Nanoka wanted to buy something for my birthday. |
すこし、回復したところで、買い物に行った。
目的は、「焚き火セット」というアウトドアグッズだったが、
すぐに買い物は終わり、洋服を見ていた。
以前より、ナノカは、私の誕生日に、「なにか、買ってあげる」と言っていた。
「作ったものが、いいよ」と答えるのだが、どうしても、買いたいようだ。
しかし、全財産は280円、、、
I was looking for the skirt at the boutique and Nanoka also walked around to see. |
Nanoka found everything too expensive for her to buy with her all possetion-280yen. |
She chose the gift shop but there's nothing for 280 yen. |
I found socks shop and they were all 200 yen. I told her I wanted socks and she gave me out to do birthday shopping. |
落ち込むナノカ。
あちこち歩き回り、靴下が200円で売っているのを、見つけることができた。
私は、売り場から、追い払われて、パパと買い物。
ピンクのかわいい靴下を選んで、夜に、包み直して、家にあるいろんなものと、
一緒に、プレゼントしてくれた。
ナノカが自分で稼いで、買ってくれました。 |
こっちは、パパへの誕生日プレゼント。保育園で刺繍を頑張りました。 |
50円ずつ、100円ずつ、手にするお金。
200円が、どれほど、貴重なお金か、知っているので、
もらうのも、申し訳なかった。
でも、「ママのために、お金を使う」が、
今の彼女の価値観だったわけで、ありがたく、いただいた。
ナノカファーストを始める時、
お金の価値や、売買の仕組み、社会の構造、を肌で感じる機会になれば、
と始めたが、5歳児がお金を扱うことが、いいことなのか、迷いもあった。
まわりの反応も、50・50。
いい勉強になるよね、という応援組 50。
こどもにお金って、どうなの?という疑問組 50。
でも、やって、よかったと実感している。
たまに、親が、子の欲しがってるものを、否定から入るのを見かける。
「こんなの、どこにでもあるじゃない。」
「すぐ、いらなくなるよ。」
などなど。
簡単に手に入ったら、お金遣いが粗くなると思って、
本当に必要なのか、試す親心なのだろう。
結局、数10分のすったもんだのあげく、買ってあげたり、、、
手に入るかどうかは、親の説得にかかってるので、
子は、「必要だ」とプレゼンしたり、自分の意志の強さを
感情的に表したり、、、
そもそも、まったく子供の意見が反映されない家庭もあって
親の顔をチラッと見るだけで、欲しい、の感情が消える子もいる。
でも、ものの価値って、そこなんだろうか?
わたしのお金の感覚が、ナノカより優れてるかどうか、
わからない。だから、いつも、采配してることには抵抗がある。
ナノカファーストは、ナノカが持ち金を、前日に、
使い果たしてたら、買えない。
児童就労って禁止されてるし、
お金を、こどもが、稼いでいいのか?という感覚がある。
一方で、世の中には、現実的に、お金の問題にさらされている子供が、
山のようにいる。
こどもは、働けない。
なのに、貧困から、守られていない子供たちがいる。
それは、女性も同じかもしれない。
その立場から、不法なビジネスに巻き込まれることもある。
高校生ぐらいになると、突然、経済的に自立を求められ始め、
ある日、唐突に、「進路を決めろ」「自分で生きていくんだよ」と言われる。
でも、そもそも、お金がどれぐらい、生きていくのにかかって、
それが、どれぐらい働けば、稼げるのかの感覚が、まったく、身になっていないことも。
いつも、実験材料になってしまうナノカだけど、
こどもが、お金を稼ぐと、なにを学んで、なにが問題なのか、
すごく、興味深い。
ナノカが、自分のお財布を開けて、216円で買ってくれた靴下は、
子供の経験をしょった、誕生日プレゼント。
大切に履きたい。
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