2019年12月28日

ナノカファースト2019 Nanoka1st 2019


お正月、おばあちゃん、おばちゃん辺りをターゲットに、バッジ作り



クリスマス。
サンタさんには、CDラジカセをもらった、ナノカ。
家族のプレゼント交換では、パパからは、本(キャッツ関連)
私からは、ボードゲームと、蓄光ビー玉をもらいました。
対戦型ボードゲーム。ガイスター。
畜光中。
しばらく、使ってなかった、ビー玉転がしが、復活。
 と、同時に、サンタさんに頼まなかった、
カウンターと、ルービックキューブを、手に入れることもできました。
ルービックキューブ(1515円)
バッジが全部、売れたからです。
ルービックキューブは、学校で流行っているようで、
前から、欲しそうにしていました。
買ってあげたい気持ちにも、なりましたが、
なんでも、よさそうだから、買ってあげてしまうのも、違う気もしました。
ナノカも、買ってくれとは、一度も、言いませんでした。

モノのあふれる時代、物を大切にすることを教えるのは、
とても、難しくなっていると、感じます。
100円均で、サッと買い与えた物を失くしても、
「また、買うから」と、大人も、流してしまいます。

苦労せず、手に入ったものは、簡単に、流してしまう癖がつきます。
それが、自分のものなら、「残念だったね」で、済むのかもしれませんが、
お友達のものだったら、失うものは、モノではなく、
信頼であり、友達そのもののこともあります。

なぜなら、モノには、時に、思い出や、思い入れや、
いろんな、背景がある事があるのです。

苦労して、物を手に入れれば、
相手の子が、持っているものにも、そうした経緯を想像することができる。

そんな風に、思ったりします。

ナノカのルービックキューブは、
ちょいと、特別な、ルービックキューブなのです。


今回、売れたもの。ネコは、石垣島に、女の子は、ママ友の所へ





お家に帰って、仕上げ She completed after coming home

1日経ってから、仕上げ作業するナノカ
パステルカラーで描かれた、なんとも、ほのぼのした、掛け軸。
絵を描かせると、取り組み方に、個性が出る。

構想に、ものすごく時間がかかるけど、最後まで、やりとげる、
じっくり、努力型。

センスがよくて、勢いよく、突き進む、
大胆なタイプ。

失敗を恐れて、最初の一歩に時間がかかるが、
いざ、制作が波に乗ると、個性が引き立つタイプ。

同じように、屈託ない「こども」に見えても、
意外な内面を見せてくれるので、教えることは、楽しい。

そんな中、ナノカは、
スタートダッシュで、絵を描く、
「先行逃げ切り」タイプだ。

誰よりも早く、デザインを決めて、
どんどん、描いていく。
途中、鼻歌あり、独り言あり、プレゼンテーションあり。
迷いなし、恐れなし、だ。

一方、幕切れも、早い。
「え?」というような、ところで、
「できた!」と言って、終わりにする。

「もう少し、描き込んだら、どうなのかな」
という声は、耳に入らない。

この、粘着のない、さっぱりした制作姿勢に、
いつまでも、ねっとりと、時間をかけて、絵を描くタイプだった
私は、少々、戸惑う。

迷いなく、決断して、ラインを引けること。
インスピレーションで、自分の絵をデザインできること。
それも、 1つの制作姿勢だ。
私は、ナノカの制作に、口を挟まないようにしている。

「え、これで、終わり?」
の作品は、とりあえず、彼女の意思を尊重して、
その日は、そこで、終わりにする。
そして、後日、二人で、ゆっくり見直して、
必要なら、加筆してもらう。

時間が経って、冷静に見てみると、
ナノカも、モチベーションが復活して、描き足すこともあるし、
私が、
「確かに、ここが、絶妙な、引き際なのかもしれない」
と見直すこともある。

親御さんに、「集中力がもたない」と相談をされることがある。

大人の頭の中には、
「時間をかけた」「細かく、描き込まれた」「大作」がいい、
という思い込みがあるのだろう。

でも、アートは、足し算より、引き算の方が、難しい。
線を絞って、描き込まないで、完成させる。
よっぽど、慣れた手段で、空間を埋めてしまった方が、まとまりがよい。
シンプルな仕上がりにも、光るものが、ある。

それぞれの制作の形。視点。美的感覚。
それぞれの持つ光を、受け留めたいな、と思う。

2019年12月27日

クリニックアーティスト Clinic Artist


 26日、諫早で、10月に開業された、「谷口ファミリークリニック」さんにて、
子どものための、造形教室をさせて頂きました。

 谷口院長は、
「西洋医学だけではない形で、体や心の健康を支えていきたい」
と考えているお医者さんで、その中でも、
「アートには、人を癒す力があるから」
との考えで、造形教室の相談を受けました。

