2020年2月10日

幼少期をふりかえる Looking back the babyhood

初めてのバレンタインカード作り。ハサミとノリを使い始めた、初期の頃。
針と糸を使った、最初の頃。2針縫うのに、10分ぐらいかかる。
初めて、キャンプに行った頃。海辺でスケッチ。
ヨモギを摘んで、湯がいて、お団子作り。毎年春の恒例行事。
夏至に明かりを消して、過ごす
水の量で音階を探す
ナノカの通っていた、藤原幼児園の父母の会で、子育てのお話をさせてもらってきた。

自分の子育ても、いまだ道半ばの身で、
「子育ての話」をするというのも、お門違いかもしれないが、わが家が、大切にしてきた事に絞って、お話しさせてもらってきた。

準備をするにあたって、膨大な写真をずーっと見返していたのだけど、
いろんな事をしてきたなあ、と改めて思った。

どこの家庭でも、たくさんの経験をして、たくさんの写真があるだろうが、
わが家の場合、「クリエイティブな体験」を実験的にナノカに与えて、
それを意識して記録してきたので、見返すと、興味深い所があるかと思う。

例えば、ハサミを、いつ触り始め、どんな経過で扱えるようになり、
作れるものが変化して、管理までできるようになっていく。
発達に伴って、作品も変化していく、というのが記録で残っている。

家庭での、「クリエイティブな体験」とは、
まだ、何物でもない、種みたいなものに、水をあげて、栄養をあげて、
育っていく過程を、楽しんでみている、姿勢になる。
「おお、芽が出たね」「へえ、こんな蕾なんだ」という感じだ。

一方、習い事や教育となると、
「これを、できるように、させたい」という
完成系があって、そこに向かって、訓練をしていく。
目的地へのチャレンジ、という感じだ。

子育てに、「こうあるべき」「これがいい」は、一概に言えない。
(個人差、家庭ごとの価値観もある)
だけど、「これをしたら、これが、できるようになります!」という情報が
世の中にあふれ、不安に煽られての、早くから目的達成のために
がんばり過ぎる親子も多い。


水と栄養をあげて、答えは、風まかせ、の心持ちも、
知って頂きたいなあ、と思う。

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