2020年4月30日

Day31 マーマレードのオレンジ色 Marmalade

もらった夏みかんを刻んで、、、
ゆでます
これを水にさらす、を3回繰り返したのち、砂糖と煮ます。
砂糖の分量を半分以下に抑えた、ほろ苦マーマレード。絶品!
近所のスーパーで1パック150円のイチゴを買って、干す。
アザミ。
花束にして、持って帰ろう。
夏みかんをもらったので、マーマレードを作った。

皮を大量に刻んだり、種をはじいたり、工程が多くて、
それなりに大変だけど、
刻むと、さわやかな匂いが充満して、心地よい。
なにより、水にさらした時のオレンジ色が、あまりに美しくて、
ウットリする。

世界には、作業や生活の中でしか出会えない、美しい色がある。

映画や映像の美しさに感動することもあるけど、
それは、誰かが、「この美しさを見せよう」と提示してきたもの。
現実の世界で、「ああ、美しいなあ」と感じる時は、
相手はそんなつもりがなく、ただ、美しい。

マーマレード作りはまあまあ疲れたけど、
あのきれいなオレンジ色を、娘の手のひらに乗せさせられたのだから、満足だ。

手を使い、体を使い、自然の中から、生活の中から、
美しいものを、いっぱい心に刻んでほしい。
それが、キャンバスに向かう時、引き出しの1つ1つになる。

オンラインリトルアーティスト2 Online Art class 2

オンラインアーティスト、第2回。今回は、3人の未就学児さんと挑戦です。I connected with three 5 year old kids.
現代アートみたい!夏ミカンから、イメージしました。途中、笑顔が何度も見られて、うれしくなりました。大好きな赤を印象的に、バックの色が、にじみで、深い味わいが出ています。Beautiful picture inspired by an orange. Look like abstract drawing. She enjoyed it very much.
こちらは、バスキアみたいな作品。好きなものを、見ながら何個も描いたのだけど、その後に全体に塗った淡い水色が、作品を調和させてくれてます。He drew several subjects of his favorites. It became one harmony by pale blue wash at the end.
こちらは、大きな紙いっぱいに、果物をたくさん描きました。背景をいろんな色で、にじませながら、塗りました。シンプルなテーマだけど、黒い強いラインと、背景の色使いで、とっても、楽しい絵になりました。She drew lots of fruits on a big paper and painted over the several color wash as background. Very cheerful and cute picture.
さらに、人数を3人に増やして、未就学児さん3人と、オンラインでやってみました。

小さな子だと、画面を見ての指導は難しいかな、と思いましたが、
お母さんたちのサポートもあり、かなり集中して、楽しんで制作してくれました。

オンラインの良さは、自宅だから、リラックスできる事かな、と思います。
目の前で、筆をとって、やって見せる事ができないのが、もどかしいですが、
もしかしたら、小さな子の方が、タブレットに抵抗もないのかも。

そして、なにより、東京の子と、長崎の子が、一緒に制作しているのが
不思議だけど、楽しくありました。
これはこれで、いいものですね。

どれぐらいの人数をオンラインで、一緒にやれるか、
どんな内容なら、オンラインでも、準備できるか、
など試行錯誤中ですが、Stay Homeの時間の過ごし方の一つとして、
提供していけたらな、と思っています。

2020年4月28日

Day30 弓矢作り making arrow

弓矢を作りたいと、言い出した。

庭に落ちていた竹の破片に穴を開け、麻紐を通し、張り、
そして、中を通す棒も、割り箸を削って、それらしきものを、作った。

結構、飛ぶ。7メートルぐらいは飛ぶ。

さらに、新鮮な竹を求めて、裏山に登って行った。
青竹をノコギリで切り倒し、火で炙って曲げて、それに紐を張った。

その弓矢の飛ぶ勢いたるや、イタチぐらい、とれそうだ。

身近な材料で、子どもの手作業でも、意外に、できのいい道具が作れるもんだなあ、と感心した。

空白の時間は、人を違う方向に、育てる。

予定に、「においぶくろ作り」と書いたナノカ。
ポプリをつめる袋を作りたいようだ。

「えっとね、ここをパッチワークにして、それでここを縫い合わせて、ここをファスナーつけて、開け閉めできて、中身が詰め替えられるのにする」

うーん、どうだろう。ファスナーじゃなくって、よくない?
リボンとか、紐で結いとけば。
でも、すでにイメージがあるようで、短いサイズのファスナーをよこせと、しつこい。