 私が、子どもや大人に、造形ワークショップをしていて感じるのは、
絵を描いたり、物を作ったり、という作業は、
普段の生活では使わない、体や頭の部分を使い、
また、言葉にできない、さまざまな気持ちを、表現してくれて、
人は、ある意味、はだかになり、解放されるのだな、と言うことです。

そこを、違う分野の方にも、理解してもらえた事が、
大変、うれしく、思います。

 診療終了後、待合室を会場にセッティングして、
そこで、子どもたちと、ワイワイと制作しました。
クリニックでの、造形教室は、初の試みでしたが、
創作の「ワクワク」や、「おどろき」「よろこび」が、
病院、という場所にも、似合うのだなあ、と新たな発見でした。

谷口院長とは、これからも、続けていきたいですね、と話しているので、
また、機会があったら、お近くの方、ぜひ、ご参加下さい。

(作ったのは、掛軸です。 みんな、お正月に、飾ってくれるかな)
 デザイン性の高い、余白をしっかり使った、掛け軸。太陽が、富士山の手前にあるところがポイント。山からお日様がのぞく時って、こうなる瞬間がありますよね。
1富士2鷹3なすびと、温泉とネズミ。繊細なラインワークを生かす、淡い色合いながら、鷹をキンキーな黄色にした所が、かっこいい。
はじめて、絵の具を使った3歳さん。夢中になって、色を塗ってました。今しか描けない、素朴なネズミさん。とても、愛らしいです。
ラグビー大好きな男の子。ラグビーボールとネズミと富士山。清潔に描かれた、太い線を活かして、ていねいに着色しました。もっと、このラインで、いろんな絵を見せて欲しいな。
ネズミを追いかける猫。白を効果的に使っています。猫もネズミも、スケッチの時点で、何度も描き直して、構想を練ってから、原画に入りました。細かい表情まで、最後まで、ていねいに描き込んでいます。東欧の絵みたいな雰囲気です。
真ん中に堂々とある富士山と、ネズミたちのはいちがおもしろい構図。そして、とても、カラフルで美しい配色です。飾るのが、楽しみですね!
隣にいた、いとこのお姉ちゃんの絵を、参考にして、がんばりました。5歳で、ここまで、マネできるのも、すごい!そして、筆使い、上手です。色がしっかり、塗り込めています。
この絵は、スケッチが、噴火口に人が飛び込む、オドロオドロしいものでしたが、仕上げは、すこし、マイルドになりました。ガンバの冒険を思わせるデカイねずみと、噴火している富士山、そこへ向かう、小さな人。まだまだ、ちょっと怖いですが、「人の小ささを、忘るるな」という掛け軸だと思えば、よいかな。個性的で、おもしろいです。絵の具を、べったりと使って、塗り込んでいます。

2019年12月25日

リトルアーティストそのぎ「カラフル年賀状」

マティスの切り絵に影響を受けて。選んだ色が、3原色で、とても、あざやかで、楽しい作品です。版画で、抽象的なものにチャレンジした人は、初めてです。
ダルマの凧とコマ。2色を、重ねて刷ることで、版画ならではの、良さが、ぐっとでています。
こちらは、下絵の雪だるまを、横向きに仕上げてました。力が抜けていて、癒されます。
日の出を、まだ、残ってる月と一緒に表したところが、とてもアート!下半分に、文字を入れると、さらにカッコよくなるよう、デザインされています。
2色刷りながら、ものすごく、明るく見える、配色です。ネズミに、顔が入ると、ぐっと、生きてきそうです。小ささが、愛らしく見える、作品です。
4版。木の赤と鳥の胸部分の赤を同じにして、構成しました。版画にするために、最初の下絵を、シンプルに、大きめに描き直すなど、しっかりと、最初の気持ちを、最後まで、集中を途切らせることなく、完成させました。美しい版画です。
おしゃれなカフェの看板みたいな、シンプルで大人っぽいデザイン。切り取り方が面白いです。茶色と藍色という、地味なのに、キラッと光る配色も、いいですね。
クジラと雪だるまと人。なんて、かわいらしい組み合わせでしょう。色づかいがやさしくて、物語の一画面みたいです。
ウサギとネズミが2匹ずつ。ナノカがアシスタントに入って、5歳さん、ほぼ、大人の手伝いなしで、仕上げました。すごいね!なんとも、ほのぼのした、新年の挨拶です。ウサギの表情が、たまりません。
1年生ですが、一貫して、自立して、作業を進めていました。木をまん中に、鳥が2匹のデザイン、かわいいです。色づかいも、ステキです。最後にペンで入れた、顔と足も、書き込みすぎず、ちょうどいいです。
コマとダルマ。3版です。コマの模様が、とても、個性的で、かっこいいです。この作品は、版画の「重ねて」刷るよさを、うまく、使っていると思います。余白も、とても、いいですね。
そのぎでも、同じ技法を使って、クリスマスカードには、もう遅いので、年賀状を作りました。
何を描こうか、最初、迷った子も多かったのですが、
デザインをした後は、版を色分けして、版作りをし、
しっかりと、印刷していくことができました。

