2020年4月3日

カンコロの島紀行3月号 Goto Article March

Two women, who moved to Kamigoto island, decided to buy the land to build factory to make constant production of Kankoromochi. They now made their mind to live there for their lives.

Beside of Kankoromochi, they made Fukuremanju, Karintou, since Kankoromochi is mainly eaten New Year Day.
花野果のお二人には随分前に、一度取材させてもらっていた。それこそ、連載が始まってすぐの頃、彼女達もかんころ餅作りをスタートさせていた。

かんころ餅の背景や文化を守るために、理想に燃える姿。それは、まるごと、カンコロの島紀行にピッタリな話だと思った。

でも、私が取材の駆け出しで、手探りなように、彼女達も試行錯誤の中にあった。
まだこれからの動きだとも思った。もう少し、先を見てみたい。

取材先でも、それ以外でも、たくさんの移住者の方に出会う。
都会に集中する人口や、利便性を追求していくことへの弊害を感じ、これからの世界への提案として、一歩を踏み出した、という人も多い。ビックリするようなプランを持った人もいる。

でも、その大きな希望と思いゆえ、苦労する姿も見かける。
ただ、土地の需要に合わせて暮らすだけなら、なんとかなるかもしれない地方の暮らしも、理想があるがために、空回りしたり、浮いてしまったり、そうしてるうちに疲れてしまったり。 軌道に乗せて、地元のモノになっていくのは、並大抵のことじゃない。

そんな中、二人の事業を拡げる話を聞いて、「おお!」と思った。
大きな楔が打ちつけられた、と感じた。

同じ場所を取材し続けていく事の面白さは、
思いが、形になっていく、道のりを見られることである。
たった3年。されど、3年。
通わなければ、書けない記事もある。

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