2020年3月28日

Day 20 雨の日、母、仕事

二人の絵を、額縁にいれた。our portraits into frame
ここが、アライグマ侵入口か?ナノカ調査員 She was searching for the entrance of the racoon.
私の寝起きが悪く、ウダウダしてると、ナノカがリンゴを剥いていた。再び、アップルパイに。Peering apple for Apple pie
ちょっと酸っぱかった柑橘類を絞って、ゼリーに。みかん県、長崎ならではの贅沢。Squeezing the sour oranges for jello.
雨の日が続く。
私の仕事の締め切りが、迫ってくる。

テレワーク、と言われる前から、私の仕事は自宅勤務で、
家で仕事をする事には、全く問題がないのだが、
家に子がいる状態で仕事をする事には、多いに問題がある。

まず、私は作業中、人に見られるのが好きではない。
話しかけられるのも、好きではないし、
お昼時間やなんらかで、作業時間がプツンと切れるのも好きじゃない。

たぶん、一般社会ではワガママにあたり、「何、言ってるの?」という
状態だと思うが、それだけ、作業をしている時は、没頭してるのだと言い訳したい。

とにかく、私の仕事と、好奇心旺盛なエネルギー過多の小学2年生とは、非常に相性が悪い。そして、それは、わが愛する娘=保護責任がある女児、なのだ。

ナノカも物心がついて、遠慮らしきものはしてくれる。
でも、それは、せいぜい1時間程度。
ちょうど、原稿を読み直しているところで、「ねえねえ、私ね、、、」と話しかけてくる。原稿の全体のバランスを見ていたが、話しかけられた時点で、意識が散漫になる。「ごめん、今、ムリ。後にして。」と言うと、落胆して、去っていった。

そんなこんなで、ピリピリした1日だった。

前日の夜、屋根裏から足音が聞こえ、天井をつつき回したところ、逃げ回る足音が響いた後、窓の外にアライグマが現れた。これが、入り込んでいた!

ナノカは、日中、アライグマ侵入口を探して、写真を撮ってまわっていた。

たぶん、その話もしたかったのだろうが、文章を練り上げた後に、文字数の多いナノカの会話を聞くのは、結構、しんどい。グッタリと聞いていたら、「今日は、お疲れママだね」と諦められた。

夕食後、ナノカが最近読んで、おもしろかった本を朗読してくれた。しかし、私の脳には、すでに1日分の文字数が通過した後だったようで、まったく、入ってこなかった。それでも、ずっと話し続けた。

夜、ふとんに入る時に、本を読んでほしいとねだられる。ウッと思ったが、源氏物語の末摘花の巻を読んだ。きゃあきゃあ言って、嬉しそうだった。最後に、埋め合わせができて、よかった。

果たして、母親の1日の文字の処理能力はどれぐらい、あればよいのだろう。私は、処理能力が衰えているのだろうか。女たるもの、女子高生に始まり、おばちゃんに至るまで、言葉をもっとガツガツ食して、なおも、健全たる食欲を持つような、強靭な消化能力をもってしかるべきなのかもしれない。

来週も雨が続きそうだ。

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