2021年3月10日

体力の限界 Psysical problems

 

月曜日、新しい学校に、試しに行ってみた。

朝はバスで行き、2限分、特別教室で過ごして、歩いて帰っただけだったが、帰る道は、腹痛で辛そうだった。家に帰ったら、ぐったりと横になり、当然、次の日は、登校せず、1日空ける事になった。

1日空けて、学校に行ってみる。教室に誘われるが、「ムリ」だと言う。

前は平気で一人で歩けていた距離が、半分でも、きつい。食事も、半分も食べられない。そして、体力がないから、気力が出ず、教室で人に囲まれる事に、踏み出せない。私の影に隠れるように、学校で過ごす。気持ちは、前に進みたいと思っても、体力が半分ぐらいになっていて、自信が持てない。

もともとは、どんな集団にでも、ひょうひょうと入っていける子で、子ども同士の活動の時に、わたしの手など、借りる必要もなかった。一人で電車でも、バスでも乗れたし、よっぽど自立してて、なんでも、自分で決められる子だった。

それが、新しい環境に、いつもの自分じゃない状態で、紹介されていくことを、本当に、気の毒に思う。ここでは、もともとのナノカを、だれも、知らない。

この人は、1ミリだって悪くないのに、なぜ、この人が、すべてを背負わなきゃいけないんだろう。なぜ、こんなにハンデを負って、転校しなきゃいけなかったんだろう。そして、いつ、ふつうの生活に戻れるんだろう。

それでも、毎日を重ねていくしかない。

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