オヤツを用意する女子 girls prepared their snacks. |
3年生の女の子というのは、自分たちで、ほぼ完結するので、付き添いのように、ボーッとやり取りを眺めていた。
川に行けば、猿のように遊び、おしゃれをし始めると、女子高生のようにうるさい。
でも、夕暮れの川で遊ぶ彼女たちを見ていて、とにかく、こんなに、うつくしい生き物はいないよなあ、と思った。
普段は、一人っ子で、ほとんどのことが、自分のペースでやれてしまうナノカ。それぞれの女の子たちも、それぞれのワガママと、一緒に遊びたいという気持ちの狭間の中で、 主張したり、折れたり、時にケンカして、時に涙を流して、くっついたり、離れたりしながら、共存していた。
わたし自身、仕事柄、一人で過ごすことが多く、自分も、集団の中で、自分の立ち位置を見つけるのがあまり上手ではない。なので、スーッと距離をとってしまうことが多い。
でも、彼らがこうやって、真剣にぶつかって、それでも、スッと仲直りして、一緒に遊んでいる姿を見ると、甘噛みして、キーキー言い合ってる、子猿を見てるようで、「そうか。社会で生きる勉強をしてるんだなあ」と、感心する。
自分も含め、昨今の大人は、「集団なんて、めんどうくさい。苦手だから。」と、距離を取ってしまいがちだけど、生き物としての人間は、社会性の強い動物で、一人では生きられない。社会に所属して生きているのに、一人で生きているような気分になってるのは、傲慢なんだろうな、と思う。
ナノカは、孤立しがちな、マイペース人間であったけど、小さな単位で見てみると、人と付き合って、しっかりとぶつかって、時に相手を立ててと、そのことを勉強してるんだなあ、と思った。
不器用さや、未熟さも含めて、うつくしいなあ、と思う。
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