登るのも一苦労の斜面にて、麦刈り Harvest at the steep slope. |
ナノカもすこし、がんばりました。Nanoka did, too. |
ほとんどの時間は、このウコッケイの雛「ピーちゃん」に生き餌をやるのに夢中でした She was devoted on feeding living insects to the chick. |
あと、若干の危険がたまらない、この遊具にも夢中。She loved this a bit scary equipment. |
ちーちゃんとママリン特製のオヤツ。椿の花ケーキ、あずきパイ、びわゼリー。All hand made sweets from the field, Cameria flower cake, floral shape pie, biwa jello. |
取材をどう続けていくか、さまざまな試行錯誤があり、迷いがあり、の中、
とりあえず、今年度のカンコロの取材をスタート。
島の暮らしは、「生きる」ことに近く、
そのことは、訪れる度に、
今の時代の、子どもに、そして、子どもを育てる人たちに、
知ってもらいたいことだと、感じます。
島で過ごして、興奮気味だった、帰ったばかりの私に、
夫が、「じゃあ、なんで、だれも、かんころ餅や島の記事を欲しがらないの?」
と問いかけてきました。
「伝えたいものは?魅力は、なんなの?」と。
それを、「なにだ」とうまく言い当てることができず、
結局、だれも、説得できないように感じて、落ち込みました。
数日、考え続けました。
私は、かんころ餅を、何が何でも、残そうとして、
記事を書いてるわけじゃないのです。
時代の流れで、失われていくものに対して、
立ち止まって、考えていきたいだけなのです。
そのままの島の人を描いて、感じてもらうだけじゃ、ダメなのか?
島の日々で感動する、子どもの姿を見たら、
この「生きる」実感を、わが子に、感じさせてやりたい、と思うのでは?
今の生活に閉塞感を感じてる人が、違う人生観に触れることで、
楽になることもあるのではないか?
かんころ餅は、島の日々の象徴みたいなものです。
ないものを評価することなんて、だれにも、できない。
私にとって「思いを形にする」のは、絵や文の役目ですから、
結局、進んでいき、形にするしか、ないのでしょう。
「えん」の小野さんは、
「行動する」ことで、思いを形にしてる。
そして、目に見える形には、こうして、人が集まる。
ナノカは、まるで、そこにずっといたかのように、
すっと仲間に入り、斜面をかけまわっていました。
「えん」の思いが、子どもの姿を通して、伝わってきました。
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