2017年10月31日

ハロウィン衣装プリンセスセサミ  Costume Princess Sesame

ナノカは、だいたい、1年前にコスチュームを決めてしまう。
ということで、今年のコスチュームは、去年放送していたプリンセスセサミだった。
ということで、商店街へ。We went to the Shopping mole.
ご機嫌がイマイチなのは、ママが手作りのカバンを忘れる痛恨のミスのせい。She was not happy since Mommy forgot to bring her hand-made bag.
一旦、家に帰り、カバンをゲット。We went back home to pick it up.
今度こそ、手作りカバンに、Trick or Treat!
お菓子いっぱいもらって、今年も、楽しいハロウィーンでした。She got so many candies and spent very good time.
コスチュームに関しては、親子で、好みがはっきり分かれる。
わたしは、派手で、ビックリするようなコスチュームが好きなのだが、
ナノカは、すっきり、シンプルに、オシャレに着こなしたいようだ。

派手にさせてもらえない、不完全燃焼感はあるものの、
誰ともかぶらない、まさに、世界に一つだけの、衣装。
手作り衣装は、満足感がある。

「すっごく、楽しかった!」と、言われると、
「コスチューム着て、お菓子をもらって歩く」
という事が、これほど、子どもにとって、楽しいんだな、
と、実感する。
一方、ハロウィーンが商業的に、大がかりになっていき、
そもそも、起源のことなどを考えると、考えてしまう。

すこし、気にしてみると、
安価に買った変身セットを着ている人から、
ネット等で、取り寄せたであろう、かなり凝ったものなど、
使ったお金の差が見えて、見栄えに差が出ているのに気づく。
さらに言うなら、まったく、お金を使うことができず、
参加できなかった子供もいただろう。
心に引っかかる。

ビニール袋と、紙で作った、ニワトリくんを見た。
かわいかった。
手作りでも、全然、いける。
そして、子どものクリエイティビティにも、いい刺激になる。

みなさんも、来年は、手作りにしませんか?

2017年10月30日

ハロウィンバッグ Basket for Halloween

パックに布や紙を貼って、本体を作る Put clothes onto the plastic box
厚紙に千代紙を貼って、蓋を作る。Put papers onto thick board.
部品を、一緒にする。Get together to make bag.
蓋を留める、紐とボタンもつける。Put string and button.
裏側から。Back side.
「明日、ハロウィーンだけど、なんか、作る?」
わたしは、お料理か、お菓子のことを、聞いたつもりだったが、
ナノカは、
「そうだ、おかし、入れてもらう箱、作らなきゃ!」
と、言い出した。

衣装は、私が、作ったので、
まあ、カバンぐらい、自力で作った方が、楽しいだろうと
ナノカの意見を聞いた。

 結構、オシャレなカバンができた。

もう、これから、衣装を1から手作りは、大変かもと思った方。
カバンだけでも、手作りすると、楽しいかも。

バレエ初舞台 First Ballet concert


Rehearsal リハーサルの舞台裏 はりつめた雰囲気に、子供たちも飲まれていく
make up for Ballet舞台用のお化粧。アジアンビューティーな感じ
She did very well.とっても、上手でした。
She danced well.

ナノカの初舞台だった。

町の文化祭に、出させてもらう形で、初舞台を踏む。
はじめてのお衣装。はじめてのお化粧。はじめてのリハーサル。

大騒ぎで、ボディメイクして、メイクして、衣装を着て、、、
その独特な雰囲気も、この人にとっては、思い出になっていくんだろう。
自分の運動神経を鑑みて、ナノカも鈍いだろうと思い込んでたので、
意外にも、上達していく様子に、びっくりだった。
相方も、「習わせてあげて、よかった」と、一言。

リハーサルと本番で、大忙しの土日だったが、終わるとすぐに、
動かなくなった車の代わりを見つけなくては、とディーラー回りをする。
さらに、新聞社に新聞をもらいに行ったり、、、
くったくたである。
ふと見ると、頭も体も、ファンデーションや整髪料がついたままのナノカが
眠りこけている。そりゃ、そうだよね。

バレエを習うナノカを見て思うのは、
世界中で、同じ年頃の女の子が、憧れをこめて
スタジオに通って、同じ体験をしているのだという、横の連帯感。
どんな国のバレエのお話を読んでも、
きっと、その気持ちを共有できるんだろうな、とうらやましく思う。

わたしも、サポートする母としての、連帯感をすこしだけ、
味わうことができた1日だった。

2017年10月29日

毎日新聞「絵本作家がいく かんころの島紀行」Mainichi

10月29日付 毎日新聞
イラスト
かんころの連載が始まりました。
今年の2月に、島の現状を知って、8ヶ月あまり。
ようやく、第一歩です。
第一回は、島への取材なしで、佐世保市内のかんころ屋さんで、
製造過程を見学させてもらった様子と、島への取材への導入が書かれています。

文字数の関係で、まだまだ、突っ込んだ内容に踏み込めてないので、
これから、取材を通して、多くの人に出会ったり、
一緒に作業したりしながら、
島の生の声を拾っていきたいと思っています。

正直、「こうすると、 島が復活して、問題が解決する!」
という答えが、私にも、まったく、わかりません。
現状を伝えることで、人の心が動いて、なにか起こるかも。
そんなことを、淡く期待するしか、できない状態です。

この島は、地方が抱える問題を、
離島であるがゆえに、さらに際立たせていると感じました。

若い人が出ていかざるを得ない。
高齢化が進み、担い手がいなくなれば、文化が消えていく。
経済的には、大きな損失として出てこないから、
大きく取り沙汰されることもない。

たとえば、「かんころ餅」という食文化が消えても、
「ああ、あれ、なくなったのか」
と残念に思う、少数のファンはいたとしても、
かんころ餅が置いてあった棚は、なにか他の食べ物で埋められ、
忘れ去られていくことでしょう。

コンビニの棚が欠品したら、あっという間に
なんらかの商品がとって変わっていく。
こうした状況に、人は、慣れてしまっています。

お金さえ出せば、お取り寄せできていたものが、
いくつかの地方で、文化が消滅して、どうやっても、手に入らない。
そんなことが、あらゆる場所で起こって、
気づいたら、棚には、似たり寄ったりの商品しかない。
そんな日が、来るかもしれないことを、知ってほしいと思いました。

先日の台風で、11月に延期になった取材。
島の段々畑で、芋掘りをして、ミサに参加して、
お年寄りの昔話に耳を傾け、
しっかりと、掴んできたいと思います。

引き続き、取材のスポンサー、大募集しております。
長崎の文化をしっかりと、伝えていくためにも、
応援、よろしくお願いいたします。

2017年10月27日

ちょこっと嫌われる Torelance

 先日、バス停で、突然、年配の女性に、謝られた。On the other day, an old lady apologized me at the bus stop.
数年前に、私たち親子に、何度か、キツく注意したことを、気になさってた。She said she had complained us about my daughter's conversation.
4歳ぐらいの事だった。ナノカは、声を押し殺して、泣いていた. Nanoka was 4 years old at that time. She cried quietly. I said "you do not have to worry. You did nothing bad. It was just her opinion."
わが家は、市営バスで通学してるので、園からの帰り道、30分程度、
公共バスに乗る。
1歳半から、今まで、この生活をしている。

周知の通り、わが家の娘は、非常におしゃべりである。
30分間、ずーっと、しゃべってることも、まま、ある。
親ですら、うんざりすること、しばしば。
でも、耐えうる限り、付き合ってきた。

この事件が起きた時、「ああ、そりゃ、子供の
ひっきりなしの、おしゃべりが、カンに触る人はいるだろうな」
と思った。
苦手な方に、ご迷惑をかけてるよなあ、とも思った。

でも、4歳の娘を、止めることはなかった。
なぜなら、娘は、悪いことをしてなかったからだ。
60歳のおばちゃんだって、同じぐらいのおしゃべり量はある。

声が、必要以上に大きくなったら、注意していた。
泣き叫ぶことは、なかった。
ただ、ひたすらに、会話の総量が多くて、
また、子供の声が通る、というだけだった。

娘には、「おしゃべりが苦手な人もいる。
ママは、 ナノカが、悪いとは、思わないよ。
でも、これからは、あの人からは、離れて座ってあげようね」
と話した。

世の中的には、わたしに賛成の声と、反対の声があると思う。
でも、わたしは、娘のおしゃべりの本質を大切にしたかった。
1日、離れて過ごしたママに、山のように、話したいことがある。
なので、少しぐらい、世間に嫌われても、
この程度の迷惑は、許してもらおうと、心に決めた。
頭を下げる時は、下げて、でも、この方針は守ろうと決めた。

娘は、また、山のように、おしゃべりをしながら、5歳、6歳と成長し、
一方的に、質問し過ぎることは減って、思慮深い、会話をするようになり、
そして、声の質も、少しずつ、変わっていった。

くだんのおば様は、わたしに、
「先日、バスの中でお見かけしたら、お嬢さんも、ずいぶん、
おとなしくなられていた」と言った。
今でも、おしゃべりなんだけど、、、
会話が上手になると、うるさい印象は、なくなるんだろう。

