2020年4月8日

Day 23 青空学習 Study under the sky

She was studying under the sky青空の下、お勉強
It was at our car parking beside the farm 車置き場で、ティータイム。
She started to study English during this school off ナノカ、最近、英語始めました。
季節がよくなった。

日曜の午後、窓を全部開放して、布団を干し、よい季節の、よい空気を家に通す。
さらに、自分たちも虫干しを。
アウトドア用の椅子とテーブルを出して、お茶をする事にした

そのまま、ナノカが外で勉強し始めた。
もし可能なら、自宅学習も自宅勤務も、ベランダとか窓際とかでやったら、気分が変わるのでは?

ナノカが最近、英語を始めた。

私は、海外で出版文化に携わった身として、
「もっと、根本的に、ネイティブと張り合える文章が書けたなら」
と思うことが、何度かあった。

「小さな頃から、英会話をさせる」には、必要を感じないが、
「美しい英文を味わい、生み出せる」ことには、価値を感じる。

堂々と世界と渡り合える英会話の力(交渉力なども含め)を求めてる親は多いと思うが、ビジネス英語なら、それほど焦る必要ないのではないか。
一方、英文を文学レベルで読み書きしようと思うと、それは一筋縄ではいかない。

ここ数年で、ナノカの日本語読解力は、定着した。知らない言葉や漢字で引っかかることがあるものの、かなりのスピードで、大量の活字を処理して、正確に理解できる。

人に得手不得手があるなら、この人は、言語が得意分野なのだろう。
もしかしたら、文を生業とする可能性があるかもしれない。

私自身が文章に関わる業界にいて、斜陽を肌で感じてきた。
それでも、万が一、娘がそうしたものを生業として選ぶ可能性があるのなら、応援したい。そのためには、この小さな市場を生き抜くため、日本語の小さな世界で島を取り合うよりも、より読者数が多い、英語圏の文章を操れた方が、よっぽど風通しがよいだろう。

同時に、こうも思う。
翻訳できない言葉が多々あるように、英語だけでは、日本の文化の微妙なニュアンスは表現しつくせない。こぼれ落ちる感情、感性、風景が出てくる。
アイルランドという国には、ゲール語という独自の言語があったが、英国統治下で、英語に転換。今、自国の言語を自由に操れる人間は、ごくわずかとなった。失った文化は戻らない。

自分のルーツから得られる個性を、最大限に取り入れること。自分のベースとなる文化を、しっかり自分の言語で吸収してほしい。

こちらの複雑な思いと裏腹に、辞書を引けるようなったナノカは、そもそも、アルファベットにまったく馴染めていないとわかった。
やり方を変えないといけなさそうだ。

まあ、のんびりいきましょう。

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