裏山の竹で、水鉄砲を作った。 |
実は、難しいのは、押し棒作りの方。
筒の太さに、ピッタリでないと水が押せないし、
かといって、完全に同じ太さだと、押すのがとても大変。
さらに言うと、棒に布を巻きつけるだけだと、簡単に抜けてしまう。
棒に絡みつくように、小さな引っかけを仕込んで、スポンジをかませて、
その上から布を巻いていく。
できは、「まあまあ」で、筒から半分ぐらいの水がこぼれる。
用心しないと、濡れる。
作ってみて、初めて知ったが、これこそ、微妙な調整をしながら、
熟練していくものなのだろう。
先日、家の前の小川に、近所の子供が水鉄砲を持って現れた。
ナノカは「恥ずかしい」と嫌がったが、この竹水鉄砲をもたせた。
川では、どうせ濡れるので、まあまあ、遊べる。
近所の子が、「ナノカちゃんの水鉄砲は、作ったの?」と私に聞いてきた。
そうだよ、と答えると、うらやましそうに、「私は作ったことがない」と言っていた。
川遊びに行くと、みんな立派な水鉄砲を持ってくる。
それも、またよし。水鉄砲の打ち合いは、楽しいもんね。
でも、本当に、竹の水鉄砲を見なくなったなあ、とも思う。
市販品も高くないから、よけいに作らないんだと思うけど、
こんなにナチュラルな材料で作れるのだから、
経験として、一回ぐらい、やっといて損はないと思う。
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