いろんな人がいる。子育ての方法で
ぶつかってしまうことがある。そもそも、子供という存在が
迷惑をかけてしまう面もあるし。

必要以上に、反応しなくて、よかったなあ、と思った。
おば様は、私たちの顔を覚えていたけど、私の方は忘れていた。
キツイ言葉をかけたものの、気にしてたんだろう。
後からでも、声をかけてもらって、
とても、おだやかな気持ちになれた。

あの時、私が「いえ、うちは、悪くありません!」とケンカすれば、
彼女も意固地になってただろうし、
かといって、気にしすぎて、ナノカがしゃべるたびに、ピリピリ注意してたら
将来の「黒柳徹子」を、潰してたかもしれない。

親がスマホをこどもに握らせることに、批判が集まっているが、
でも、同様に、こどもが公共の場で、おとなしくすることも、期待している。
親御さんは、板挟みの中で、選択せざるを得ないところもあるのではないだろうか。

わたしは、スマホを持っていない。
なので、こどもに、「これで、おとなしくしていなさい」というのを
一度もやったことがない。
だから、ただ、ひたすら、二人で、しゃべったり、ゲームしたり、
スキンシップしたりして、電車やバスを乗り継いできた。
たぶん、ちょこっと、嫌われたこともあると思う。
でも、多くの人は、にこやかに、見守ってくれた。

100%、だれにも非難されない子育てなんて、ムリである。
そして、もっとも、大切なのは、こどもの心だ。

公の場で、一歩ずつ、子供は成長していく。
4歳には、4歳のできること、
5歳には、5歳のできること、
6歳には、6歳のできることをしながら。

昨日、就学時健診に行った。
もうすぐ、バスでの通園も終わる。
長かった。

会話上手の娘を、一緒に育ててくれた、バスの乗客のみなさん、
ありがとうございました。
My daughter kept talking at the bus for half hour every day.
One day an old lady said to her, "You are such a noisy girl!"
and she became quiet and teared.
I understood that some people do not like kids voices
but I also thought she did nothing wrong since her voice was reasonably low
and she did not scream or shout.

Many people expects kids to be quiet as adults,
but it was quit difficult for them. Then mommies handed them i-phone
to keep them quiet.

I had no i-phone.
So we just enjoyed conversation, word-game, or skinship.
I know some small number of people felt unused by kids voice
but I decided to keep this way of bringing up and I would say sorry
if they came to complain.

Years pass. My daughter grew up and become reasonable talker.
She had sense of humor, enjoyed conversation, and looked around
the surroundings to judge what kind of voices she should use.

There are nothing like 100% appreciated parenting.
The most important thing is always kids healthy growing.

2017年10月25日

ふるいはし Old Bridge in Nagasaki

11/14〜11/19 「絵描きたちの平和原画展」 日本福音ルーテル教会堂(長崎市)

お迎えに行って、ナノカに、聞いてみた。

「ナノカが言ってた、
戦争が終わるように、人の心を動かす、絵。
あれ、描いてみない?」

すると、
「ナノカは、アイデアを出すのはいいけど、描くのは、ママがして」
と言ってきた。
プロデューサー業ですか、、、

「ママ、この間、ナノカが、絵で
戦争を終わらせたい、て言ったので、考えちゃってね。
それで、今日、絵を描いたんだよ。
昔の気持ちを、思い出させてくれて、ありがとうね。」
とお礼を言っておきました。

調べて、知りました。
この中島川、アメリカ軍の当初の作戦では、
原爆投下の目的地だったんですね。
街の中心部に位置して、より多くの、被害を起こす予定だったのです。

戦争の中では、「正義」だと信じて、実行してしまう
人間の、数々の、非人道的な、行い。

恨みを募らせるためではなく、
人間の愚かな1面を知るために、
ここが、そういう場であったことを、知って欲しいと思いました。

I got motivation by the words of my daughter.
She said, "I want to be the artist (in the future)
who change people mind to stop the war."

I, as one of the artist, was moved by her words.
Am I doing something for that now?

I got the chance to be a part of Peace Exhibition in Nagasaki.
Then I thought about what I should draw for that.
10 years ago, I published book named "Haruni Umareru Kodomo"
I got motivated to make this book after 9.11. and middle of Iraque War.
It collects all the peaceful moments from all over the world,
in the past, presence, and future to believe that
every different people would live in peace.

Now, I decided to keep adding the pages for the book
wishing that people would believe in hope
that the Peace in the world can be possible.
This time, I drew "I play with big brother near old bridge."

