二人の絵を、額縁にいれた。our portraits into frame |
ここが、アライグマ侵入口か?ナノカ調査員 She was searching for the entrance of the racoon. |
私の寝起きが悪く、ウダウダしてると、ナノカがリンゴを剥いていた。再び、アップルパイに。Peering apple for Apple pie |
ちょっと酸っぱかった柑橘類を絞って、ゼリーに。みかん県、長崎ならではの贅沢。Squeezing the sour oranges for jello. |
私の仕事の締め切りが、迫ってくる。
テレワーク、と言われる前から、私の仕事は自宅勤務で、
家で仕事をする事には、全く問題がないのだが、
家に子がいる状態で仕事をする事には、多いに問題がある。
まず、私は作業中、人に見られるのが好きではない。
話しかけられるのも、好きではないし、
お昼時間やなんらかで、作業時間がプツンと切れるのも好きじゃない。
たぶん、一般社会ではワガママにあたり、「何、言ってるの?」という
状態だと思うが、それだけ、作業をしている時は、没頭してるのだと言い訳したい。
とにかく、私の仕事と、好奇心旺盛なエネルギー過多の小学2年生とは、非常に相性が悪い。そして、それは、わが愛する娘=保護責任がある女児、なのだ。
ナノカも物心がついて、遠慮らしきものはしてくれる。
でも、それは、せいぜい1時間程度。
ちょうど、原稿を読み直しているところで、「ねえねえ、私ね、、、」と話しかけてくる。原稿の全体のバランスを見ていたが、話しかけられた時点で、意識が散漫になる。「ごめん、今、ムリ。後にして。」と言うと、落胆して、去っていった。
そんなこんなで、ピリピリした1日だった。
前日の夜、屋根裏から足音が聞こえ、天井をつつき回したところ、逃げ回る足音が響いた後、窓の外にアライグマが現れた。これが、入り込んでいた!
ナノカは、日中、アライグマ侵入口を探して、写真を撮ってまわっていた。
たぶん、その話もしたかったのだろうが、文章を練り上げた後に、文字数の多いナノカの会話を聞くのは、結構、しんどい。グッタリと聞いていたら、「今日は、お疲れママだね」と諦められた。
夕食後、ナノカが最近読んで、おもしろかった本を朗読してくれた。しかし、私の脳には、すでに1日分の文字数が通過した後だったようで、まったく、入ってこなかった。それでも、ずっと話し続けた。
夜、ふとんに入る時に、本を読んでほしいとねだられる。ウッと思ったが、源氏物語の末摘花の巻を読んだ。きゃあきゃあ言って、嬉しそうだった。最後に、埋め合わせができて、よかった。
果たして、母親の1日の文字の処理能力はどれぐらい、あればよいのだろう。私は、処理能力が衰えているのだろうか。女たるもの、女子高生に始まり、おばちゃんに至るまで、言葉をもっとガツガツ食して、なおも、健全たる食欲を持つような、強靭な消化能力をもってしかるべきなのかもしれない。
来週も雨が続きそうだ。
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