I spent 4 years to make this book, The Island of Kankoromochi and Churches in Nagasaki. 「かんころもちと教会の島」の初校が上がってきました。
Cover 表紙 |
My daughter also checked it目の肥えた読者による、書評タイム |
初めて、かんころ餅のルーツを追って、島に行った時、「これは、どこにもない話だし、これから過疎化で、いつまで同じ風景が見られるか、わからない。絶対、記録に残し、多くの人に知ってもらいたい!」と思いました。4年前のことです。
わたしは、絶対おもしろいはず、と思ったのですが、最初に出版業界に持ち込んだ時は「地方にある、1つの食べ物の話なんて、全国規模じゃ、取り上げられない」という反応が主流でした。「今、世の中は、一月にあと1万円節約する方法、みたいな現実で役立つ話を求めてるのよ」とも言われました。世知辛い世の中だなあ、と思いました。
がっかりしていたある日、デザインした、佐世保市図書館の利用者カードのマスコミ向け発表会があり、当時の毎日新聞の佐世保支局長と話すことになりました。支局長は、かんころ餅の話に乗ってきてくれて、「それ、とりあえず、地方版で連載しましょう」と、すぐに企画書を出してくれました。
連載は決まったものの、単独で、フリーランスの人間が取材をすることは、なかなか、ハードルの高いものでした。島の人も、何してる人かわからないわたしに、警戒心があったと思います。しかし、新聞記事がたまり始めると、「こんな風に、島のこと、書いているんですよ」と理解してもらいやすくなり、人が人を紹介してくれ、いろんな人に会うことができました。
教会、学校、島留学先、塩づくり、県庁の害獣課、農家、かんころ餅業者さん、移住者さん、修道院、、、
2年ほどが経ち、記事がたまった頃、もう1度、絵本の企画を持ち込みました。手元にアイデアだけではなく、形となるものがある。そして、たくさんのふしぎとして刊行されることが、決まりました。決まってみると、「たくさんのふしぎ」しかあり得なかったな、と思うほど、ピッタリの読者層、形式の内容です。
最初は絶望的に見えたものも、1つずつ、小さな結果を積み重ねていくことで、最終目標に到達できるんだということを、自分自身も知ることができました。ちょうど、娘の成長とともに取材をしてきて、娘がたくさんのふしぎの対象年齢の時に、出版されます。昨日は、初校を、厳しい目でチェックしておりました。
9月号で、8月発売になります。読んでいただけたら、うれしいです。https://www.fukuinkan.co.jp/maga/detail_fushigi/
I heard about the roots of Kankoromochi, the traditional food of Nagasaki, 4 years ago. I visited Goto island to see the culture behind it. The island is the place where the descendant of the Hidden Christian still live and kept the faith.
I just believed that their lives should be recorded since it would change within years. The population of rural islands has declined and some churches would close soon. Kankoromochi is the food that they could survive even under the hardship of prohibition of Christianity.
It was really difficult to find the publisher first. I started writing articles in newspaper once a month and kept visiting to meet people in island and collect the materials, looked up the histories and sometimes experienced the life there. After two years writing, I brought those materials and visit publishers again. One editor decided to publish it.
I really thanks to my husband who support the trip which did not make result until now.
I hope that it would be published overseas, too. This book is about the freedom of the faith, the strong will of the ordinal human being, and the importance of everyday life happiness.
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