まあ、いいか。
なんか、新しい発想が、そこから、生まれるかもしれないし。

「できのいい」「見栄えのいい」ものなんて、作る必要ない。
君の頭の中にある、それを作って、いっぱい、失敗したらいい。
そうやって、古代人だって、次の道具を編み出してきたんだろう。

ファスナー付き、においぶくろ。後日公開予定。
乞うご期待。

2020年4月26日

オンライン・リトルアーティスト実験 Little Artist test

家での、おこもり生活が続く、子ども達。
リトルアーティストも、4月は開催できず、5月以降もメドが立たない。

オンラインで、やれないかな?
と考えて、色々、調べてみた。
Zoomでやるのがいいよ、とか、本格的にやるなら、カメラがいるよね、とか。

別カメラ接続に必要な機器を注文したが、全国で需要が高まってるようで、
届くのがいつになるか、わからない。
でも、ゴールデンウィークが迫っている。

そこで実験的に、内蔵カメラで、リトルアーティスト、オンラインにチャレンジしてみた。
I tried to do Online Little Artist with Nanoka's friends.
今回は、パソコンの内蔵カメラでチャレンジ。
この絵に、、
ウォッシュをかけます。「おお〜」
こちらは、アトリエ組。
向こう側も、モチベーションがわいたみたい。
すっごい、ステキなのが、描けてます!
パソコンのカメラに向かっての作業が、スマートとは言えませんでしたが、
なんとか一緒に作業ができて、
Zoomの使い方と、参加者とコミュニケーションの取り方が、わかりました。

別カメラがない状態では、スムーズではないかもしれないけど、
ゴールデンウィーク中に、やってみようと思います。
夕焼けの桜です。桜が風で舞い落ちる時の感動が、伝わってきます。美しい赤です。堂々と真ん中に立つ一本桜。まるで、日本画みたい。
こちらは、シンプルなお花のクレヨンの絵に、虹色の背景をウォッシュで入れました。背景が入って、不思議な雰囲気が出ました。明るくて、楽しい絵です。
貝です。小さな貝を、紙いっぱいに描きました。スジを色とりどりに描いて、バックも塗り込みました。なかなか、迫力があります。
クレヨンも、塗り込むと、美しい。牧歌的なテーマと、清潔で素朴な色使いが、清々しいです。理屈ぬきに、幸せな絵です。

2020年4月23日

Day 29 食育 Food Education


フレンチレストラン「リトル・レオ」のオードブルのテイクアウトFrench Take Out
2人分を3人で分けて、夕食に。we decided it for three.
東彼杵の千綿地区の飲食店は、早くから、店内での食事を取りやめ、テイクアウトに切り替えている。
他地域からのお客さんが多い事を考慮して、話し合って、決めたそうだ。

リトルレオさんも、テイクアウトを始めた。
わが家でも、2人分オードブルセット(2200円)を注文してみた。

いつも思うが、パテや自家製ハム、小さなおかずに至るまで、一つ一つ、それぞれスパイスやハーブの使い方が違って、味が違う。
家では、絶対に出せない、手のこんだ料理。
長くフランスで修行した人なのだなあ、と思う。

お料理上手や、趣味が高じてお店を出す、という人もいる。
ホッとする味だったり、懐かしさだったり、いろんな物が求められるから、どれがダメという話ではない。
でも、きちんと修行して、基本があり、料理人としてのプライドを感じる料理も、子どもに食べさせて、その存在を知っていて欲しいと思う。

飲食店には、とても、厳しい時代。
食は、文化だ。
この騒ぎの中、プロの仕事や技術が保たれていく事を願ってやまない。
ホットプレートを買いました。We bought the electric pan for table cooking.
 去年から、どのホットプレートを買うかずーっと迷っていたが、おうち時間に向けて、とうとう購入を決め、配達された。
お好み焼きとパンケーキ(素を使わない)をやってみた。
家族でワイワイ、エンターテイメント要素のある調理器具。
そして、電気なので、比較的安全に、子ども一人でも扱える。

騒ぎが収まったら、お友達を招いて、パーティーもしようね。

2020年4月22日

Day 28 ナノカファースト アマビコ Amabie Challenge

Nanoka tried to make new production of Nanoka 1st.ナノカファーストの新商品で、「アマビコ」をやってみると言う。スケッチ。
着色 It was a monster who was supposed to save the world from the virus sick in the old paper.
完成 done
焼き上がり。burn it.
ついでに、私のも。I drew same one.
焼き上がり。burn it.
昔から、流行病というのはあって、
たくさんの人が犠牲になってきた。