I looked in some documents and found the fact that US army first
planned to throw atomic bomb onto this river
that was the center of the Nagasaki city.
It would have caused huge number of citizen killed.
That was just mistake to throw the bomb another side of mountain in the city.

In the past,
the US Army tried to throw an atomic bomb
onto this beautiful river and people's daily lives.
I do say this not for fanning hatred but for realizing how inhumanely
people could be once the war started.

To keep Peace, we need enormous efforts every day.
People might be tired and gave up
and believe that easy words or what they want to believe.
But if you realize the fact that efforts were keeping this peaceful moments
from inhumanely tragedies, we again stand and kept walking.

2017年10月24日

平和のために For the Peace

Work in Progress
先日、ノーベル賞や、選挙の話をした時、
娘に、ジャーナリストや、研究者、政治家という仕事を紹介した。
すると、
「ナノカは、絵で、人の心を変えたい(戦争を終わらせたい)」
と、答えた。

絵を生業とするものとして、 考えさせられた。

ナノカは、「戦争で苦しむ人たち」
たとえば、「連れ去られる子供」などを
描くことによって、戦争が終わると思う、と言っていた。
ゲルニカ、のようなものを、考えているのではないかと思う。

わたしは、平和を描くとき、平和な時間にしか、
存在しないものを、表現してきた。
たとえば、「花を育てる」ということ。

園芸研究家の柳宗民さんのエピソード。
戦時中、食べられない、銃後の助けにもならない
「花を育てる」ということは、禁じられていたそうだ。
でも、植物を愛する、柳宗民のお母様は、こっそり、内庭で育てていた。
それを兵隊さんに見つかり、てっきり、罰せられると思ったら、
「あ、花だ。花だよ!」「本当だ!」
と集まって、嬉しそうに、眺めたのだという。
灰色だった、人の心に、花の色が、輝いて見えたのだろう。

人が、殺され、傷つく姿は、もちろん、戦争の最も恐ろしい側面だ。
でも、たとえ、爆弾が頭の上に落ちなくても、
花を愛でる自由が、奪われてしまった、日常というのは、
やはり、とても、不幸な状態だろう。

わたしは、9.11をニューヨークで経験している。
その後、イラク戦争へとアメリカが突き進んでいき、
隣人たちは、対立し、街が、不穏な空気に包まれていった。
友人同士でも、それぞれ、複雑だったと思う。
重苦しい雰囲気の中、なにか、できないかと、
「平和をテーマに、それぞれ、絵を描いてみない?」
と、平和の展示を企画したのだった。

テキサス出身のトレイの描いた、マンガタッチの子供の笑顔、
プエルトリコ出身のシルビアの描いた、バラバラの体(sexのエクスタシーを表現した)
そして、私は、平和を花で表し、
動物たちを、平和を育てようとする、人間に変わって、登場させた。

バラバラの絵が並ぶ、平和ポスター展だったが、すこぶるいい反応を得られた。
「それぞれ、違うけど、みんな、平和を望んでることが、伝わった。」
「なんか、希望が湧いた」と。

わたしは、「人間なんて、戦いをせずには、いられない愚かな生き物で、
平和なんて、ムリなんだ」と、絶望してた所があったので、
この反応に、感動した。

それぞれが思う「平和」の形は違うかもしれない。
でも、だれも、戦争なんて、望んでない。
その事実に立ち返れば、平和は可能な気がした。

人は、不安から、必要以上に、自分を守ろうとしてしまう。
すると、必要もないのに、攻撃的になってしまう。
それが、戦争の素でもある。

この「平和は、可能な気がする」という希望の気持ちを広げたい。
そんな絵本はできないだろうか。
そうして生まれたのが、「はるに うまれる こども」だ。

ちょうど、長崎の日本福音ルーテル教会で行われる
「絵描きたちの、平和のメッセージ 原画展」に参加することが、
決まっていた。
これが、やはり、わたしの描く、平和だろう。

わたしは、「はるに うまれる こども」に
新たに、1ページずつ、加えていくことにした。 

長崎の平和な時間。
眼鏡橋を舞台に、あそぶ、兄妹を描く。
「にいさんと あそんだ ふるいはし」

展示は、11月14日〜19日
かこさとしさんや、原ゆたかさんなど、豪華!絵本作家大先生たちの原画の展示が主ですが、長崎在住作家として、彩りを添えさせていただきます。

