2016年9月7日

バックとえりこ 

夏の思い出。お湯みたいな浅瀬で、リラックス。
セサミの制作が、最終週分に入ったが、
この1週間分が、進まず、とても、きつい。
ボリュームも、いつもより、多いのかもしれないが、
「あと少し」になってからの、ゴールまでは、なんだか、遠い。

お迎え時にも、なんとなーく、ボロボロな感じな私に、
容赦なく、話し続けるナノカ。

先日は、バス待ちをしてると、「お話ができた」と言い、

「むかし、あるところに、とっても、汗くさい男がいました。
何日も、お風呂に入らないようなひとでした。」

「むかし、きれい好きの女の人がいました。
どれぐらい、きれい好きかというと、海に行って、そこで、シャワーしたのに、
家に帰って、またシャワーして、そして、夜には、今日の分、と言って、
さらにお風呂に入るぐらいです」

と二つの話をしてくれた。変なの〜。

バスに乗って、全然違う、おしゃべりしてたが、その時、
「ナノカ、ママと一緒のお仕事を、してもいいけど、
自分じゃ思いつかないから、最初は、セサミを使っていい?」
と言いだした。
「いいけど、、、」と言いかけて、ふと、バス停での、話を思い出した。

「さっきの、あせくさい男の話を、ひろげたら、いいんじゃない?」
と言い、
「たとえば、、、とっても、汗くさい男がいました。その男の名は、、、」
と私が「ジャック」と言おうとしたら、
「バック!」
「きれい好きな女の人の名前は、、、」
「えりこ!」(どこから、来たんだ?)

二人を出合わせればいいんだよ、と教えてやると、
「バックは、えりこに、汗くさいと言われて、お風呂に入りました。
でも、まだ、くさいのです。
気にして、相談に行きました。
その人は、みどり、という名前の女の人で、
海の後に、シャワーを一度入るぐらいの、ふつうの人でした。
みどりさんは、バックに、お洋服が汚いんじゃない?と言いました。
そこで、お洗濯をすることにしました」
(以後、ズボン、メガネ、という風に、しばらく洗濯が続く)

さらに、
「ナノカ、というお母さんがいて、さくらちゃんと、すみれちゃんという
双子のあかちゃんを連れていました」
と第3者まで現れて、
オムニバス式で、どんどん、広がっていった。

バックとえりこ、、、
私は、二人を出会わせたら、恋に落ちるのかと思ったけど、
ひたすら、世界は広がっていくようだった。
そんな、簡単なもんじゃないのね。

0 件のコメント: