2018年10月31日

ハロウィーン準備 Halloween preparation

羽にジェッソを塗る(裏も塗ったので、2日間かかった)paint white
模様付け(登校前に)drew the line
羽と輪っか できあがり Done
今年は、天使二人組。
We will be twin angels with glasses.

作業は二人でやりました。
例年に比べ、とってもシンプルにはなりましたが、
自分で作る方向へ、ゆっくりとシフトしてきたことが、うれしい。
We made the costume together.
That was the big progress of her.

2018年10月30日

かんころの島紀行13「海と共に生きる」Article of Goto



五島は、海と共にある。
ずっと、漁師さんの仕事を取材したいと思っていて、アゴ漁の時期をねらってたが
台風が何個も来るのを、様子を見ていたら、あっという間にシーズンが終わってしまった。

ということで、今回は、今までの取材で見た、海の幸と、
現地レポートを参考に、記事を書きました。

夏休みには、私たちも、上五島の海に潜りましたが、
プラスチックゴミは、五島の海にも深刻で、
透き通った美しい海に、不釣り合いなゴミを見ていると、
辛い気持ちになりました。

海に行かなければ、あるいは、
掃除されている海に行くだけでは、
その事も、気づかないのかもしれない。
本当は、全世界が直面している問題なんですが。

作家仲間と、世界情勢や、子どもの受験戦争の話をしてて、
「全世界で、プラスティックゴミの問題に
一丸で取り組まないと、ヤバイ状態なのに、
みんなで、何やってるんだろうね。」
と言われて、そうだよなあ、と思いました。

海に行き、海と生きる人に会い、海の幸を食べ、
それをきっかけに、海にまつわる問題を、考えられたら、いいですよね。

2018年10月29日

ナノ消しゴム Nano Eraser

NANO消しゴム I drew on the plane eraser
脇も、書き込む。looking like original one.
ナノカが、新しい消しゴムが欲しいと言う。
本人は、最初、かわいい消しゴムが欲しかったようだが、
筆圧が強く、 書き直しの多い、小学一年生。
よく消える消しゴムで、ストレスなく、過ごしてほしい。

見ると、mono消しゴムの、字がないバージョンが売っていた。
「ナノちゃん、これに、ママが、マークつけてあげる」
と言ったら、
「犬と猫のがいい」
と、納得してくれた。

夜、私は、作業して、見た目、monoそっくりに仕上げた。
朝、ナノカの反応は、
「これじゃない」
という感じだったが、黙って、学校に持って行った。

バレリーナ ナノカ Ballet

ドガの絵みたいで、舞台裏の絵面が、好き。I love the backstage scene of girls in Ballet costumes.
先生にメイクしてもらう She got makeup for the stage.
今年もアジアンビューティーな感じ。京劇の役者さん風でもある。Looks like Asean Beauty
 ナノカの夢は、
「バレリーナになって、
洋服屋(デザイナー)になって、
絵本作家になって、
看護師さんになって、
かんころ農家になること」

その中の、筆頭ドリームである、バレリーナに向かって、
昨日は、発表会だった。

衣装にワクワクで、はなやぐお友達の中にあって、
一人で、リハーサルの時から、緊張で、ガチガチのナノカ。
先生方にも、
「緊張しないで、楽しんで」
と、声をかけてもらうも、本番も、振り付けが遅れた。

終わってから、会いに行くと、すでに舞台裏にナノカの姿はなく、
控え室になっていた体育館で、衣装を脱いで、真っ裸で、ピリピリしていた。

その後、1日、
お腹が空いたと言っては泣き、
ゲームに負けそうで、泣き、
グズグズ、不安定だった。

寝床に着いた時、
「緊張で、失敗しちゃった。気づいた?」
と、ボソっと言った。

「すこし、遅れてるのは気づいたけど、
でも、足は一番、高く上がってたよ。
いつも、練習がんばってるから、ひとつひとつがきれいで、
とっても、ステキだったよ。
緊張して失敗したのは、いい経験だったね。
少しずつ、舞台や緊張に、慣れるよ」
と声をかけると、
安心したように、布団に入った。

自分への理想が高く、必要以上の緊張をしてしまったよう。
ベビークラスの時にはなかった、固さだった。

上手に踊り切るのも、ステキなことだけど、
ひとつひとつの経験が、長い人生の中で、
次のステップ、次のステップを支えていく。

これほど、しあわせで、美しいシーンの中で、
緊張と失敗と成功を経験できること、
それが、尊いなあ、と思った。

2018年10月26日

世界の中心 The core of the world

時間があったので「子どものための哲学対話」を読む。「世界の中心への愛、世界の中心からの愛」
おもしろそう!と大喜びするので、地球の内部の話と思ってないかな、と思い、「ナノカは、世界の中心って、どこだと思う?」と聞いてみた。
ちょっと考えて、「ここ」
「もし、誰かに対して、そういう世界の中心があるって感じたなら、それは愛だよ」なに、これ、よくわからんんなあ、と私は思ったが、ナノカは、「あー、なんとなく、わかる」本気?
世界の中心が、「ここ」と答えたことに、
新鮮な驚きを覚えた。

