2018年5月3日

絵本作家が行くカンコロの島紀行7 Goto Article


4月30日付で、新しい記事が出ました。
今回は、かんころ文化研究会発足メンバーの一人でもある、高橋さんを中心に
文化(島の景観)が、人によってできあがっていることを、書きました。

高橋さんは、私が、上五島に通い始めた当初から、案内役を
してくれている人で、島を理解するのに、とても、重要な人物です。

初めて、高橋さんの案内で、江袋教会を訪れた日は、
偶然にも、10年前、江袋教会が火災にあった、まさにその日でした。
そのことを、立て看板を読んでいて、ふと、気付いた私たちは、
なにかが、ここに、私たちを連れてきたのではないか、と
体が震えたのを覚えています。

それから、1年が過ぎ、
私は記事を書き、メンバーはそれぞれ協力し、
かんころ餅のリーフレットが出来上がり、
かんころ餅の展示をするところまで、やってきました。
「人は、情熱で、また、次の人を、動かすことができる」
と、感じることが、多々、ありました。
感慨深いです。

たとえ、島が世界遺産になって、
「わあ、そんなステキな場所があるなら、旅行に行こう」
と、人がやって来ても、そこで文化を作ってきた人たちが
去ってしまっていたら、見るものは、抜け殻みたいなものです。
わたしは、今、自分を感動させてくれる、人の営みのある島を、
見てもらいたい。残したい。

わたしは、あの日、やはり、教会に呼ばれたのでしょうか?
だとしたら、できるところまで、自分の仕事をしようと思います。

明日から、家族で、上五島に行きます。
家族に、島の人を、島の人に、家族を、紹介してまいります。

みなさんも、よいゴールデンウィーク後半を、お過ごしください。

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