18日(土) 15:30〜16:00に、
「はるにうまれるこども」が生まれたエピソードと、
朗読をさせて、いただくことにも、なりました。

2017年10月23日

嵐の投票日 Election Day in Storm

バッジ完成品 4 new budges
左 カンコロ餅を食べるナノカ 右 トラネコ and other two big ones
コスチュームに針金を入れ、飾りをつける。Costume in progress
週末は、取材の予定だったが、台風が来ると、陸以上に、荒れる海。
五島を結ぶ船は、数日間、止まるだろう、と言われ、延期することになった。

期日前投票は済ませてあった。
こういう嵐の日は、家にこもり、料理をしたり、物を作ったり、
本を読んだりして、過ごすに限る。

ということで、バッジを作った。
ナノカは、今回、3つ作ってくれたが、
私が、一個、曲げて、ダメにしてしまった。
ナノカは、こういう件に関して、寛容で、
なにも、文句は言わなかった。

できあがった、ひとつは、カンコロ餅のバッジ。
カンコロ取材の資金不足を補うために、どうしたらいいか、
相方と話していたら、ナノカが、作ってくれた。
フェリーの往復、宿泊費、レンタカー代など、万単位でかかり、
バッジの売上、数百円では、どうにもならないけど(シビア)
紫芋で作ってあるカンコロ餅に、キュンときた。

衣装の裾に、針金を縫い付ける。
こうすると、フワッと、ひろがる。
そこまでは、喜んでいたナノカだったが、
花柄の布で、デコり始めたら、
「こんな変なの、着たくない。ママが、着ればいい」と
言ってきた。
仕方なく、一番、派手なオレンジの花を、取り除いた。わたしは、派手じゃないとおもしろくないと思ったけど、
ナノカは、シンプルなものが、お好みなのだ。

夜になり、ナノカは早々と就寝し、
私たちは、選挙結果をテレビで見ていた。

今回、子どもの目を通しても、選挙を眺めることができた。

投票率の低さ。議論の不在。
いかに、社会の仕組み、政治の仕組みを知らないまま、
大人になり、そして、漫然と、選挙をしているのだろうと実感した。

こどもの社会は、おとなの社会の縮図とも言うが、
たしかに、問題は、おとなの社会から、降りてきてるのだろう。

先生が、ひとりの児童・生徒に理不尽な叱責を繰り返す。
パワハラだ。
会社なら、最悪、やめて、逃げ出すことができる。
大人だから、出るところに出て、会社を訴えることだって、できる。

子どもには、逃げ出す手段がない。 訴える場所もわからない。
でも、もし、児童が集まって、意見を出し合い、個人を守るために、
パワーに対抗するというシステムが、存在してたら、
すこしは、一方的なパワハラに、歯止めが効くこともあったかもしれない。

労働組合の仕組みと、似てる。
ひとりひとりの、人権と命を守るためにあるもの。
でも、今日本で、日常の中、その権利を意識することがあるだろうか。

機能していなくて、まわりの大人も知らない。
そんな仕組みを、どうして、子どもたちが、使いこなすことができるだろう。

何年も何年も、教育を受けているのに、
社会のことを、自分のこととして、実感しないまま、
社会人になってしまう、日本人。

大学で、ディベート(Debate)をした時は、ショッキングだった。
アメリカでは、「討論する」練習を、小学生から、しているのだ。
学校のPresidentを決める時は、本人だけじゃなくて、支持者の演説まであって
まるで、選挙の実践みたいだ。

わたしも、政治や社会のことに関して、勉強不足だと感じる。
もっと、知りたいと思った。
子どもに、きちんと、伝えられるように。
そして、それが、まわりに波及するよう、考えても行きたい。

2017年10月20日

期日前投票 Election before election day

今日は、芋掘り Potato harvest
その後、期日前投票に連れて行きました Brought her to the election
週末、取材旅行の予定だったので、期日前投票に行った。
選挙には、必ず、娘を連れて行く。
社会勉強の一つだと思うからだ。

自分の親が、社会の一員として、働いて、税金を納めていること、
そして、選挙に行って、1票を投じてること、
それを、目にして、少しずつ、理解していってもらえたらな、と思う。

結局、台風で、取材は、延期になった。
投票日に行けたか、、、でも、天候不順でもしも、投票できなかったら?
行っておいて、よかったと思った。

期日前投票は、とても、簡単なので、
まだ、動ける天気である、明日、投票に行くのも、オススメです。

2017年10月19日

あやとり Ayatori

毛糸を編んでるNanoka knit the wool.
あやとりだった。短かったので、作り直し、その後、本を見て、練習。It was wool circle for Ayatori.
次の日、Aちゃんと二人あやとり、するのを楽しみに登園。She was thrilled to go to school to play with A-chan.
2年前のクリスマス、機織り機と毛糸をプレゼントした。
が、家で、機織りをすることはなく、この毛糸は、
風船をつないだり、リリアンしたり、と雑多な使われ方をしている。
ウール100%の、まあまあ、いいやつなのだが、、、

