2021年1月20日

声がでかい Loud

 

声楽の先生が、

「人の声は、もともともっと高かったのだけど、現代人は密集して暮らしているので、小さく、こもっている」

と言っていた。野生動物は、警戒音や威嚇音など、相手に伝えるために自然に轟く音を出す。遠くまで伝わる音が、野生の声だ。

ナノカの声は、でかい。だだっぴろい田舎で暮らしてるので、いくら声を出しても、注意されることがないからだろうか。前より、どんどんでかくなっている。野生に近づいてるのだろうか。

家も広いし、隣の家まで(大家さんが住んでいるが)、音が漏れることもないので、夜、大声で歌っても、迷惑をかけることがない。めちゃくちゃなデシベルで歌を歌っている。

うるさいなあ、と思うこともしばしばだが、舞台に出たり、人前で発表する機会もあったりで、しっかり声を出し切るだけの発声も、身についていた方がいいんじゃないかと思い、放ってある。もともと、通る声なので、音量がつくと、「すげえこと」になってる。

一方、人が集まる場所では、声を控えなきゃいけない。電車の中、店の中など、音量は互いの邪魔にならないよう、気をつける。最近では、公園や保育園にも、近隣住民から苦情が来るから、街で大きな声はどこでも迷惑行為あつかい。都会では、声を思いっきり出すことがほとんどないだろうなと思う。

これも、田舎暮らしの産物なのかな、と思う。

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