2019年3月1日

かんころの島紀行「黒島」Goto Article


今回は、黒島について、書きました。

私は、世界遺産登録される前にも、2回ほど、黒島にナノカと
日帰りで行ったことがあったのですが、
今回は、取材で、2回行き、
1回は、朝のミサに出るため、宿泊もしました。

佐世保へ50分で着くという立地条件。
なので、私たちがこれから引っ越す東彼杵と、それほど、
時間的距離は変わらない?と言いたいところですが、
やはり、「島」というのは、特別だなあ、とも思うのです。

私は、昔、アイルランドに住んでいたことがありました。
その時、周りのほとんどの人がカトリック教徒でした。

黒島は、島民の8割がカトリック教徒です。
そのことを、ふーんと思ってたのですが、
ふと、アイルランドにいた時と同じなんだなあ、と思いました。
日本全体の中でのカトリック教徒の人口比率は0.4パーセントと言われる中、
特殊な状況だと思いませんか?

島には、基本的に、警察がいません。
なぜなら、泥棒がいないからです。
島の人は、全員、知り合いなので、盗みは起こりません。
泥棒は、よそ者だけなので、何かあったら、相浦警察署に電話を入れます。
すると、船着き場で警察は、待っていればいい。
島の出口は、船しかないわけですから。

そういえば、船には、ゴミ収集車も同乗してました。
朝の便で、島に上陸して、島を一周して、
夕方の便で、佐世保に帰ります。
ゴミも、出口は、船だけのようです。

そういう小さなことが、
「島」であると、しみじみ、思います。
だからと言って、それが、大きな発見で、
ノーベル賞やら、直木賞や、国民栄誉賞につながる訳でもありませんが、
へえ〜、がいっぱいある。それが、島旅だと思います。

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