きのう、ナノカが、毛糸を引っ張り出して、黙々と編み続け、
あやとりを作ってる作業を、ぼーっと見ていた。

「見てみてー」「ママ、一緒、作ろう」「手伝って」
などなど、私を一人で放っておいてはくれない事の方が多いのだが、
きのうは、「作る」から、「遊んで」「しまう」まで、
一人で完結していた。
長さが、足りなくて、失敗して、作り直すところも、含めて。

頼もしい。

毛糸も、ハサミも、時間も、自分のもの。
で、はじめて、「気が向いて、あやとりを編んで、ワクワク、園に行く」
が、できたのだと思えば、ウール100%も、惜しくないか。

2017年10月18日

母 取材はじまる Mom will go to the island

MMJ12月号 
ここ何年か、どちらかといえば、受け身に仕事をしてきた。
出産後、地方に引っ越した自分に、
仕事を回してくれる、旧知のクライアントからの依頼を、
ありがたく、こなしていた。

自分から、プロジェクトを立ち上げたのは、久々である。
さらに、なんとか、成り立たせるために、奔走したのも、久々だ。
そして、途中、何度か、苦い思いをしたのも、久々。

むかし、ニューヨークで、最初の絵本の案を持って、回った時は、
当たって、くだけて、の繰り返しだった。
今回、ようやく、寄稿が決まった時、
なんだか、その頃の事を思い出していた。
あきらめかけた頃に、まったく、別のところから、すこし、道が開ける。

パワーあるビジネスではないので、
こうした、細々とした、生き方を、愛するしかない。

たまに、こどものことを考えて、気持ちが萎えてしまう事がある。
でも、こういう生き方を、一緒に、愛してもらうしかない。

そう考え直したら、気楽になった。

週末、母は、取材に行ってきます!

After Nanoka's birth, I slowed down the pace of working.
I just did illustration job that clients offered to me
and stopped writing from me.

At the beginning of this year, I decided to make stories from me.
Then I hit the Goto Island.
I was deeply interested in this unique island-people, faith, food and nature.
Then I decided to go to the island to see their lives.

I need money to travel to there.
So I planned to find the sponsors-some magazine
I can write the essay about the island.
I thought this would cover my traveling fee.

But it was not easy to find the clients
and I got down many times.
The magazine business was one of the worst now.

Finally I found the client.
It was rural page of the newspaper.
It took half a year after I started to walk around
to talk about this project.

I got similar feeling when I had walked around to find the publisher
in NY.
I got so much rejections. then,
I got some good reaction after much tough time.

Our job is not powerful business.
So we need to appreciate the small details of lives.

When I think about my daughter's future or so,
I suddenly feel worried.
I cannot give her big support to expand her possibilities.

But this is me. She is my daughter.
She will understand and love my life as it is.

This weekend, I started to go to Goto Island.

家計とこども Family Money Matter

相方の車がエンストした。もしかしたら、寿命かもしれない。Husband's car stopped engine on way to work.
お財布には480円。しかも、給料が入っても、今月は保険の支払いで、全額そのまま、引き落とされる。In my wallet, there's only 480yen. Even if husband's salary comes, it will go straight to the insurance.
ナノカが楽しみにしてた帰省も、ちょっと、ムリかも、、、I am afraid that we cannot make trip to grandpa's home.
すると、ナノカファーストのバッチの取り分を減らして、足しにしてくれと言う。She started to say she will take less money for Nanoka1st Sale, from 200 yen to 150yen. Well 50yen cannot make car purchase,,,
ゴールデンウィーク、仙台帰省に、東京営業。
ナノカのピアノの発表会に、バレエの発表会。
カメラは壊れるし、タイヤは取り替えるし、、、

そもそもは、自分がやりたいことを優先して、営業回りをした結果、
本を世に送り出すまで、お金が発生しないプロジェクトしか
手元にない。
それも、進行が滞っていて、先が見えない。
そのことを、忘れて、日々の暮らし方を間違えたんだろう。

五島プロジェクトは、赤字スタート。
覚悟を決めて、プロジェクト始動したものの、車の故障は痛い。
でも、古いから、いつでも、起こり得ることだった。

財布の中身をみて、クラクラしてたら、
ナノカが「わたしも、協力する」と言ってきた。
バッジを売って、家計の足しにしようと思ったようだ。
一個あたり200円ずつの取り分を、150円にすると言う。

