2016年11月27日

11月リトルアーティスト「フィールドワーク」Little Artist Nov

天候が良くなかったので、秋のものを用意しておきました。
いろんな、スケッチを見ます。ビアトリスポター、尾形光琳、日本画、ボタニカルアート、ジョージアオキーフなど。
さあ、好きなものを、選ぼう!
穴の空いた葉っぱ。どう描いたらいいかな?
色を混ぜて、自然に近い色を見つけるよ。
3歳の男の子の作品。葉脈が、ちゃんと、見えてます。
大きな紙の方が、描きやすそうだったので、大きな葉っぱにしてみました。

これが、一番のお気に入りだそう。いろんな、色が見えてます。
小さな植物を選んで、しっかり、形と色を見ています。
白の花を背景を塗って、描く、という高度なことに挑戦。しっかり見て、線を選んで、ていねいに描いています。こうして、きちんと捉えられるようになると、この花を、デザイン化して、次の作品に生かすことができます。
小さなものを、大きく、あたたかく、描けました。秋色を生かして、線も生き生きとしています。鮮やかさと中間色のバランスが、とても、いいです。

見て描く、が最初は難しかったようだけど、3枚描いているうちに、ぐっと、混色が上手になりました。
小さな作品ではあるけれど、3枚描く、というのは、相当なエネルギーを使います。
時間いっぱい使って、みんな、最後まで、集中して、がんばりました。

身近な自然でも、頭で描いてしまいがちです。
葉っぱ→みどり という思い込みで、逆に、自分の目の方が、
この色だ!と引き寄せられて行ってしまいます。

でも、チューブに入った「みどり」は、自然界には、絶対存在しないような
塗料のような、青っぽい、緑をしています。
自然物を描くには、必ず、混色が必要です。

また、いつも、見て、知ってるつもりでも、葉脈の出方や、
茎から、葉っぱの出方など、描いてみると、「あれ?どうだっけ?」と
実は、よく、わかってないことに、気づきます。
「見て、描く」というのは、「知る」ことなんだな、と思います。
こんな風に、小さなコレクションのように、
スケッチを続けていってくれたら、嬉しいです。

それにしても、子供たちの、花や葉っぱは、本当に愛らしくて、
「今しか、描けない絵」ですよね。
 見ていて、しあわせな気持ちになりました。

次回は、12月18日(日)
酉年の掛け軸を、制作する予定です。

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