それを聞いて、こっちが頭が下がった。年齢や経験値はこっちが上なのに、「師匠」と呼びたくなる。なんて、大人。清廉。公正。
先日、「いじめは、集団の中のすべての人間の心が傷つく」と言った人がいた。
今まで、あれや、これやと、いろんな不条理を経験し、ナノカの心が壊れちゃうんじゃないかと心配もしてきた。でも、どんな時も、ナノカは乗り越えた。もしかして、当事者の方が、しっかりと受け止めた分、傷は見えやすく、その都度、きちんと癒される機会があったけど、傍観者だった場合、傷は見えない分、残ってるのかもしれない。そんな風に考えたことがなかったけど。
世間の不条理が降りかかった時、親は、子の信じる正しさを、しっかり、支えてやる。話を聞いて、抱きしめるだけで済む時もあれば、調べて、その正しさを証明したり、戦う時もあるだろう。親の気持ちでも、所属する社会でもなく、子の心にある「正しさ」を守るため。
ずっと、「ナノカって強いなあ」「すごいなあ、これも乗り越えちゃうんだ」と不思議に思ってきたけど、そのコアにある部分が、自分の正しさへの自信なのだと思うと、なんだか、納得がいった。
とはいえ、こうした気の張った日々は、ストレスが続く。今日は、ふとしたきっかけで、泣き出した。はやく、解放してあげたい。
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