talking at the bus for half hour every day.
One day an old lady said to her, "You are such a noisy girl!"
and she became quiet and teared.
I understood that some people do not like kids voices
but I also thought she did nothing wrong since her voice was reasonably low
and she did not scream or shout.

Many people expects kids to be quiet as adults,
but it was quit difficult for them. Then mommies handed them i-phone
to keep them quiet.

I had no i-phone.
So we just enjoyed conversation, word-game, or skinship.
I know some small number of people felt unused by kids voice
but I decided to keep this way of bringing up and I would say sorry
if they came to complain.

Years pass. My daughter grew up and become reasonable talker.
She had sense of humor, enjoyed conversation, and looked around
the surroundings to judge what kind of voices she should use.

There are nothing like 100% appreciated parenting.
The most important thing is always kids healthy growing.

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