ナノカがお世話になっている「よんぶらこ」で依頼を受けて、「赤ちゃんの泣きとその対処法」に関する紙芝居を制作した。
私自身、ナノカが生まれたての頃、やっぱり、「えー」と言うぐらい泣いた時期があった。夜中に、相方は出張でおらず、横浜のアパートで、呆然と1-2時間泣き続けるナノカを抱っこしていたこともあった。寝不足と孤独でも、追い詰められなかった理由は、甥っ子が泣き続ける姿を一度見ていたので、「赤ちゃんは泣くんだ」と知っていたこと、そして、「赤ちゃんは、理由があって泣くときもあるけど、理由もなく、泣くときがある。泣くこと自体がストレス発散になってることがある」と、どっかで聞いていて、「これが、そうかなあ」と、少し、冷静になれたせいかもしれない。
アパートは、隣にも赤ちゃんがいたので、お互い、ギャーギャー泣かせあっていても、遠慮しないで済んだが、外では、そうはいかない。公共の場所で泣かれると、困ってしまった。なるべく、迷惑になるような場所は避けていたが、予防注射や買い物で、バスや電車に乗らざるを得ないことは、どうしても出てくる。
転勤が決まり、家探しのため、ナノカと私の2人で、週末に東京ー長崎(神戸経由)の飛行機に乗った時は、悪夢だった。泣き続けるナノカに、大きな声で「あー」と不満の声が上がり、「すみません」と離着時以外は、ずっと立って、あやし続けた。しかし、泣き止まない。ため息や、文句が聞こえる中、「なんで、泣くの!」と、こっちが泣きそうになり、必死になっていった。こうした精神状態が続くと、お母さんは、泣き止ませるのが自分の責任のように感じて、赤ちゃんの口に手を当ててしまったり、ゆさぶったりしてしまうような、悲劇につながっていくこともあるのでは、と感じる。
たまに、「公共交通機関で、赤ちゃんが泣いて、迷惑だった。乗せないでほしい」のような議論を見ることがあり、「まさか、これが大半の意見じゃないよね?」と、びっくりすることがある。たぶん、そんな意見は一部で、大方の人は「仕方ないなあ。だって、赤ちゃんだもの」と思ってるのだと思う。赤ちゃんは人口の一部だし、赤ちゃんは泣きやまないし、みんな赤ちゃんだったし、それぞれ事情があって公共交通機関に乗らないといけない時もあるのだから、ぶち当たったら、「運が悪かった」「しかたない」のだ。でも、そうは思えないほんの一部の大人がいて、お母さんは、その一部の「なんとかしろ」「うるさい」という声に、押しつぶされそうに、追い詰められていくことがある。
飛行機が着陸した後、近くの席の年配の女性が、「大変でしたね~。赤ちゃん、わかんないですもんね~。」と、にこにこ声をかけてくれた。飛行機の中全部に、嫌がられて、敵視されてしまったと感じていた私は、涙が出てきた。
よんぶらこで、「これを、紙芝居にしたい」とお話を聞いたとき、「赤ちゃんがとんでもなく、よく泣く、という知識を産む前の妊婦さんにちょっと知っててもらうだけで違うと思うし、あと、周りの子育て中じゃない人が「大丈夫ですよ」「大変ですね」て、声をかけてあげると、違うと思うから、地域の集まりとか、関係のない場所でも、読んでいきたい」と聞いて、「そういう形で、力になれるのなら、、、」と賛同した。
泣き続ける赤ちゃんに、へとへとのお母さん。ピークはきっと今で、いつか収まります。3歳児と一緒の今になると、ほんのり懐かしい、思い出です。
I got the offer to illustrate the notification board about the purple crying from Yonburako, the young childrend and their moms supporting group(NPO). Baby has the peak of crying for some reasons or no reasons and moms got tired after too much works. It would give them the knowledge about "baby cry a lot and it will be over in a months" and some ways to deal with-not to shake them to stop crying, it damage the baby brain etc. They are thinking to read this to moternity women and also some ordinary people if they can just say some kind words to moms and babies when they see in the town. I am pleased to be supportive to the project.
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