子どもって、やっぱり、自分を中心に世界が回ってるんだ、ということと、
迷いなく、それを、答えられる精神構造。
発酵しかかった、大人の脳には、回路が読めない。

子どもは、哲学的な存在というけれど、
こうして、一緒に、哲学の問答を読んでると、私が、立ち止まってしまうことも、
「あー、わかる」
と、すんなり、受け入れてしまう。
子どもって、すごいなあ、と思った。

いつか、この率直な世界観が、知識や常識で消えていくことを考えると、
今、この時期に、垣間見せてもらって、
たいそう、楽しい、観察ができた。

2018年10月24日

今年のハロウィーン衣装は? Costume idea

ナノカのデザイン画 天使 Nanoka designed the costume of angel
一個前のアイデア。アリスとハートの女王 previous idea-Alice and Queen
毎年恒例の、ハロウィーンのコスチューム。
ここ数年は、ナノカが希望を言い、
それを、私がデザインして、バタバタと縫ってきた。
I had been designed and made her costume as she wished
for years.

プリンセスセサミチョウチョ
Princess Sesame, Butterfly
その前は、私が勝手に考えた、女性アーティストシリーズ
草間彌生フリーダカーロビョークきゃりーぱみゅぱみゅ
Yayoi Kusama, Flida, Bjork, Carry Pamyupamyu

プリプリした格好をするのを望んできたが、今年の希望を聞くと、
「オバケ」
と言う。え?
「あ、やっぱり、赤ずきんちゃん。私がオオカミで、ママが食べられちゃうお婆さん」
赤ずきんちゃん、いないじゃん、、、

どうやら、コスチュームで笑いが取りたい、という方向性に
変わったようだ。 成長だなあ、、、
She used to want to wear pretty, but
she tried to make some humor by costume this year
such as "Wolf and Grandma from the Little Redhooted"

アリス、魔女、など、さまざまな変遷を経て、ようやく、
「ふたりで、天使」
に落ち着いた。
We ended up wear in angels together.

実を言うと、ハロウィーン発祥の地でもある、アイルランド(ケルト)で、
オバケの日だから、家にこもる、て話を聞いて以来、
当日に「怖い、オバケの仮装」は、したくないなあ、と思ってきた。
ナノカが、「オバケ」とか「魔女」とか言うのを、ヒヤヒヤしてたので、
天使に行き着いて、ホッとした。

とうとう、一緒にデザインして、作れるように成長したなあ、と感慨深い。
ご本人、材料を買うのが、楽しみみたいだけど、
羽と輪っかだけで済みそうなので、
ほぼ、家にある材料で、作れそうだ。
I am very pleased to see my girl growing to design and make
costume with me.

2018年10月22日

哲学ナノちゃん philosophy of Nanoka

 昔、読んだ本を、なんとなしに手にとって、読んだ。
そして、なんだか、とても、納得してしまった。

こどもの哲学、というのは、とても、シンプルな
存在に対する疑問、なのだそう。
森羅万象すべてに対して、ここにある、というのが謎なのだそう。

ナノカが、「〜は、なんで、できてるの?」
という質問をくり返す理由が、わかった。

ちなみに、哲学のお題は、年代で変化していく。

こどもは、シンプルに、「存在」が主題だが、
青年にとっては、「いかに、生きるか」となり、
大人にとっては、「世の中のしくみを、いかにするか」であり
老人にとっては、「死」となっていくのだそう。

だから、こどもの哲学的な質問に、大人は、
なにを、言ってるのか、わからない、てことが出てくる。

ナノカは、母に質問を集中させる理由を、
「ママが便利。ママしか、答えてくれない。」
と言っていたが、たぶん、ナノカの質問の意図が、
ほとんどの人に届いたことがないのだと思う。

私も、毎回「なんて、面倒なことを、聞いて来るんだ」とは思うが、
こどもの心がほんのちょっと残ってるせいなのか、意図はわかるので、
頭痛をこらえながら、毎回、答える。
そして、ナノカは、その問答自体が、楽しいのだ。

哲学は、遊びなのだそう。
「〜は、〜だ」を探し続ける、という遊び。
なので、「〜は、〜だよ」と、教えてもらって知識になっても、
ちっとも、楽しくない。
ああでもない、こうでもない、とやりとりするのが、楽しいのだ。