このプログラムは、
工程をいくつか、手順よく、踏んでいかなきゃいけない、
職人的なところがあります。

参加した子のお母さんが、
「なんだか、ものすごく、脳の使っていない部分を使った気がする」
と表現していましたが、
絵を完成させるために、頭の中で、色を分けて、重ねていく作業を
シュミレーションしていくことは、なかなか、
日常生活では、ないですよね。

だいたいの、ものづくりは、実際に手を動かす前に、
想像で、完成予想図までの工程を、組み立てることから、
始まります。

とかく、「アート」と言うと、「芸術は爆発だ!」的な、
わきあがる想いを、キャンバスにぶつける、というイメージがありがちですが、
工程や構想の部分も、とても、大切だと思います。

情熱的な創作をする人もいれば、
職人的な、ストイックな政策をする人もいるし、
計算された作品を作る人もいれば、
感性で、表現する人もいる。

子どもも、然りです。

いろんな創作を体験することで、
自分の持つ、アーティスティックな部分や
アプローチの仕方を、見つけて、
アートを好きになってくれたらな、と思います。

2019年12月17日

クリスマスオーナメント2019 Oenament

 I had been making Christmas ornaments from my daughter's drawings.
毎年、恒例の、ナノカの絵から作る、クリスマスオーナメント。
This year, I made this.
今年は、これにしました。

I made it from this picture.
元の絵は、これ。
Didn't I do good job?
完コピ。満足。

ナノカも、作っています。

雪だるま。その後も、毎日、いろいろ、作ってます。
She made snowman.

そして、今年のザイフェン村のオーナメントは、これ。
And we added the ornament for this year. It was Choir.
聖歌隊。ナノカが、ミュージカルにハマったので、歌ってる人にしました。

2019年12月13日

よみきかせ セカンドシーズン Readig for daughter

Husband started to read aloud the book I was enjoying reading now. "Don't. I did not finished it"
Nanoka stopped him reading.
and said, "Wait till I come back from the bathroom." I said that I was still reading!
先日、外で待ち時間、本を携帯してなかった、ナノカが、
退屈だと騒ぐので、しかたなく、
私が読み終わった「蜜蜂と遠雷」を、手渡した。

すぐに、根をあげると思ったが、数十分ほど、読み続け、
迎えが来たので、中断した。
「おもしろい!」

数日後、返却しようと思って、探したが、見当たらない。
すると、ナノカが学校に、持って行ってた事が発覚。
さすがに、読破するには、厳しいんじゃないかなあ、と思うが、
どうしても、続きが読みたいというので、
私が返却後、ナノカが借りた。

わが家には、それぞれが、それぞれの好みで借りてきた、
大量の本が、置いてあって、
それぞれが、それぞれ読み終えて、返却する。

例えば、相方は、
「シカ問題を考える」
「狩猟入門」
「猟師が教えるシカ・イノシシ利用大全」
「魚が食べられなくなる日」
など

ナノカは、
オズと魔法使いシリーズ 8冊
水瓶座のアレーアシリーズ 4冊
サバイバルシリーズ 4冊
など

私は、
「杉浦非水のデザイン」
「マティスの切り絵と挿絵の世界」
「イヌイットの壁掛け」
「草木染め大全」
「教育とは何?」
「羊と鋼の森 」
など

普段は、他の人が借りたものには、互いに興味がないのだが、
たまに、交錯する。
だが、まだ、読んでいる途中に、人が読みだすほど、
面倒なことはない。

今までの敵は、もっぱら、相方だったが、
だんだん、育ってきた、ナノカにも、気をつけなくてはいけなくなった。
そもそも、アダルトな内容が、入ってたら、まずいではないか。

外の世界も、あなどれない。
聞けば、学校で、年上の女の子から借りた本は、
「オレ嫁」だと言う。
「俺の嫁になれ」の略だ。
タイトルを聞くだけで、青ざめる小学2年生の母。

そろそろ、おしべ、めしべ、的な話を、しないといけないのだろうか。
情報社会が、低年齢に押し寄せてくる前に。
(いや、しかし、実際に、やってきた情報は、
極めてアナログな形で、親の手で、持ち込まれている気もする)

