2021年2月28日

舞台はつづく Show must go on

 


1年間、やってきた演劇。

最後の最後で、体調を崩して、降板。

その発表会を観に行った。

 

リハーサルの様子を客席から見ていたナノカが、

「演劇、わたしも、やりたいな。」

と、つぶやく。そうか、そんな気分になれたんだ。

 

本番。みんなの輝く姿を見て、素直に笑って、「おもしろかったね!」と言ったナノカ。

そして、振り返りの輪の中に、呼ばれて加わった。

 

一人一人、参加しての感想を話す中、ナノカの番が来た。

正直、2週間以上、まともに人に会ってないし、人前に立つなんてありえない。

話せるんだろうか?首を振って、発表自体を固辞するんじゃないだろうか。

 

そんな中、

「本番は出られなかったけど、見させてもらいました。おもしろかったです。

4月から、また、よろしくお願いします。」

と、はっきりした口調で、発表した。

 

参加できなくて、悔しかっただろうけど、冷静に、観ることができたこと。

その現実を受け入れて、前に進もうとしていること。

大人がほとんどの輪の中で、自分の言葉で、意思を伝えることができたこと。

 

本当に、立派だと思った。

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