それぞれ、ちがった本の絵を描いています。 |
それから、自分の選んだ本をイメージした絵のスケッチをしてから、仕上げました。
描きたいものが、決まりました。 |
「ちいさな きいろい かさ」より。「わたしも、かさをもって、いろんなどうぶつを、いれてあげるんだ」はっきりした生き生きしたラインと、鮮やかな色。楽しんで、描いている様子が、伝わってきます。 |
イッパイアッテナの強さを、大きさと表情で表す。オリジナルのキャラクターに書き換えてるところが、すばらしい。 |
「ルドルフとイッパイアッテナ」大胆な構成と、バックと猫の色遣いも、引き立っています。それぞれの表情も描き分けていて、とても、いいですね。 |
「あるかしら書店」感想画を描くには、非常に難しい本を選んだけど、「自分だけの、あったらいいな書店」を描くことで、表現しました。とっても、苦労して、本から、本がなる木の説明を、一枚にまとめました。色も、ラインワークも、すっきり、きれいですね。 |
「しばしとどめん、北斎羽衣」スケッチ。中2の作品。構成を何個も考えて、より効果的な場面を選んでいきます。資料も使って、仕上げる予定です。 |
番外編 ナノカ。かま猫をスケッチ。 |
「猫の事務所」ものすごく早く、ここまで描いた後、わがままモードに入り、戦線離脱。猫の表情が素晴らしいだけに、残念。 |
スケッチ→仕上げ、というシンプルな行程ですが、
そのことで、画用紙に本画を描くときに、大きな紙のスペースを
上手にコントロールできます。
なにを、このお話で描きたいのか、などを考えながら、
スケッチを進めましたが、
どの子も、本への愛情を感じる話をしてくれて、
そして、話すことで、頭を整理して、
本質を捉えた作品を、仕上げることができたと思います。
最近、気になるのは、教育現場や社会で、こうした子どもたちの作品を
大人の価値観、都合で評価してしまってるのではないか、ということです。
ダメだしを恐れて、筆が進まない子もいるようでした。
でも、いったい、どれだけの確信を持って、その大人は評価してるのでしょうか?
子どもたちには、そんな事を、気にしないで、
これからも、どんどん、描く喜び、課題へのワクワク感、
そして、時には、成長の苦しみも感じながら、
アートと長い付き合いをしていってほしいな、と思います。
まわりの評価(とくに、大人) なんて、無責任。
少しでも、子ども達の価値観と、自信を支えられる大人でありたいと思いました。
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