ママ友と、相談してみよう。

2019年12月12日

つぎあて Patch

I did patchwork for her worn out trousers
more
すぐに、ズボンの膝がやぶれる。

着心地のいいズボンほど、やわらかく、こすれに弱いし、
何度も繰り返し履くので、どんどん、やぶれる。

穴が開いても、着心地重視のナノカは、そのまま、履くので、
冬の北風が、お膝に、ピューピューだ。

ということで、つぎあてをしてみた。

「イヤだ」と言うかと思ったけど、
「ありがとう」と、うれしそうに、受け取った。
つぎあてが、恥ずかしい、という感情はないようだ。

今は、つぎあて、が家庭の困窮の象徴、ではないのだろう。
学校で、からかわれることもなさそうだ。
まあ、うちは、それなりに、困窮してますが。

この作業をしながら、
「縄文時代は、糸もないし、針もないし、
こうした作業も、いろいろ、大変だったろうね」
と、つぶやいたら、相方が、
「比べるとこ、そこと?」
と、あきれていた。

擦り切れた服を、かがって、当て布して、
着続けること自体が、消えかかった、文化になりつつある。
かがる「糸」というものが、開発されてて、よかったー、と言うのは、
ちょっと、ずれた感想か。

昔の民具や、服を見る時、
ついで、かがって、何度も直して、
人間の手仕事が 重なってできた、美しさに、感動する事がある。

縄文時代はさておき、糸や、布が、生まれてから、
何千年もの間、世界中で、
どれだけの母が、子の服を、かがったのだろう。

冬の夜の針仕事は、あたたかな気持ちになる。

2019年12月11日

和の家のクリスマス Christmas tree in Japanese house

大きなツリーも、ちょうどいい、田舎の一軒家
ナノカは、さっそく、靴下のオーナメントを作った。
毎年、少しずつ、増える、オーナメント
ツリーの、飾り付けをしました。

去年、新調した、ちょいと大きめのクリスマスツリー。
天井の高い、だだっぴろい、この家では、ちょうどいい大きさに感じます。

さて、飾るは、毎年一個ずつ、買い足している、
ドイツのザイフェン村のオーナメント。

さらに、ナノカの絵を元に、フェルトを使った、
手作りのオーナメント。

それらを、飾り終わると、
ナノカは、裁縫箱を出してきて、
新しい、オーナメントを作り始めました。

型紙を作り、フェルトに写し、
切って、縫い合わせて、綿を入れる。

あっという間に、できあがって、ツリーに飾ってありました。

小さなオーナメントが、こまごまと、飾ってある様子は、
「めっちゃ、オシャレな、クリスマスツリー」とは、行きません。

でも、ひとつひとつに、思い出とストーリーがあり、
そして、現在進行形で、家族が、そのストーリーに
参加している。

我が家のツリーは、本物の木ではないので、育たないですが、
ツリーの飾りは、毎年、育っている。

オシャレではなく、「いとしい」ツリー、です。

2019年12月8日

リトルアーティスト「カラフルカード」Little Artist "Colorful Card"

沖縄の紅型、芹沢銈介、マティス、安藤広重、杉浦非水などの作品をみるところから、始めました。
それが、終わったら、下絵を描いて、版を色ごとに、作っていきます。

下絵。何色にしたら、いいかな?
最年少、3歳さん。1版にして、
スタンプでアレンジしていきます。
こちらは、5版。とても、大人っぽく、効果的な版画らしい、カードになりました。
3版。とても、シャープな、いいツリーの形です。この後、星のスタンプ2種を作って、余白に押していきました。
ベルのカードと、ツリーのカード。ベルのカードは、この後、白の雪だるまと雪が加わりました。
ツリーのカードは、最終的には、こんな感じ。猫が青いのが、いい味になっています。

こちらは、黙々と、デザインして、刷っていった、小5の女の子。全体に散らした、3色が、華やかで、軽やか。オシャレな包み紙みたいな、かわいらしさです。
こちらは、版作りが、とても、難しい、大きな絵柄でしたが、そこに合わせて、3回ぐらい、下絵を描き直し、カッターで、黙々と切り抜いていきました。一人で、この作業をできるのは、すごい!
ナノカの作品。人が多く、ほとんど、見てあげることができなかったけど、色の濃いベースの紙に合わせて、白を混ぜた配色にし、一人で、すべての作業を、やり切りました。自立したね。
赤い雪。そして、雪の結晶が、個性的。配色がおもしろいです。がんばって、自分で切り抜いて、自分で刷りました。
ちょっと、今日は気乗りしなかったようで、顔がつかないまま、終わってしまったけど、家に帰って、顔が入ってるといいなあ。