Nanoka asked me to draw own tree yesterday after homework. They were work in progress.
Nanoka's tree. Big tree with spreading roots underground. |
my tree. Lots of animals living in the leaves. Comfortable and safe. |
いつも、テーブルに新しいアートの題材が乗っかり、一緒に、作業をするのが、当たり前の日常だったけど、長らく、一緒に絵を描いてなかった。余裕がなかった。
わたしが、仕事を提出し、気持ち的に落ち着いたタイミングで、声をかけてくるなんて、よく見ている。
この「じぶんの木」は、ヨシタケシンスケさんの絵本に出てきた、「人は、それぞれ、じぶんの木がある」というのから、来たようだ。
ナノカの木は、根っこが張り巡らされていて、すごく、どっしりとしてるのだそう。
「すごく、大きいから、太陽はこの辺」
と言いながら、描いている。
「この鳥はね、魚をくわえてるけど、草食なので、食べないの。この魚は、新種の珍しい魚で、魚博士の研究所から取ってきたの。これ、水槽。あちこちの研究所から取ってきて、コレクションしてるの」
ナノカの絵は、いつも、物語になっている。
ナノカは、体調を崩してから、心理カウンセラーさんと、何度か面談をしてきたが、先日、「あの部屋にある、ミニチュアやってみたいなあ」と言った。箱庭の事だ。
その日、自分でカウンセラーさんに言えたようで、箱庭で、たくさん遊んだそうだ。聞いていると、ナノカが絵を描くときと似ていて、お話のようになっていた。
ストレスを抱えていて、疲れ切っていたはずなのに、箱庭した帰り道は、ものすごく元気だった。
物語る、とは、頭の中にある、未整理な混乱を、糸をほぐすようにして、棚に並べていくような作業なのかな、と感じた。自分の混乱自体を、分析・理解しなくてもいい。ただ、ごちゃごちゃに押し込まれた倉庫の中が、魔法できれいに整頓されていくような感覚か。
このすき間時間が、子どもの心の健康に、どれだけ大切か。子どもはタフだから、あれもこれも課されると、がんばって、こなしてしまう。そして、それが、すぐ結果につながるものだと、大人は成果が見えるので、「やった!」「やらせた!」気分になる。
余裕のある子が、自主的に勉強したり、何かの活動に打ち込むのは、構わないと思う。でも、日々、心の休息や、解放も必要だ。すき間時間を、残してあげたい。
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