2017年8月20日

科学の芽 MMJ August Issue

MMJ August Issue "Cells" 8月号「細胞」
 先月、学生時代の友人が、子連れで会いに来てくれた。
そこの少年は、以前プレゼントした「からくり玩具」を一人で仕上げ、
もっとしたいと、買いに行っていた。
一緒に旅していても、「なんとか式ダムだ」と言い出すなど、
機械、物理、科学に対する興味がハンパない。

一方、ナノカは、同じカラクリ玩具を買ったけど、
私に全部やらせた挙句、次の日には、踏んづけて、半分壊し、
今では、その存在も、どこへ行ったやら。
ダムは、海、川、ため池と区別がつかず、
「こりゃ、科学的、数学的なセンスは、ないな」と
しみじみ、感じるのだった。

土曜日、相方が出勤日だったので、久々に、科学館に連れて行った。
1年ぶりに行ってみると、どの展示にも、夢中になり、
プラネタリウムの内容には、「重力が海も引っ張ってる」と
いたく、感心し、工作、実験ショーで作ったものは、家でも、
くり返し、遊んだ。
興味、あるんだ!!!

そういや、小学校の時、科学館って、めちゃくちゃ楽しかった記憶がある。
自然界や、宇宙、物質なんかの「ふしぎ」を知るんだから、
おもしろいに決まってる。

「おしっこって、なんで、できてるの?」
「魚のウンチは、どうなるの?」
「海と空と、どっちが大きい?」
いずれも、ナノカの素朴な質問。
ぜんぶ、科学の芽だ。
ちゃんと、この人にも、芽がある。

科学者になる人間は、一部かもしれない。
でも、ふしぎと出会い、ワクワクすることは、
どんな子の成長にも、必要な事。
手作りでありながら、質の高い「ワクワク」を提供してくれる
科学館に、感謝の1日だった。

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