ナノカに、「明日、人形劇だよ」と言うと、大喜びした。実は、この反応は初めてで、、、 |
1歳過ぎて、すぐ入ったものの、長らくの間、大きい子向けの劇は、会場に入るの難しかった。 |
それが、だんだんと、遠目で見れるようになり、「こわい」と大騒ぎした劇も、半年後まで、真似し続けるように。 |
みんなで運営する親子劇場の醍醐味は、出演者さんとの生の交流や、制作現場の熱を感じることだったり、 |
一緒に活動する人と、作品にいろんな側面から、触れ合ったりすることで、 |
親や、周りが、子供のために、芸術、文化的な環境を作っていくことかな、と思う。 |
親子劇場には、ナノカが1歳の時に入会した。
私も、小さな頃、母親が親子劇場活動をしていたので、地元の小さな公民館で行われる、演劇、人形劇、朗読劇、などなど、さまざまなものを見てきた。
思い出すのは、宮沢賢治の「よだか」の朗読劇だ。
タンバリンを片手に、話す姿は、アングラ芝居の様相を呈していたが、青い(と感じた)暗闇の中、声だけで、 物語の世界観がはっきりと感じられた。
場所はいつもの、変哲もない公民館なのに、人間の力だけで、そこは、舞台になり、
よだかの叫びが、響き渡った。
本物の演技は、迫力がある。何十年たっても、忘れない。
でも、忘れちゃってもいいんだろうとも思う。
こうした世界があること。
心のある部分を震わせる。
そして、ゆたかな感性で、世界を生きていってほしい。
今夜は、ふたりで、楽しんできます。
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