ゆでて、きざんで、すりつぶす boil, crash |
上新粉と白玉粉を練り、蒸した「もち」と混ぜ合わせる put together with sticky rice |
あんこを入れて、団子にまとめる put red bean paste into it |
きな粉をまぶす covered with kinako powder |
いただきます done |
これまた、結構、めんどうな作業なのだが、「草」が食べられる、
という体験は、子供心にも、アメイジングらしく、できなかった年は
一年中、文句を言われることになる。
以前、東京の知人に、「え、よもぎって、どんな草?食べられるの?」
と言われたことがある。
東京だろうが、田舎だろうが、よもぎって、日本じゅうにはえている。
ただ、都心の公園にはえてるよもぎを、摘んで、食べようという気分には、
確かに、なれない。だから、草餅を手作りする人は、ほとんどいないだろうと思う。
でも、半世紀前には、東京の人も、この季節になると、摘んで、食べていた。
「男はつらいよ」で、おばちゃんとサクラが、早春の荒川の土手で、
若菜を摘んでいるシーンがある。
そう。「とらや」のお団子は、手で摘んだ、よもぎを使ってたのだ。
よもぎには、強いデトックス効果があり、冬の間に溜まった
体の毒素を、外に排出してくれる。
昔の人は、身近な草を食べ、上手に、暮らしていたのだ。
大騒ぎして、二人で、よもぎ餅を作ったわけだが、
その、なんだか、「工作」っぽい、泥だんご作りっぽい、ところは、
先日、甥のハルトが食べていた、玩具菓子「作って食べるグミ」っぽいとも言える。
子どもは、こねたり、まるめたり、つぶしたり、が好きなんだろう。
我ながら、よいことを、させてやったと思う、春休み、最終日だった。
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