2016年9月26日

9月のリトルアーティスト「モノトーンコラージュ モノトーンペインティング」

今回は、子供達に、「トーン」を理解してもらうため、
色をお休みして、白と黒と灰色で、
コラージュ(貼り絵)とペインティング(墨絵)を体験しました。
カラー写真とモノクロ写真を見て、「色がなくても、トーンがあれば、絵になる」という話をする。コラージュの参考に、山下清も紹介。
白〜黒までの、5段階のトーンの紙を並べて、切り貼りしていく。
難しい話は抜きで、本当は、トーンを感じながら、遊ぶだけで、充分!
最初に、ベースを黒で貼り、夜を表現。さて、どうやって、構成していこう。
色がなくても、作れた!
花火と夜景。暗闇に浮き上がるって、こんな感じ。
トーンを存分に使って、複雑な模様のトンボ。楽しんでるのが、よくわかる。
猫のパターンを、トーンを変えて連続させる、テキスタイルのような作品。しっかりトーンを使い分けている。
こちらは、紙で遊んでいるうちに、立体になっていった!子供って、本当に、頭がやわらかい!
お兄さんお姉さんは、自分たちが納得出来る完成まで、しっかり時間をかけました。
北斎の赤富士を、白黒コラージュで。とても、細かいです、、、
あ、あの人です。
日本画の手法のように、背景のトーンで、花を浮き立たせました。背景も、べったりではなく、トーンが入っているところが、味わいを増しています。
絶妙なバランスを出すため、慎重に、一つずつの線を選びました。服のトーンをグレーで落としたため、目が顔に行きますね。とても、センス良く、まとまりました。アベさん、選挙のポスターにいかがですか?
カラーの絵画を、自分で、モノトーンに変換する、という、難しい作業にチャレンジ。細かくちぎった貼り絵で、トーンを調整している。すばらしい集中力!
 後半は、墨絵に挑戦。
「とても、うすい」「中くらい」「真っ黒」の3段階の墨で、順番に絵を描き、
最後に、白絵の具で、ハイライトを入れた。
コラージュの後だったので、色の濃さの違いを、すこし、理解しやすかったかと思う。
墨絵の説明。佐世保市広報「キラッと佐世保」の取材が入ってます。
一番、うすいのから、はじめ、、、
2番目のトーンを足します。トーンの違いで、紙の上で、遊んでますね。
にじんで、いい感じ!
すごい、迫力満点のカブトムシの出来上がり。
白黒で、遊べれば、充分。
こっちも、遊んでます。
柿を見ながら、描いています。ヘタがむずかしい、、、
完成!お山みたいに、安定感のある、柿です。サインも、いいですねー。
大好きなリンゴなので、2個も描いちゃいました。まあるい形が、とても、きれいにとらえられてますね。おいしそう〜ていう気持ちが、出てます。岡本太郎風。
トーンの違い、線の違いを使い分けて、全体に散らしながら、マイワールドを描きます。
白黒なのに、明るい光が差して、カラフルに感じられる。
チョウチョ。滲みを模様にしていて、絶妙です。お正月用に、掛け軸にしたら、かっこいいですね!
プログラムは、「これを、経験してもらおう」という発想で、組んでいるので、
こどもによって、「今日のは、難しかった」という日もあれば、
「すごく、しっくりきた」という日もあります。
 よい作品を作るため、というよりは、脳みその違うところに刺激がいくような、
世界が少しずつ、広がるような、感覚を目指しています。
なので、ぜんぜん、作品を仕上げられなくても、大丈夫。
まわりからも、刺激を受けながら、自分の表現や幅を、人知れず、広げて行っています。
(ナノカも参加してますが、毎回、教室内では、作業に集中できず。でも、家に帰ると、教室のお兄ちゃん、お姉ちゃんの影響を受けた、作品を作っています)

一方で、子供達は、刺激の中で、「今しか描けない、すごいもの」を作り出してくれます。
ぜひ、いろんな形で、飾ってみてください。
日常が、クリエイティブで、明るくなりますよ!

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