2019年12月25日

リトルアーティストそのぎ「カラフル年賀状」

マティスの切り絵に影響を受けて。選んだ色が、3原色で、とても、あざやかで、楽しい作品です。版画で、抽象的なものにチャレンジした人は、初めてです。
ダルマの凧とコマ。2色を、重ねて刷ることで、版画ならではの、良さが、ぐっとでています。
こちらは、下絵の雪だるまを、横向きに仕上げてました。力が抜けていて、癒されます。
日の出を、まだ、残ってる月と一緒に表したところが、とてもアート!下半分に、文字を入れると、さらにカッコよくなるよう、デザインされています。
2色刷りながら、ものすごく、明るく見える、配色です。ネズミに、顔が入ると、ぐっと、生きてきそうです。小ささが、愛らしく見える、作品です。
4版。木の赤と鳥の胸部分の赤を同じにして、構成しました。版画にするために、最初の下絵を、シンプルに、大きめに描き直すなど、しっかりと、最初の気持ちを、最後まで、集中を途切らせることなく、完成させました。美しい版画です。
おしゃれなカフェの看板みたいな、シンプルで大人っぽいデザイン。切り取り方が面白いです。茶色と藍色という、地味なのに、キラッと光る配色も、いいですね。
クジラと雪だるまと人。なんて、かわいらしい組み合わせでしょう。色づかいがやさしくて、物語の一画面みたいです。
ウサギとネズミが2匹ずつ。ナノカがアシスタントに入って、5歳さん、ほぼ、大人の手伝いなしで、仕上げました。すごいね!なんとも、ほのぼのした、新年の挨拶です。ウサギの表情が、たまりません。
1年生ですが、一貫して、自立して、作業を進めていました。木をまん中に、鳥が2匹のデザイン、かわいいです。色づかいも、ステキです。最後にペンで入れた、顔と足も、書き込みすぎず、ちょうどいいです。
コマとダルマ。3版です。コマの模様が、とても、個性的で、かっこいいです。この作品は、版画の「重ねて」刷るよさを、うまく、使っていると思います。余白も、とても、いいですね。
そのぎでも、同じ技法を使って、クリスマスカードには、もう遅いので、年賀状を作りました。
何を描こうか、最初、迷った子も多かったのですが、
デザインをした後は、版を色分けして、版作りをし、
しっかりと、印刷していくことができました。

このプログラムは、
工程をいくつか、手順よく、踏んでいかなきゃいけない、
職人的なところがあります。

参加した子のお母さんが、
「なんだか、ものすごく、脳の使っていない部分を使った気がする」
と表現していましたが、
絵を完成させるために、頭の中で、色を分けて、重ねていく作業を
シュミレーションしていくことは、なかなか、
日常生活では、ないですよね。

だいたいの、ものづくりは、実際に手を動かす前に、
想像で、完成予想図までの工程を、組み立てることから、
始まります。

とかく、「アート」と言うと、「芸術は爆発だ!」的な、
わきあがる想いを、キャンバスにぶつける、というイメージがありがちですが、
工程や構想の部分も、とても、大切だと思います。

情熱的な創作をする人もいれば、
職人的な、ストイックな政策をする人もいるし、
計算された作品を作る人もいれば、
感性で、表現する人もいる。

子どもも、然りです。

いろんな創作を体験することで、
自分の持つ、アーティスティックな部分や
アプローチの仕方を、見つけて、
アートを好きになってくれたらな、と思います。

0 件のコメント: