2019年6月30日

3D 2Dマイク 3D 2D microphone

She made the radio program named "Nano would hear you!" using her handmade 2D 3D microphone.
母になった時、山のような「〜ねばならない」「〜するとよい」が
自分の方めがけて、集まってきた。
それは、それまで、自由を謳歌してきた、私には、
とてもじゃないけど、応えきれないものだった。

他のママさんは、よくやっている。
その姿を見て、落ち込んだ。
でも、そうなりたいのか、と言われれば、そうでもない気もする。

考えてみれば、「個性」を大切にしよう、と、あらゆる所で言われてるのに、
なぜ、子育てする側の「母」の「個性」は軽視されるのだろう?
家族の形も、それぞれ「個性」があってもいいはずなのに。

私は、この40数年かけて、作り上げられてきたわけだけど、
子どもが生まれたら、それは、変わらなければいけないのだろうか?
自分は、自分のままで、母でありたい。
できないことをがんばって、苦しみながら、子どもと過ごすのではなく、
できることをいっぱい提供して、楽しく、子どもと向き合いたい。

私は、「クリエイティブな母」になろうと決めた。

夕食がいい加減になっても、
部屋の掃除が適当でも、ナノカが「粘土をしたい」と言ったら、
平日の夜に、30分だけでも、粘土をする母だ。

行事が近づくと、毎日、30分、少しずつ、作業をして、
1週間ほどかけて、作り物をした。
2歳なら、2歳なりに、8歳の今は、8歳の作り物をする。
大切なのは、彼女が、クリエイティブな気分を味わってること。

たとえば、バレンタインカード。
ハサミが使えない時代は、指でやぶらせ、ノリで貼らせる。
そして、次の年には、ハサミをつかい、鉛筆を使い、、、と作業を増やす。
今は、目の前で、私が、やり方を見せるだけで、「やりたい!」と
自分のアイデアをスケッチし、完成することができる。

彼女のその時の興味や、実力に合わせて、やれることを考えて、
用意してやる。
それが、できるのは、「クリエイティブな母」だから。
優しくて、賢くて、家事の上手な、テキパキママではないけれど、
喜ばせたことで、よしとしてきた。

ずーっと、優先順位は、
このクリエイティブな 日々!だった。

先日、娘が、ずっと机にかじりついてたので、何をしているかと思ったら、
マイクを作っていた。
平面の紙から作るのに苦心して、結果、
この平面(2D) と立体(3D)の中間みたいなマイクを編み出した。

娘のこういうところが、好きだ。
幸せそうで、ピチピチしている。

大切なのは、
きれいなマイクを作ってあげることではないし、
ましてや、本物のマイクを買ってあげることでもなく、
この自分の力で、作り上げた、この世界観を、
一緒に喜んであげることなのだと思う。

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