その正体が、今は、ウィルスだとわかっているけれど、
昔の人は、突然、バタバタと病気で人が倒れていって、
神様や天災やら、いろんな原因を想像するしかなかっただろうと思う。

でも、対処が出来るまでは、
ただ、かからないように予防して、例えかかっても体力で打ち勝って、
生き残る、という点では、今も昔も同じなのかもしれない。

昔の人が疫病を退散させると信じた、「アマビコ」という妖怪。
とてもユーモラスな姿をしていて、かわいい。

個人では、なにもできない(おとなしくするしかない)今、
ユーモアとか、笑いとかが大切だと感じる。
アマビコを昔の人が描いた気持ちも、同じだったのかなと思う。

ナノカと二人で、楽しく、描いた。

Amabie was the monster written and drawn in the old paper around 19 century.

In old times, people did not know about the virus, so they just believe
it must be punishment from the gods or super natural power effected on it.

Amabie was believed to save the world by drawing their figure and show around people.

Nanoka tried to make the production of Nanoka 1st, her shop.

The figure was funny and humorous and we enjoyed drawing it.
Maybe it was the effect of Amabie challenge?

Day 27 食べること 作ること Cook & Eat

Put lemon juice into milk and boiled.レモン汁を加えた牛乳を火にかける。沸騰の具合を見ている。
in 10 min, it was divided into liquid and solid. 分離したら、こす。
It became cattage cheese. カッテージチーズ、できあがり。ナッツと蜂蜜をかけて、おやつ。
she baked naan. ナンを、焼く
curry and naan for dinner. カレー、ナン、ラッシーの夕食。
とうとう、エリア由来の感染者が出た。
長崎県の公立学校の休校も、始まった。

しばらく、自宅待機が続くだろう。
いろんな意味で、あきらめがつき、気持ちを切り替える。

オランダでは日本より早く、ロックダウンしている。
最初は、それぞれがSNSに生活ぶりをアップし、やり取りがあったものの、
1ヶ月も経つと、人はそれすらしなくなった、と聞いた。
人と会わず、小さな空間で同じ生活が続けば、気力は落ちていくものなのだろう。

今まで、仕事や作業があり、「一人でなんとか、過ごしてくれ」と言うと、
ナノカは、とにかく本を読んできた。
それが続くと、そのうち、こちらが「これ、する?」と聞いても、
「うーん、いいや」と、本に目を落とすようになる。

もしかしたら、1年?という話もある。
その間、ずっと受け身で、読書だけさせて、過ごすだけともいくまい。

なんとかならないかな、と社会や周りに期待して待っていても、
仕方ないのだな、と改めて思った。
世間は、色んな事にてんてこ舞いだ。

気力をちょっと失いつつあった、ナノカと私も話し合いをする。
お料理をしたいと言うナノカに、方針を提案。
「固まる」お料理を、色々してみない?

こんにゃく、ゼリー、卵焼き。
なんで、固まったんだろう?

正直に言うと、私も、よくわかっていない。
タンパク質が固まるのだったと思うけど、どういう原理だったっけ?

ナノカが、固まる事にどれだけ深く興味を持てるかわからないけど、
その不思議さが、少し心に残れば、それでいいや。

手始めに、カッテージチーズを作ってみた。
牛乳一パックに、レモン1個。それだけ。簡単。

他には、どんな物があるだろう?
豆腐
寒天
茶碗蒸し(卵)
ブラマンジェ?

ナン、カレー、ラッシーは、ナノカのご希望だった。
ナンは、計量から、こねて、焼くところまで、一人でやった。
計量器を使って計る所は、私はカレーを作っていたので、見ていない。
でも、ちゃんと、やれた。

一人でやれることが増えれば、子どもはポジティブで、エネルギッシュな存在だから、
きっと家の生活を、明るく照らしてくれることだろう。

2020年4月19日

Day 26 活字プレゼントと短歌デビュー Calligraphy & short poem

She was working on making calligraphy board of short poem by Mis.Matsumura, the poet.
Nanoka chose this poem of Mis.Matsumura. "Today, I wanted to go out taking sheep, with flute resounding in the sky"
I did colorful one. "I envy a child, who finished the rainy day by taking off the boots" Nanoka did better job since short poem should have enough space.
She kept books Mis.Matsumura gave her at special space of her shelf.
突然始まった休校が続くナノカの生活。