いやいや、ママの計画不足で、そこまで、しなくても、大丈夫だよ、
貯金もあるし、ちゃんとするから、と言ったが、
「払いたい」と言い続けた。

「じゃあ、欲しがっていたドミノ、
300円の負担金を渋ってたけど、あれ、払ってよ」
と言うと、突然、1000円払うという。
「ナノカが注文したドミノだし、また、稼ぐから、大丈夫!」とのこと。
ということで、父、母、ナノカ 1000円づつ、支払うことに決めた。

これで、よかったんだろうか。

家のお金の問題を、子供に感じさせていいのか、悪いのか。
「ないから、ダメ」の言い過ぎは、
こどもを萎縮させるし、実際、自分がそうだったから、
言いたくない。
でも、なんでダメなのか、なんでオッケーになったのか、
そのことは、説明した方が、納得もいくようにも見える。

とにかく、反省して、滞っていた、事務的な確認作業を、することに。
節約は必要だが、動かないと、物事は変わっていかないとも思うので、
今は、前を向いて、がんばるしかない。

2017年10月17日

五島プロジェクト Goto Islands

Statue at Ebukuro Village 江袋集落のイエス様
They used potate drying place for laundry干しだなに、洗濯物
Dried radish at dried potate place干しだなに、茹で干しだいこん
They collected the woods for boil water 芋を茹でるための燃料は、薪

Kankoro, Goto's special food. 手製のカンコロ揚げとカンコロ餅
今月から、上五島の取材に入ります。

2月に、五島、そして、カンコロ餅を取り巻く現状を聞いて、
最初に、訪れてから、半年。

上五島は、潜伏キリシタンの歴史が、今も続く、美しい島です。
人々は、素朴な信仰を守り、厳しい自然の中で、暮らしています。
でも、離島であるがゆえ、急激な人口減少の中で、
この文化が消えて行こうとしています。

今の五島の姿を、記録に残し、そして、人に知ってもらい、
島の人たちの幸せ、
文化とはなにか、そして、
島だらけの日本のこれからを、
一緒に考えていきたいと思いました。
今月から、新聞に寄稿させてもらうことが決まっています。


ただ、取材費が出ないため、家族に迷惑をかけずに、
五島に通うためにも、もっと、仕事を入れたいと思います。
もし、五島に関して、記事・イラストの仕事がありましたら、
ご依頼頂けたら、うれしいです。
(教会群のイラスト、お土産品のデザイン、子供向けの歴史の教本等
なんでも、やります!)

私の最終的な夢は、五島を舞台にした、子供向けのお話を書くことです。
(それが、一番、島の暮らしを、感じてもらうために、効果的でもあると思ってます)

多くの人のご協力を得て、現地で取材させてもらうことになります。
みなさんのお気持ちを、大切にして、役割を果たしていけたら、と思っています。
応援していただけたら、光栄です。

I am going to Goto Islands for writing the essay about the culture there.

It was the special island where the hidden Christian have lived
under the prohibition time during Edo era for 200 years.
Their descendant still lived there and kept their simple faith
in beautiful and wild nature island.

But the population there was radically reduced
and the culture there is nearly vanishing.
I just feel that is a big pity and I wanted to record their presence.
Then I decided to travel there for next one year to meet people
listen to their stories and work with them to know deeper.

I got the chance to write to the rural newspaper once a month,
but it does not cover my traveling fee.
So I welcome to take any kind of offer about this special Christian island,
such as illustrating islands cathedrals, natures, or write essay about their life, etc.

My goal is writing picture book about a girl who lived in this island.
That will be the best way to let people feel the reality of the life there.

2017年10月16日

野外劇団 楽市楽座 Open air theater, Rakuichi Rakuza

落ちてるのは、投げ銭です。投げるの、楽しい!We threw the money towards stage.
歌や楽器はもちろん、コスチュームも素晴らしかった!Songs and costumes are incredible!
この雰囲気を、味あわせてあげられて、よかった!I appreciated the chance I could let her feeling at this age.
初めて、旅の家族野外劇団「楽市楽座」の公演を観に行きました。

