2017年7月25日

食べること To eat

こども食堂ポスターPoster for inviting kids for free restaurant.
先日、専門学校で、調理師の卵さんの前で、講義をする機会があった。
The other day, I got a chance to teach in the class for chef school.

初めての体験で、何を話したらいいのやら、と思いながらも
原稿も書いて、「世界の食」について、食べる側の方からの経験を話した。
I got offer to talk about "food of the world from eater's point of view."

あらためて、考えたのだが、調理師さん、というのは、いい仕事だ。
腕一つあれば、世界中の、どの国へ行っても、仕事があるし、
日々、研究を重ねることで、どんどん、進化していけるし、
そういう研究自体が、楽しいだろうし、
上を目指せば、ものすごく、出世だってあり得る。
雇われることもできるし(安定)、一国一城の主にもなれる(自由)。
I found the chef very good occupations.
Once they got the technique, they could find job anywhere in the world,
they could develop themselves by studying through every day job,
they could enjoy those studying process,
they could be big, they could be employer or they could own their restaurant.

まだまだ、若い、「この間まで高校生でした」という学生さんには、
そういう視点を持つことは、難しいかもしれないが、
可能性の大きさを知って、大きく羽ばたいていってほしいな、と
願いを込めた。
The students were so young that they had a view towards the world,
but I wanted them to know the possibilities that they had.

地方都市の専門学校で、世界を見つめるのは
非現実的に思えるかもしれないけれど、
この街の、陽の光、海の豊かさ、新鮮な果物と野菜は、世界に誇ってもいい。
本当に、美味しいものは、手間と、暇と、脚を使って、地元の人間が食している。
This is a small technical school at the small city in rural area,
but actually the surroundings such as sunshine, rich sea food and
rich vegetable and fruit are one of the best in the world.

「食」は、文化である。
どの国にも、そこにしかない食べ物があり、食べ方がある。
それは、気候や風土(何が獲れて、どう保存するか)に影響され、
宗教や、国内事情にも、左右され(食べてはいけない食品、貧富の差等)
そこに、いきついた訳だ。
To eat is culture.
Each culture has special dishes.
They are based on the climates, soil, surroundings
and influenced by the religion, sometimes even governments etc.

なにかを調理して、食べる時、いちいち、そんな事を考えたりしないけれど、
でも、毎日食べる、一皿、一皿が、そうした意味を運んでいるのは、確かだ。
We do not think it every time to eat.
But each dishes has each meanings.

数並ぶレストランから、好きなジャンルを選び、好きな料理を選び、
なんでも、食べられる現代。
でも、たまに、そこに流通する食材や、社会の流れ、その料理ができた経緯、
そんな事に、考えを巡らせることも、大切だと思う。
Now we can choose one restaurant from thousands and
one dish from thousands.
But one time in a while, it is important to think about where the ingridients come from,
how the society works for that, and how this dishes made up.

こどもたちに食育を、とは言うけれど、大人も、たまには、考えたい。
We said, "teach kids about food" but grownups needs it, too, sometimes.

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