2019年6月4日

麦刈り Harvest

登るのも一苦労の斜面にて、麦刈り Harvest at the steep slope.
ナノカもすこし、がんばりました。Nanoka did, too.
ほとんどの時間は、このウコッケイの雛「ピーちゃん」に生き餌をやるのに夢中でした She was devoted on feeding living insects to the chick.
あと、若干の危険がたまらない、この遊具にも夢中。She loved this a bit scary equipment.
ちーちゃんとママリン特製のオヤツ。椿の花ケーキ、あずきパイ、びわゼリー。All hand made sweets from the field, Cameria flower cake, floral shape pie, biwa jello.
上五島に行ってきました。
取材をどう続けていくか、さまざまな試行錯誤があり、迷いがあり、の中、
とりあえず、今年度のカンコロの取材をスタート。

島の暮らしは、「生きる」ことに近く、
そのことは、訪れる度に、
今の時代の、子どもに、そして、子どもを育てる人たちに、
知ってもらいたいことだと、感じます。

島で過ごして、興奮気味だった、帰ったばかりの私に、
夫が、「じゃあ、なんで、だれも、かんころ餅や島の記事を欲しがらないの?」
と問いかけてきました。
「伝えたいものは?魅力は、なんなの?」と。

それを、「なにだ」とうまく言い当てることができず、
結局、だれも、説得できないように感じて、落ち込みました。

数日、考え続けました。

私は、かんころ餅を、何が何でも、残そうとして、
記事を書いてるわけじゃないのです。
時代の流れで、失われていくものに対して、
立ち止まって、考えていきたいだけなのです。

そのままの島の人を描いて、感じてもらうだけじゃ、ダメなのか?
島の日々で感動する、子どもの姿を見たら、
この「生きる」実感を、わが子に、感じさせてやりたい、と思うのでは?
今の生活に閉塞感を感じてる人が、違う人生観に触れることで、
楽になることもあるのではないか?

かんころ餅は、島の日々の象徴みたいなものです。

ないものを評価することなんて、だれにも、できない。
私にとって「思いを形にする」のは、絵や文の役目ですから、
結局、進んでいき、形にするしか、ないのでしょう。

「えん」の小野さんは、
「行動する」ことで、思いを形にしてる。
そして、目に見える形には、こうして、人が集まる。

ナノカは、まるで、そこにずっといたかのように、
すっと仲間に入り、斜面をかけまわっていました。
「えん」の思いが、子どもの姿を通して、伝わってきました。

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