雨の降りしきる、日曜の夜でしたが、
公演は予定通り行われて、雨の中でも、
平静に、演じる役者さんの姿に、
恐れ入るばかりでした。

本を買わせてもらったのですが、
家族三人の旅劇団を始めたのは、娘の萌さんが9歳の時!
そして、劇団の収入は、観客からの、投げ銭のみ、という生活。
驚愕でした。

最近、こどもが育ってきて、
一緒にいて、手取り足取り、サポートを欲していた時代から、
脱皮していこうとする時期が、近づいてきています。

そんな中、「やはり、親の仕事は、稼いでやることなのでは?」と
考えてしまうことも。

旅芸人をして、娘を育てる、というのは、
たいそう、目からウロコだったのでした。

演目「小さなお化けたちの森」は、
冬になり、死を間近にした虫たちを通して、
「生きる」「死ぬ」を、問いかけるものでした。

演じて、投げられたお金が、ザルに盛られ、
その重さが、明日を生きるために得た、糧。
観に来た観客が、役者の命を、握ってるとも言えます。

本当は、わたしも、表現するものとして、同じなのだと思います。

銭が投げられなければ、わたし達も、生きられない。
まあ、うちは、せっせと働きに出る夫がいるので、
見えにくくはなっていますが、でも、
「生きる」ことへの、試行錯誤は、やはり、しなくてはいけない身の上です。

生と死。
これは、本来は、すべての人のテーマなんでしょうね。
働きに出て、一定のお給料をもらい、生きていく。
心も生活も安定して、ありがたいことです。
でも、そのことによって、「生と死」が、人間から、切り離されてしまい、
実感しにくくなってるかもしれない。
本来、人は、生きるために、ジタバタ動き、そして、死んでいくのです。

このテーマ、生と死を、毎日、噛み締めながら
生きていく旅の生活から語りかけられるからこそ、
味わい深いのだと思います。

バッタやん(昔、ブイブイ言わせてた、バッタ)は、
もう何年もしていない、最後の脱皮を、試みながら、
最後の時に近づいていくわけですが、
その時、「脱皮してるかい?」と聞かれるんですが、
果たして、どうなんでしょう?
ちなみに、ナノカは、「考え中」です。

今月から、あたらしいプロジェクトに取りかかります。
脱皮、します!

リトルアーティスト「オリジナルモンスター」Little Artist Original Monster

作品紹介。今回は、日本の古いモンスターを紹介。江戸時代の浮世絵、彫刻など。
さあ、ご自慢のコレクションから、選んで、切って、貼っていこう!
シカのツノ、ゴリラの腕、あとは、、、細かく、貼っていく。
 切って、貼っては、どんどん、発想が湧く。
スキップで、紙を取りに行く子も。
次に、木炭の作品と、使い方の話をして、絵を木炭で描き写していく。
真剣!
シンプルで、とても、表情があるドローイング。苦労しながら、濃淡の表現にもチャレンジ。一方、コラージュ、一番左、足の作品は、とても、凝っていて、よく、つなげたな、と思いました。細かすぎて、木炭で描くのは、難しかったですね。
発想豊かに、パーツを混ぜていました。悪魔か、土着宗教の神様みたいですね。木炭の使い方も、試行錯誤の中で、慣れてきて、表情豊かです。
どんなプロジェクトでも、自分の世界観に持ち込める彼女。カラスのモンスターは、すばらしい発想。木炭の使い方も、消しながら、描く、など、いろんなことに、チャレンジしています。
体のバランスの悪さが、たまりません。できあがったモンスターには、物語がありそう!木炭には苦労してたけど、このキャラクター、かなり、おもしろいです(新種のルンバみたいです)
丁寧に、大きなモンスターを仕上げました。年長児とは思えな、まとまりのある大きなモンスター。ジブリに出てきそう!初めて触ったのに、絵の具も、うまく、扱えています。
よく見ると、細かく、切って、貼り付けています。頭が、反転してたり、常識にとらわれない、組み合わせ方。ドローイングでは、さらに、線を足して、混沌感が増して、楽しい作品になりました。
こちら、中学生のビッグアーティストさんの作品。与えられた題材を、自分の味付けで、完成させました。まるで、アニメーションスタジオのキャラスケッチみたいですね。リトルさんとビックさん、お互い、刺激になったと思います。
こちら、大人のビックさんの作品。進化した生物を作りました。下界に進化しきれない下等生物もいるとのこと。大人も、こんなに発想豊かなんですよー。
ナノカの作品。かなり、パパの手が入ってますが、とにかく、怪しさだけは、光ってます。
メンバーも入れ替わったので、3年ぶりに、同じプログラムをやりましたが、
前回同様、みんな、楽しそうでした。

このプログラムは、イタヅラ心、物語性が、
肯定的に、前面に出てきて、
「どうしようかな〜」
「あ、いいこと、思いついた!」
という雰囲気が、充満します。

アートは楽しい。
物作り、絵を描くのが、好き!
いたづらや、おもしろいことは、いいことなんだ!

そういう時間も、大切だな、としみじみ、思います。

次回は、混色の勉強ができるよう、地面/壁面の写真を、絵にします。