Goto Island diary at the Mainichi Times |
Ebukuro Church stood on the sharp slope. Fusa, an old woman walked to the Misa. The church is always decorated with flower arrangement. |
12月24日だったので、クリスマスのことを書けばよかったなあ、とも思った。
島で聞いた、クリスマスのお話は、とても、心の暖まるものだったので。
そして、12月24日クリスマスイブ当日。
江袋教会のミサに、参列してみたかったが、
島に渡ることも、夜中までいて、宿に泊まることも、
家族のことも考えると、諦めざるを得なかった。
でも、小さなカトリック教会で行われる、クリスマスミサを体感したくて、
知人を頼り、家族で、浅子教会のミサに参加させてもらうことになった。
ミサが始まると、電灯が消え、星の明かりとともに、
幼子イエス様が、待降節の間かざられていた、厩の飼い葉桶に
安置される。
そして、キャンドルに、灯りが灯された。
「絶望が広がる世の中に、一筋の灯りが灯り、
それが、ゆっくりと、拡がり、
そして、今日、わたしたちの心にも、希望の光が灯りました」
ナノカは、なんでも、「知っていたい」ようで、
ミサの間じゅう、「どういう意味?」「なんて、言ったと?」と
聞きまくっていたが、灯りのあたたかい、美しさだけは、
理解できただろう。
誘っていただき、信者会館で行われた、ミサ後の出し物、ぜんざい、
そして、ビンゴゲームにも、参加させてもらった。
大家族のような、コミュニティの中で、どの子も、そのまま受け入れられる。
小さな子が、ハンドベルを間違えたら、笑いが起き、
難しい年頃の男の子も、大声で歌を歌う。
ビンゴでは、大きなケーキが当たる。これは、恒例行事のようだ。
江袋でも、今ごろ、同じように、静かな祈りの後、
なごやかな笑いに、包まれているのだろうか。
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