2022年8月29日

自由研究 Independent Reserch during summer


 なつやすみも、あとわずか。さっさとドリル系の宿題を済ました娘は、一夏をかけて、自由研究をしてきた。

 今年は、早々にやりたい事が決まった。薬草の蒸留だ。それに関して、太良のみかん加工所に見学に行ったり、自作の実験装置を試作したり、大学の薬学部の先生に分析の方法を相談したりした。まあまあなボリュームの材料が集まっている。あとは、まとめるだけだ。

 

 先日、自分で写真を選び、注文していた。

 

 去年の「忍者が着ていた服」は、かなり手伝った。まとめ方がわからず、泣きじゃくるので、叱咤激励しながら、言葉も一緒に考えた。 写真も、わたしが選んで注文した。これだけ手伝ってしまったら、娘の作品と言っていいのだろうか、と思ったが、一人では、形にできそうになかった。どこまで手を出していいのか、悩みながら、かなり、手も口も出した。

 

 今年は、だいぶ違う。去年、一緒に取り組んだノウハウが、彼女の中に蓄積されて、やれる部分は確実に増えた。

 

 去年のあれは、手伝っても大丈夫だったんだなと、ホッとした。親が介入すると、子どもの探究心や自立心がつぶれるんじゃないかと、心配していた。でも、ちゃんと探究心も自立心も進歩していた。教育とか育児には、いろいろな説があふれていて、何をしても、不安に感じるから、やっかいだ。

 

 今回のテーマは、わたしもあんまり得意じゃないことだった。 そのせいもあって、失敗して、二人して、あたふたした。でも、失敗したから、悩んで、改善する、という経験ができた。それだけの余力のある経験は、まさに、夏休みぐらいにしか、できない。

 

 そもそも、夏休みの宿題なんて存在しない国もあるし、それもよいなあ、とも思う。でも、宿題があるならあるで、学ぶところもある。個人の向き不向きもあるだろう。どんな内容で、どこまでの規模でやるかが本人に任せられている自由研究を、うちの娘は喜んでいた。でも、好きじゃない子も当然いる。夏休みの宿題、悲喜こもごも。何が正解なのか、わからない。

 

 ガタガタ何が言いたいかというと、、、ドタバタで、手伝いにも手がかかったけど、一緒にやった私も、まあまあ楽しかった、ということかな。あと数日、なんとか、終わりそう。