2年間、通常の授業を受けていない。突然、4年生になることを心配したけど、なんとか、今の授業には、ついていっている。担任の先生にも、「意欲的だから、すぐに追いつく」と言ってもらった。
もらってくるプリントもテストも、だいたい90点〜100点で、ケアレスミス程度の間違いしかない。
一方、家でよく、宿題について「意味がわからない」と聞いてくる。先日は、なぜ、円を2個重ねると、ひし形ができるのか、説明する設問に引っかかっていた。わたしが、説明を始めると、すぐに答えを教えてくれ、と言うので、ケンカになった。
円の概念を知らない.
「答えは、理解してたら、書けるよ。ここは、5時間かかっても、理解しなきゃいけないところだよ」
そう言って、コンパスやひもを使って、時間をかけて、話をした。すると、「あ!」と言って、理解した瞬間がやってきた。そこからは、瞬く間に、その単元を理解できるようになった。
授業参観の帰り、学校から、4月にやった学力調査の結果を渡された。
0点と100点が並ぶ、極端な結果だった。テストを受けた時から、「全然、できなかった」と言っていたので、覚悟はしてたけど、実際に結果を見ると、なかなかの破壊力があった。
本人もショックだろうな、と思った。でも、「ふーん、やっぱ、漢字を書く方は、ダメか」と、冷静に分析していた。毎日が、「わからない」「知らない」との戦いなのだから、これもこの人にとっては、今の日常なのだろう。
算数は、円、三角形が、全滅だった。これじゃ、ひし形の設問に答えられなかったはずだ。
この状況で、毎日のプリントもテストも、ほぼ満点を取ってくるのは、並大抵の努力じゃないのだと初めて、理解した。あんた、よく、がんばってるよ、、、
もっと、リラックスして、たのしく勉強してほしい。一個一個のテストの結果なんて、理解しているかどうかのチェックだから、気にしなくていいと話している。
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