一昨日、前の学校に、荷物を取りに行った。
ナノカが、望んでいたことなので、体調が落ち着いたこの時期に、相方が付き添い、学校へと二人で向かった。わたしは、心が乱れそうだったので、付き添わず、外で待っていた。
1年間、取り組んできた小屋が、完成している。それを、まず確かめると、学校に入っていく。一気に子ども達に囲まれた。それに、対応しながら、ざっとクラスを眺めると、荷物を受け取って、帰って来た。
その日は、小屋ができたパーティーだったという。また、本も完成したと聞いてきた。
参加したかったもの。完成させたかったこと。自分の仕事だと思ってたこと。友達との時間。自分が積み上げた人間関係。そういったものを、10分ほどで確かめてきた。
残酷な現実だな、とわたしは思う。でも、ナノカは、その日、ただ淡々と、過ごしていた。たしかに、彼女にまちがったことは、一つもないのだから、堂々と、そこにあればいい。目の前のことを、受け止めていく。子どもはまっすぐで、強い。
納得がいったのかな、と感じた。終わったのだ。
ここから先は、彼女が、体調を整え、前を向いて歩いていくのみである。それと、おとなの間違いは、別問題だが。
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