(明後日より、五島に取材に行くので、準備をしている。)
先日、ナノカが、突然、なにかの説明をし始めた。
「さいしょに、ひかりとやみば、あったとよ。」
「それで、ひると、よるば、つくりさしたと。」
聖書の話らしい。
この後、アダムとイブの誕生まで、続いて行った。
教会に連れて行った時、子供用の聖書を見つけて、もくもくと読んでたようだ。
それにしても、この佐世保弁、、、
大笑いしたけど、すっかり、聖書が頭に入ってることに、驚きもした。
取材の協力を手配しながら、しみじみ、
うつくしいものは、しずかに、主張をせず、そこにある、と感じる。
そこへ、行くだけで、その人に会うだけで、背筋が伸びる。
ささやかな光を灯しながら、そっと、しずかに、消えていってしまう。
本物とは、そういうもの。
それは、あたかも、花のように、その生涯を、自然に任せて、輝かせている。
造花のように、いつまでも、盛りを見せつけたりはしない。
もし、わたしに、いくばくの力があるのなら、
その姿を、物語にし、絵にして、記録したい。
そして、読んだ人が、
「そうだ。ささやかでも、本物の人生を生きよう」
と、励まされると、いいのに、と思う。
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