2017年11月24日

伝えかた How to let people know

バッジを待ってる人がいるよ!と伝えると、さらに制作。右は、カンコロ女子。Nanoka's new budges
先日、バッジをたくさん売って、2480円のお金を所持するナノカ。
お金が手元にあると、とにかく、使いたくなるが、
なかなか、買い物する機会がない。
すると、「自分で、作った、バッジが買いたい」と言いだした。
もはや、家庭内でもいいから、お金を使いたいのか。
聞くと、お友達への、クリスマスプレゼントにしたいという。
そこで、材料費と、ママの作業代を支払って、バッジを買うことになった。
さらに、カードも作る。She made Christmas card for her friend
さらに、「お金を払うから、ママに、クリスマスカードを作って欲しい」と注文してくる。
いやいや、一からママが作るのは、ちょっと変だよ。
ナノカの手作りがいいよ、と言っても、「ママのがいい」と言う。
そこで、前に作った、カードキットの残りを材料費代のみで、譲ることに。
すると、「ママが、教えてくれるのに、お金が払いたい」と言う。
サービスしておくと言っても、払いたいというので、10円もらった。
とても、微笑ましい、クリスマスカードができあがった。
餅つきでは、ありません。カンコロ餅つきです。We did pounding of Kankoro mochi.
23日、勤労感謝の日。
だからというわけではないが、相方は、朝一から、夕方過ぎまで、自主出勤。
園のママさんに便乗させてもらい、重尾の収穫祭に行きました。

上五島の現状について、すこし、話をしました。

普段、接点のない「離島」の暮らし。
たとえ、「カンコロ餅」という接点を通しても、
なかなか、ピンと来ることがないのかもしれません。
ましてや、九州の文化を知らない、都会の人には、伝えるのが難しい。

たとえば、災害にあって、
今日、毛布がなくて、寒そうです、
という状況には、人は、ハッキリと反応してくれます。
自分に置き換え、そして、その痛みを感じて、すぐに行動をしてくれます。

でも、長い期間にわたり、徐々に
消えていくものや、問題が悪化していく、ということに対して、
「一緒に考えていきましょう」
という訴えは、遠く響き、届きにくいのかな、と思いました。

伝え方にも、工夫が必要なんでしょう。
どうしたら、誠実で、その上で、人の気持ちを引きつける話ができるんだろうか、
と考えてしまいました。

26日に、連載第2回が、新聞に載ります。
29・30は、取材で、ナノカと島に渡ります。

行くたびに、「なにか」大切なものを、訴えてくる、島の生き方。
でも、簡単に、言葉で、表せません。
多くが、今の暮らしでは、忘れられているものだからです。
忘れられてるものの数が、多すぎて、一つ一つに説明が必要です。

子どもの英語早期教育と、貯蓄型年金制度について悩んでいる人に、
斜面に先祖が作った石垣を守りたいと、イノシシと戦うお年寄りの気持ちを
訴えても、すぐに、理解できるはずもない。
そして、私が、紙面で使える行数は、限られてるのです。


途方に暮れながら、娘の手を引きながら、歩き回る私。
でも、そういう中で、道が、見つかっていくものかもしれません。

すごいと思うのは、娘のバッジのクオリティーが、毎回、上がっていること。
常に、あたらしい側面を、見せてきて(今回は、花のシリーズ)
それを見ているだけで、こっちも、気持ちが上がります。

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