「そんなの、どっちでも、いいでしょ!」
「こう決まってるんだよ。」
と思うこと、度々だが、ヤボなことを、言わないでよかった〜、と思った。

ちなみに、あんまり、「人間って」「宇宙って」てうるさいので、
今、流行りの「君たちは、どう生きるか」を買ってみて、読んで聞かせたが、
これは、完全に、睡眠導入本として、扱われている。

ナノちゃん、まだまだ、「どう、生きるか」には、興味ないみたいです。
とっても、順調に、育ってます。

2018年10月21日

リトルアーティスト「マスク」 Little Artist "Mask"

今日は、世界中のマスクを見るところから、始まりました。
そして、自分の顔の大きさに合わせて、目をくり抜き、ベースを作っていきます。
毛糸を三つ編みしてみたり
ポンポンを作ってみたり
羽をつけてます。
彼のマスクは、レゲエ風?スティービーワンダー風です。
シュールでキッチュなマスク。ランダムに切ったベースの紙がアート!
ムラサキで、大人な雰囲気に仕上げました。
悪魔とエンジェルをテーマに。大きな羽がオシャレ!パリコレにパクられないか、心配。
テラコッタ風な仮面。
番外編。スーさんによる、ねこ仮面。
今年は、ハロウィーン向けに仮面を作りました。

年々、ハロウィーンは定着して、みんなが楽しむようになっているけど、
できあいのものを、購入して、競って、着ているのを見ると、
「遊び」としては、いま一歩、クリエイティビティの足りなさを感じる。

やっぱり、子どもには、自らを変身させるのに、手を使って欲しいな。
そんな思いを込めて、プロジェクトを計画しました。

シンプルなテーマだからこそ、100万通りぐらいの可能性があって、
どれも、全然、違う方向に進んでいって、見ていて、本当に、楽しかった。

2018年10月19日

和紙でもりあがる Japanese Paper

ここの所、心身停滞気味な私に、
友人が、高級和紙、ダンボール詰め合わせ、という、
「紙フェチ、鼻血ブー 」
な贈り物を、送ってくれた。
(でも、鼻血は、高級和紙では、もちろん拭かない)
 I got two box of Japanese paper from my friend.

切れ端から、シートに至るまで、
肌触り、発色、バリエーション、偶然できるにじみなど、
いくら見ていても、飽きない。
I have fetish to paper. I never feel bored watching them.

もらったのは、私だが、もう一人、横で、興奮してる女がいた。
ナノカだ。
There was another who were so excited to the papers.
That was Nanoka.

という訳で、いろいろ作ってみた。
先日の「森のモリモリブローチ」キットを使って、和紙ブローチ Broaches
教えていないのに、なぜか、ちぎり絵風 Flower field
渋い。flowers in the blue sky
私は、ミロ風をねらったが、なんかオバちゃんぽいか Miro?
「盛りすぎ」とナノカに批判された Too much, Nanoka claimed.
次は、レシピ用のノートの表紙作り We made cover for recipe notebook
主に、左半分がナノカ、右半分が私 Left Nanoka right Mom
コピーを取る Copied
製本 Front
裏 Back
コーティングや、コピーを取った際に、
和紙の風合いが、やや飛んでしまうのが、残念。
コピーではなく、直接、貼り絵で、スケジュール帳作りでもしてみるか。

2018年10月16日

原子 Atom

「原子って、なに?」を、読んでもらって、書き写すこと、2日目。完成したようだ。She completed to write down about definition of atom.
「書き写しただけでしょ。それじゃ、わからんよね。」と私が言うと、「ナノカ、わかったもん。ちょっとだけ、わからないところがあるけど。」と主張。"You just wrote down. It must be too difficult for you." I said. She claimed, "I do understand most of it!"
「本当に?ママは、もう30年、原子のことが理解できないけどなあ。」I said "Mommy did not understand it for 30 years."
言ってみて思ったが、「30年も、原子のことがわからない」て、研究者の発言っぽくない?Then I noticed it sounds like famous scientist.
かすかな記憶に、中性子だか、電子だかが、原子核のどうのこうの、、、
とやらだった気がする、原子の構造。
原子力発電も、原子爆弾も、この原子核を壊す時にできる、崩壊熱のエネルギーを
利用する、という辺りまでが、私の、理解できる範囲。

人間ができている成分に、「鉄」がある、という話から、
「なんで!?」となったけど、どう説明しようか。

元素記号が、なにがなんだか訳がわからなくて、そのまま覚えて、
さらに、進んでも、置いてけぼりを食って、五里霧中、
的な、高校物理&化学の苦い記憶が、ぼんやり。
でも、そんなのお構いなしに、ふつうに、みんな「鉄が足りない」て言うよね。
おばちゃんも、おばあちゃんも、妊娠中の若いママも。
意外に、身近に、やってくることのある、科学。

