2019年10月2日

カンコロの島紀行2−12「野崎島」 Goto Article, Nozaki

24th article about Goto islands. This issue is about Nozaki island-where many hidden Christianities lived before, but now it is uninhabited island.

I visited last winter to search for the future of many islands which reducing population radically.
カンコロの島紀行の2年目、最後の記事が出ました。

かつて、多くの潜伏キリシタンが暮らし、
今は、無人島となっている、野崎島を訪れた時のことを書きました。

2年以上、かんころ餅のルーツを追いかけて、
たくさん資料も読みましたが、
足を運ぶことでしか、得られない、臨場感、があります。

舟森集落の坂道を歩き、
急な斜面で暮らすことの厳しさを実感し、
また、石で囲んで作った、小さな敷地を見て、
そこを耕して、芋を育てた生活を、想像しました。

同じように、
旅行のツアーで、人に連れられて、ついて回るだけでは
理解できない、人の感情や歴史があります。
米の作れない土地で、なんとか食べ物を確保していた事や、
信仰のあり方、歴史などを知って、訪れたら、感慨もひとしおでしょう。

野崎島訪問は、
多くの過疎地の、考えられる未来、の姿でもあり、
その原因や、そうならない未来を探る旅でもあります。
もちろん、答えは、簡単に見つかるものではありませんが。

この野崎島を訪問した後、最後の移住者の方とお会いすることができました。
来週、その方と、もう一度お会いして、
ゆっくり、お話をしてこようと思っています。
次回の記事は、その方を特集しようと思っています。

次回、、、そう、この「カンコロの島紀行」
なんと、3年目も続くことになりました!!!

かんころ餅の現状は、厳しさを増していくばかりですが、
今思えば、2年前に、取材を始めておいて、よかったと思います。
だんだんと、文化、風景、が消えていく中、
それが、人の営みの中に、はっきりとある姿を、捉えることができたからです。

個人で、できる範囲の、取材の中、それでも、
あるがままの姿を、地道に残せたことを、財産だと感じています。

3年目、さらに、いろいろな人に出会い、
過去、現在、未来の姿を探り、
絵本にまとめる時の、背景として、取り込んでいけたらと思います。

どうぞ、これからも、いろいろな場所にお邪魔して、
いろいろなお話を伺ったり、体験させてもらったりと、
ご迷惑をおかけするかと思いますが、
ご協力、いただけたら、光栄です。
This is the 24th article, the last one of 2nd year,
but Mainichi Times offered me to keep writing next year,
so I would keep visiting Goto and writing about them
relating to this unique food, Kankoromochi,
which allow the Hidden Christians to survive after immigrant
to the very difficult land of islands.

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