バッジ完成品 4 new budges |
左 カンコロ餅を食べるナノカ 右 トラネコ and other two big ones |
コスチュームに針金を入れ、飾りをつける。Costume in progress |
五島を結ぶ船は、数日間、止まるだろう、と言われ、延期することになった。
期日前投票は済ませてあった。
こういう嵐の日は、家にこもり、料理をしたり、物を作ったり、
本を読んだりして、過ごすに限る。
ということで、バッジを作った。
ナノカは、今回、3つ作ってくれたが、
私が、一個、曲げて、ダメにしてしまった。
ナノカは、こういう件に関して、寛容で、
なにも、文句は言わなかった。
できあがった、ひとつは、カンコロ餅のバッジ。
カンコロ取材の資金不足を補うために、どうしたらいいか、
相方と話していたら、ナノカが、作ってくれた。
フェリーの往復、宿泊費、レンタカー代など、万単位でかかり、
バッジの売上、数百円では、どうにもならないけど(シビア)
紫芋で作ってあるカンコロ餅に、キュンときた。
衣装の裾に、針金を縫い付ける。
こうすると、フワッと、ひろがる。
そこまでは、喜んでいたナノカだったが、
花柄の布で、デコり始めたら、
「こんな変なの、着たくない。ママが、着ればいい」と
言ってきた。
仕方なく、一番、派手なオレンジの花を、取り除いた。わたしは、派手じゃないとおもしろくないと思ったけど、
ナノカは、シンプルなものが、お好みなのだ。
夜になり、ナノカは早々と就寝し、
私たちは、選挙結果をテレビで見ていた。
今回、子どもの目を通しても、選挙を眺めることができた。
投票率の低さ。議論の不在。
いかに、社会の仕組み、政治の仕組みを知らないまま、
大人になり、そして、漫然と、選挙をしているのだろうと実感した。
こどもの社会は、おとなの社会の縮図とも言うが、
たしかに、問題は、おとなの社会から、降りてきてるのだろう。
先生が、ひとりの児童・生徒に理不尽な叱責を繰り返す。
パワハラだ。
会社なら、最悪、やめて、逃げ出すことができる。
大人だから、出るところに出て、会社を訴えることだって、できる。
子どもには、逃げ出す手段がない。 訴える場所もわからない。
でも、もし、児童が集まって、意見を出し合い、個人を守るために、
パワーに対抗するというシステムが、存在してたら、
すこしは、一方的なパワハラに、歯止めが効くこともあったかもしれない。
労働組合の仕組みと、似てる。
ひとりひとりの、人権と命を守るためにあるもの。
でも、今日本で、日常の中、その権利を意識することがあるだろうか。
機能していなくて、まわりの大人も知らない。
そんな仕組みを、どうして、子どもたちが、使いこなすことができるだろう。
何年も何年も、教育を受けているのに、
社会のことを、自分のこととして、実感しないまま、
社会人になってしまう、日本人。
大学で、ディベート(Debate)をした時は、ショッキングだった。
アメリカでは、「討論する」練習を、小学生から、しているのだ。
学校のPresidentを決める時は、本人だけじゃなくて、支持者の演説まであって
まるで、選挙の実践みたいだ。
わたしも、政治や社会のことに関して、勉強不足だと感じる。
もっと、知りたいと思った。
子どもに、きちんと、伝えられるように。
そして、それが、まわりに波及するよう、考えても行きたい。
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