2021年2月23日

おはなし I will tell you something

 

金曜日、学校を辞めた。

今日、体調が落ち着いてきたのを見て、海辺に連れていき、その話をした。

声を震わせて、「もう、1度も行けないの?荷物を取りに行くだけでも?」と聞くナノカに、

「ママとパパは、それが、安全だとは思えない」と答えた。

相方が他のことで泣いたことを見たことがなかったが、娘の涙に、涙していた。


小さな頃から、ひとりの人間として尊重して、理解できるよう、なんでも、話してきた。

選択肢がある時は、大人の事情や家の経済状況なども含め話して、ナノカに選択を任せてきた。彼女は、いつも、選んだ以上、全力でそれを全うしてきた。

学校のことも、何度も、止めようとしたけど、「行きたい」を選択するナノカを、止めることができず、最後は、心がノーと言い、体が動かなくなった。

最後の決断は、私たちがした。

 

話を聞いたナノカは、悲しそうに泣いていたが、抗議することはなかった。

彼女も、だれかに決めてもらいたかったのだと思った。 


なにも、間違ってないし、本当に、立派だったと思う。よく、がんばった。がんばり過ぎるぐらい、がんばったんだ。

すこし、休んで、前に進もう。

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