ナノカも、説明受けて、本人わかったと言ってるけど、
なにが、わかってるのか、たいそう、微妙だ。

ただ、科学のロマン性とか、理論の美しさとか、
世の中がそうやって、説明がついて、学問とつながっていくおもしろさ
みたいなものが、漠然と、感じられたら、ちっとは、いいかなあ。

そういや、元素記号表をにやにやしながら、見つめる小学生を見たことがある。
世の中には、いろいろな素養を持った人がいるんだよね。
私は、久々に、原子構造、見ちゃったよ。

2018年10月15日

シリアルじけん Serial

朝、なにやらゴソゴソしているナノカ Nanoka was hiding something
手に何か、隠し持ってる。「見せて」と言うと"Show me please" asked her.
手のひらから、シリアルが20粒ほど入った、袋が出てきた。ボタンが入ってた袋に自分で、シリアルを詰めk変えていた。In her hand, there's one package of serial packed in used small plastic bag.
5限目が終わると、いつも腹ペコなので、食べようと思ったとのこと。She thought she would eat after the school since she was always hungry.
 給食が、上手に、食べられていない。

いろいろなルールに、生まじめにし過ぎてること。
偏食があること。
食事が遅くて、給食時間内に、しっかり食べられないこと。

いろんな理由があるにしろ、とにかく、
午後の活動に必要な量が食べられていない。
シリアルを隠して、持っていかないといけないほど、
悩んでいたことに、心が痛んだ。

でも、この小汚い小袋(ボタンが入ってた中古)が
クラスメートに見つかれば、
「食べ物、持って来ちゃいけないんだよ!」と騒ぎになり、
傷つくことになるだろう。
説得して、今日は持っていくのはやめにして、
連絡帳に、給食のことについて、意見を書いて、
送り出すことにした。

ニューヨークにいた時、同居してた小学生の男の子の母親は、
「朝、起き抜けに、食事を摂れないので、フルーツをもたせますので、
授業前に食べることを、許可してください」と一筆書いて、
バナナをもたせていた。
日本じゃありえないことだと驚いたけど、
それぐらい、もっと、親は、いろいろ要望を学校に出してたし、
もう少し、ルールは流動的だった。

さすがに、バナナ持っていっていいですか?
は、ムリそうだけど、
話し合って、すこしでも、給食のストレスが解決すればいいな、と思う。

2018年10月14日

人間はなにでできてるか What is human being made of

「ねえねえ、人間って、なんでできてるの?」うーん、いろんな考え方があるよ。ある人は、水って言ったし、ある人は、考える葦って言った。
「じゃあ、ママとパパはどう思うの?」「パパは、害虫かもしれないなって思う(世界の行く末を憂う)。あるいは、原子だな。」「ママは、悪い心と良い心かな」「ナノカはねえ、血と肉と油と愛かな」

「じゃあ、魚はなんで、できてるの?」「ママは、前に進む気持ちで、できてると思う」「ナノカは、骨と肉と生きようとする気持ちでできてると思う!」ほう!
「てことはさ、魚と人間って、ほとんど一緒だよね。だって、戦争の時、人は、生きよう、て思うんだから」なんだか、哲学的なことを、いっぱい教わったような気分です。
最近、「○○は、なんで、できてるの?」が、とっても気になるナノカ。
それが、「このチョコレートは何でできてるの?」みたいなものなら、
答えがあるし、調べれば、わかるのだけど、
どちらかといえば、答えが幾つもの可能性があって、難しい問いが多い。

人間は、なんで、できているんでしょうね?
もちろん、物質としては、肉と血と骨とかで出来てるんだけど、
この「わたし」という人間は、結局、心がすべてを支配してる気もするし、
でも、一方で、世界の中で、人間一般を指すのならば、
この存在が、どういう方向へ向かわせているか、が答えなのかもしれない。

魚をはじめ、生物は「生きようとする気持ち」で、できてる
というのは、意外に、本質をついている気がする。
今の人間の生活は、それを、見えにくくしてしまうから、
時に、なにで自分が存在しているのか、わからなくなる。
でも、「生きよう」で十分なのかもしれない。

ナノカが言った「戦争の時に、生きようと思うから」は
究極な状態にならないと、それに気づかない人間の愚かさを、教えてる気がした。
なんだか、哲学的な問答をしてる。

さて、その後、ナノカは、
「原子って、何?原子って、なんで、できてるの?」
と気になり、パソコンで調べて、必死で紙に写していた。

残念ながら、私には、これを、上手に説明することができず、
ナノカは、まだまだ、モヤモヤしている。
どなたか、原子が何でできてるか、上手に説明してくれる本を
教えてください。