2018年4月9日

よもぎ餅 mugwort sweets

ゆでて、きざんで、すりつぶす boil, crash
上新粉と白玉粉を練り、蒸した「もち」と混ぜ合わせる put together with sticky rice
あんこを入れて、団子にまとめる put red bean paste into it
きな粉をまぶす covered with kinako powder
いただきます done
この季節になると、ナノカが「よもぎ餅が作りたい」と、言い出す。

これまた、結構、めんどうな作業なのだが、「草」が食べられる、
という体験は、子供心にも、アメイジングらしく、できなかった年は
一年中、文句を言われることになる。

以前、東京の知人に、「え、よもぎって、どんな草?食べられるの?」
と言われたことがある。
東京だろうが、田舎だろうが、よもぎって、日本じゅうにはえている。
ただ、都心の公園にはえてるよもぎを、摘んで、食べようという気分には、
確かに、なれない。だから、草餅を手作りする人は、ほとんどいないだろうと思う。

でも、半世紀前には、東京の人も、この季節になると、摘んで、食べていた。
「男はつらいよ」で、おばちゃんとサクラが、早春の荒川の土手で、
若菜を摘んでいるシーンがある。
そう。「とらや」のお団子は、手で摘んだ、よもぎを使ってたのだ。

よもぎには、強いデトックス効果があり、冬の間に溜まった
体の毒素を、外に排出してくれる。
昔の人は、身近な草を食べ、上手に、暮らしていたのだ。

大騒ぎして、二人で、よもぎ餅を作ったわけだが、
その、なんだか、「工作」っぽい、泥だんご作りっぽい、ところは、
先日、甥のハルトが食べていた、玩具菓子「作って食べるグミ」っぽいとも言える。
子どもは、こねたり、まるめたり、つぶしたり、が好きなんだろう。

我ながら、よいことを、させてやったと思う、春休み、最終日だった。

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