そこへ、ある日、素敵なプレゼントが届いた。
ガツガツと在庫の本を食べつくしていくナノカのために、歌人の松村由利子さんが、手持ちの本を送って下さったのだ。

うれし過ぎて、小躍りするナノカ。
自分の部屋の大切な本を入れる棚に、それらを並べた。見ると、名前を描いた札が下がっている。松村文庫だ。
そのスペースを空けるために、ゾロリシリーズが、リビングに移動していった。

長い長いコロナ休暇。
ナノカは、ほとんどの時間を読書している。図書館への立ち入りが制限される中、
相方がナノカの読む本を選び、 私が料理や木工など、興味のありそうな本を選ぶ。
ナノカは、相方セレクトの本を片っぱしから読破して、満足しているが、
相方の選び方には癖があり(誰しもあるだろう)、偏りも出始めていた。
ゆえに、松村文庫の選書は、新鮮でおもしろかったようで、毎日興奮して、感想を教えてくれた。

お礼に、松村さんの短歌を、色紙にすることを思いついた。
ナノカが、松村さんの短歌の中から選んだ歌は、詩的で、大人っぽく、
「へえ!」と思った。
ナノカの色紙は、とてもシンプルに、それでいて、軽やかに、書かれた。
草原と風の中、草笛が聞こえてきそうな、空気感が出ていると思った。
(ついでに、私も横で書いたけど、字が大きく、カラフルにしすぎた)

ナノカは、色紙を書き終わると、松村さんへの手紙を添えた。
「絶対、読まないでね」と言われたので、そのまま出した。
自作の短歌が書いてあったらしい。

ナノカは、私を省いて、やり取りをできるまでに成長した。
世界に新しくやってきた、活字愛好家。

この混乱の世の中は、どこへ行くのか、誰にも見えず、ともすると大人は暗くなりがちだが、こうして希望に満ちた物語の世界を冒険できる人には、それほど変わらないものなのかもしれない。

2020年4月16日

Day25 伝統的こども一人遊び Origami and Ayatori

延期されていた確定申告の期限迫る。1ヶ月半、休校で家にいる娘。
母は、作業が滞る。それでなくても、滞る作業なのに、、、

ということで、それぞれ、作業をしましょうと宣言。
ナノカはこういう時、ほとんどを読書で過ごすが、今日は「あやとり」と「おりがみ」をすると言う。
それはよいね、と思ったが、
「見てね!」
と技が完成するたびに声をかけてくる。
「はあ」と気のない返事で放っておくと、
さらに大声で「見て!」「すごいよ!」と強要してくる。

きっと今、日本中で、この光景が繰り広げられてるんだろう。

Ayatori
origami
それでも、手取り足取り、声をかけ、一緒にやらなくていいだけ、救いか。
日本のこどもの遊び、ありがとう。

さらに、ナノカを半日預けて、無事、確定申告書類が作成できた。

経費ばかりかかって、収入が残らない事が、あきらかになる、毎年。
なんとかしなきゃなあ、と落ち込むのも毎年だけど、コロナのこの時期、
一筋縄では、いかない。
こちらは、刺し子、初チャレンジ。こういうのは、ついてないと、難しい。needle work.

さて、確定申告も無事終わったので、前から考えていた、
 「おうちで、リトルアーティスト」プロジェクトをスタートさせたいと思う。

通販?オンライン?
自分自身も、家に子どもと親だけで、何日も過ごしていると煮詰まってくる。
家時間を、子供に豊かに過ごしてもらえたら、と思う。 

2020年4月8日

Day 24 いちごパイ strawberry Pie



Butter and flower mixed and made the pie sheet
wash and cut the strawberry

spread
put strawberry
hold
baked for 75 minutes putting sugar sometimes
この辺りは、わりとイチゴの産地だ。シーズン最後には、段ボール入りのイチゴも売られる。
ナノカは、ジャム作りが好きだが、わが家はあまり、ジャムを食さない。
ブルーベリーのジャムだけは人気だが、イチゴジャムはまだ去年のが残っている。

だから、イチゴの箱売りが出てきたら、今年はいちごパイをやろうと決めていた。
たまたま、出先で観たNHKのいちごパイが、イチゴと砂糖だけでできていて、楽しそうだったからだ。

美しいイチゴのつややかな赤。あまーく部屋中に広がるにおい。
ジャムは食べなくても、このにおいと色を楽しみたいもの。
she cut out the alphabet
なかなかアルファベットの形を覚えられないナノカのために、切り抜きをした。
これは、ひらがなの時にもやった。切り抜くことで、なぜか、覚える。不思議。


一つのやり方でうまくいかなかったら、あっちからでも、こっちからでも、いい。
そう思って、引き出しを開ける余裕を持っていたい。