口之津の資料館で、かんころ切りの道具を発見 |
大雨の中、夜、雲仙の宿に着き、温泉を楽しんだ。
次の日。
雨で、山も登れないし、海も入れないし、川でも遊べない。
そんな中、島原半島で、何をしようか。
すると、ナノカが地図を指差し、「この縄文なんとかが見たい」と言う。
「原山ドルメン」というところだ。
https://himawari-kankou.jp/learn/000574.php
ドルメン、とは、巨石を乗せた墓石のことで、世界的に見られる遺跡のことを言う。
原山ドルメンは、へんてつのない農道の先に、ポツンとあった。
草原から、蛇が鎌首を持ち上げて、歓迎してくれるのみの、寂しい場所だったが、縄文遺跡としては、かなり重要なもの。
歴史でも習う「窟葬」や「甕棺」などが見つかっている。
次に向かったのは、口之津の資料館。
取材もしてしまおうという欲が出た私が、「セミナリヨの資料が見たい」と言いだしたからだ。
石炭の輸出港としての資料などを、ナノカも、熱心に見ていた。
最後に「がまだすドーム」に寄った。
ボルダリングなどができる遊び場は、人数制限しており入れず、火山体験館の方を回ることに。
資料ばっかり見ていた旅行だった。
親の興味に引っ張られて、勉強会や資料館を連れまわされて育ったナノカ。
やや、こじらせ始めていることに、親の責任を感じる。
でも、知識があった方が、遊びも豊かになるのだろう。
金曜日、友達と公園に行って、砂場で突然、「山城」を作り始めた。
土塁を積み、堀を2重にして、山を利用して北の守りを固めた。
薄く高い壁を、防御のために、必死で作る。堀の外には、落とし穴を何個も作る。
土塀に「嵐」の家紋を彫り込む。
歴史の知識が、砂遊びを複雑に、拡げてくれる。
「まなぶ」は、「あそぶ」の材料なのだな、と思った。
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